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2020年05月30日00:04

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日本の祭りごと

段々と夏が近づいてきますが、
夏というと祭りのシーズンという事になりますが、
全国を見渡してみると、歴史のあるものから急にこしらえたものまで、
実に色んなお祭りがありますよね。
中には『奇祭』と呼ばれる類の、一風変わったお祭りもあります。


奇祭の中で比較的有名なものと言えば、栃木県樅山の『泣き相撲』ですね。
赤ちゃん同士を土俵の上で無理矢理にらめっこさせて、大声で泣き出すのを、
周りの大人たちがそれを見て笑おうという、とんでもない祭りなんですね。


これは先に泣いた方が勝ちという事なんですが、中には赤ちゃん同士で示し合わせて、
『最初は涙ぐんで、あとは流れでお願いします』なんてメールをやり取りしてたら嫌ですよね。


青森県の新郷村というところには『キリスト祭り』なるものがありましてね。
『何で青森でキリストのお祭りを?』と思われるんですが、
キリストがゴルゴダの丘で死んだというのは間違いで、
密かに逃げ延びて日本に渡り、この新郷村で死んだというのが『事実』らしいですね。


ですから村に存在する『キリストのお墓』の周りで、人々が盆踊りを踊るという
『ツッコんでくれ』と言わんばかりのシュールなお祭りでして、
キリストがこのお祭りを見た瞬間『ジーザス!』と叫びそうですね。


長崎の福江島というところには『ヘトマト』という祭りがあるんですが、
これがまた『キング・オブ・奇祭』ともいうべき奇妙なお祭りでしてね。


祭りの会場に行くと、四メートルくらいはあろうかという巨大な草履が、
何の説明もなく置かれているんですね。
すると晴れ着姿の女性たちが現れて、おもむろに樽の上で羽根つきを始めるんですね。


次に顔に墨を塗ったフンドシ姿の男たちが現れて、
ワラで作った変なボールでラグビーを始めるんですね。
それが終わると、今度は綱引きを始め、それが終わると巨大草履を担ぎ上げて、
嫌がる女性をその上に乗せ、ボンボン放り投げて遊ぶという、
何のコンセプトも感じさせない意味不明なお祭りなんですね。


祭りの起源もヘったくれもない感じで、
思わず演出家の責任問題に発展しそうなお祭りなんですが、
こうなった原因というのは、元々別々にやっていたお祭りを
一日でやるようになったからだそうでして、そんな『やっつけ仕事』みたいなものでも、
祭りとして成立してるんですね。
しかし、コラボしすぎにもほどがあります。


公衆の面前で普通にやってたら完全にアウトと言われる事も、
『祭り』という名がついた途端にOKになるようでして。


奈良の明日香村の『おんだ祭り』では、天狗とおかめのベッドシーンを見せたあげく、
股間を拭いたティッシュペーパーを見物客に投げつけるという、
どう見ても、企画物のAVにしか見えないお祭りもあるんですね。
これもお祭りだからOKなんですね。


そして日本には、人の生殖器を模った物をご神体とするお祭りが実に多いですね。
愛知県小牧市の『豊年祭』や、静岡県の東伊豆町の『どんつく祭』では男性の生殖器を、
愛知県犬山市の『姫の宮祭り』では女性の生殖器を模った物が
ご神体として使われているわけでして、これは思いっきり露骨な形であっても
ニュース映像などに乗ったりするわけですね。


ですから、バラエティー番組なんかで、下半身が映ってしまうという放送事故が起こっても
『これは祭りのご神体です』と言い張れば、
テレビ的にはOKになるんじゃないでしょうかね。


微笑亭さん太
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