なかなか仕事が見つからないなんて方も多いですが、
小さい頃は宇宙飛行士になるのが夢だったなんて方が、ハローワークに通ってましてね。
「どんな仕事がよろしいんですか?」
「ええ・・・本当は僕は、宇宙で働きたいんですよ」
「はい、まずは『地上』で働いて下さいね」
って言われたという話がありましてね。
夢の前に立ちはだかる、『現実』という名のブラックホールが、
一番恐ろしかったりするわけですね。
就職活動の必需品と言えば『履歴書』という事になるわけですが、
求職中の人には耳より情報なんですが、会社の人事担当者というのは、
軽く薄い用紙を使った履歴書よりも、重く厚い紙の履歴書の方を、
より真剣に検討する可能性があるという事が、最近の研究で明らかになったようですね。
どうやら、我々の考え方や気分というは、
無意識のうちに『触感』に左右されている部分が大きいようでして、
人間は物理的な重さを体験すると、それまでよりも
真剣に物事を認識するようになる傾向があるようです。
ですから就職活動されてる方は、履歴書も薄っぺらい紙一枚ではなく、
分厚〜い紙、できれば厚さ五センチくらいの鉄板に書いていけばいいわけですね。
「・・・鉄板に履歴を書いたのは初めてだよ。
ここまで運んでくるのも一苦労だったな。カバンにも入らないし。
だけど、これだけ厚くて思い鉄板に書けば、きっと採用間違いないな〜」
なんてな事を思いながら、ふと隣の人の履歴書を見ると、
厚さ五センチの金の延べ板に書いてあったりしてね・・・これは絶対に勝てません。
しかしこれは、他の事にも応用できそうですよね。
給料をすぐにお酒やギャンブルに使ってしまう人は、銀行振込みじゃなくて、
全て千円札で手渡ししてもらうと、その厚さと重みに
『無駄使いしちゃいけないな〜』と思うでしょうし、
タバコのフィルターも、一本一キロくらいの重さにすれば、
ポイ捨ても減るんじゃないでしょうかね。
こういった心理というのは、恐らく、
本来は『危険に対する緊張の表れ』なのではないかと言われてますね。
人間誰しも、重たい物、固い物を持つ時というのは緊張します。
石や木材等を扱う際の緊張感が、本能として染み付いているんでしょうね。
「そうか、重くて固い物というのは、
取り扱いを誤ると大変な事になるからな・・・俺も慎重に扱わないとな・・・」
翌日から、やたらと奥さんに優しくなったりしてね。
優しくされれば、奥さんだって嬉しいですよ。
その理由というのが、体重が重くて、頭と体が固いからだとしてもですよ。
微笑亭さん太
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