先日、中国浙江省杭州市に住む男性が、
空腹のため自宅で倒れていたところを警察に救助されたという事があったんですね。
警官は男性に食べ物を与え、健康診断を受けさせたんですが、
別にその男性は、食事を与えられずに誰かに監禁されていたわけでもなく、
食べ物が買えないほど貧乏だったわけでもないんですね。
では倒れた理由は何かというと、
『読んでいた小説が面白すぎて、食事をする時間も惜しかったから』という、
冗談みたいな信じられない理由なんですね。
まさに【本の冗談】というやつですよ。
その男性は『始めの三日は空腹を感じなかったが、その後、
腹が減ったと思った時には、もう立てなくなっていた』と語っていたそうですが、
自分の命と引き換えにしても読み続けたいと思わせる、
その小説のタイトルが是非知りたいですよね。
「あの本は、何でそんなに夢中になって読み続けてしまうんでしょうかね?」
「それは、本の各ページに【いけない薬】が塗られているからです」
まさかそんな事はないでしょうが、今後、その小説が本屋さんの店頭に並ぶ時には、
本の表紙に『餓死寸前になるほど面白い!』などという、
煽り文句のキャッチコピーが付けられるんでしょうね。
「今話題になってる本があるだろう?
表紙に『餓死寸前になるほど面白い!』って書かれてあったから買って読んでみたけど、
期待したほど面白くなかったよ」
「あ〜それは、【表紙抜け】だったね」
案外そんな感じかもしれませんが、ただこの本、小説ではなく
【ダイエット本】として売り出した方が売れるんじゃないですかね。
世の中には痩せたくて仕方がない人が、沢山いらっしゃいますからね。
「痩せたい、痩せたいって思ってるんだけど、ちっとも痩せないのよね〜」
「いつもそんな事言ってるよね。それはさ、あんたの努力が足りないからでしょう」
「違うわよ、ちゃんと努力してるよ。痩せない原因は判ってるのよ」
「原因が判ってる?何?」
「農家の方やコンビニ、食品メーカーや外食チェーンなんかの、
【ご飯を美味しくする努力】が私の【痩せる努力】を上回ってるのが原因なのよ」
言い得て妙ですよね。
こういう方は好き嫌いなく何でも食べるんでしょうが、
逆に好き嫌いが多くて困る方もいますよね。
極度な偏食の男性と結婚すると、毎日のご飯を作る奥さんは苦労されますよね。
「あなたって本当に、食べ物の好き嫌いが多くて困るのよね〜」
「何を言ってるんだ。食べ物の好き嫌いというのは、人類の自己防衛システムの一つなんだぞ」
「人類の自己防衛システム?どういう事?」
「いいか?一定の割合で特定の物を食べない人間がいれば、
万が一それが有毒物質を含む物であったとしても、
それが食べられない人間は生き残れる事になる。
だから、食べ物の好き嫌いというのは、全員が揃って有毒物質を食べないようにする、
人類の自己防衛システムだから、好き嫌いを否定する人というのは、生物失格という事だね」
まあ、それも一理あるんじゃないですかね。
プチ告知です↓
●6/6(土) 午後4時〜
『ピックハウス寄席』
ピックハウス(豊橋市松葉町2丁目)0532-39-7275
木戸銭¥1500(ワンドリンク付)
出演 微笑亭さん太
人数制限を設けての落語会という事になりますので、
必ず電話等にて予約、若しくは入場可能かどうか、ご確認いただきたいと思います。
それからお客さんは、出来ればマスク着用でお願い致します。
ピックハウス(0532-39-7275)18時〜24時 日曜定休
●6/7(日) 午後1時半〜
『微笑亭さん太独演会』
プラット(豊橋駅前)アートスペース
木戸銭¥3500(木戸銭+入会金)
出演 微笑亭さん太
豊橋駅前のプラットにて、今年も独演会をさせていただきます。
一旦、中止と決定しておりましたが、急転直下、行うことになりました。
本来は会員制の会なのですが、席亭の方から特別に、単発入場もOKをいただいています。
木戸銭に入会金が加わるため、ちょっと高額になってしまいますが、
プラットでの独演会はなかなか無い機会ですので、
お財布が許せば、是非ともお越しいただきたいと思います。
お問い合わせは、サロンぬくもり(0532-52-7399)まで。
微笑亭さん太
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