女性に理想の男性のタイプを聞くと、かなりの割合の方が『優しい人』と答えます。
この言葉を真に受けて、女の子には優しくしてればモテるのかと思ってしまう男性がいますが、
【正しい優しさ】と【正しくない優しさ】があるようですね。
そもそも女性が男性に求めている優しさというのは、
『誰よりも私を特別扱いしてほしいけど、その一方で、周りの人にも冷たくしないでね。
そして自分の意見や軸がしっかりあって主張してほしいけど、
最終的には私の意見を尊重してほしい』という、
実に面倒くさい・・いや、デリケートな感覚を求めているわけですね。
男性が思う優しさと、女性が思う優しさは根本的に違うようですね。
例えば仕事終わりに彼女とデート予定だったけど、
彼女側の仕事の都合で、かなり遅くなりそうなので、
申し訳ないからキャンセルしたいと言われたとします。
この時、男性の答えが、
「うん、判った。楽しみにしていたけど仕方ないね。頑張ってね」
これは【正しくない優しさ】なんですね。
【正しい優しさ】というとは、
「それは大変!大丈夫?とりあえず僕は時間をつぶしておくから、
もし仕事終わって疲れてなかったら連絡して。
遅くなるし危ないから、家まで送るよ」
「え〜でも本当に何時になるか判らないよ。いいの?」
「いいよ、いいよ。僕は今日、どうせ予定ないし大丈夫。
君に逢えるのを楽しみにしてたから、全然問題ないから気にしないで」
これが正解なんだそうですね。
優しいだけの男性というのは、女性の意思を尊重しすぎてしまうからいけないんですね。
彼女が逢えなくなったと言うのを、ただ『判った』と受け入れるのではなく、
『自分も逢いたいので勝手に待ってます』程度のグイグイいく感じも必要なんですね。
もちろんこれは、恋人関係の場合ですよ。
初対面同然の女性に言った場合は、一時間後、
警察官に事情を聞かれるような事になっちゃいますからね。
あと、次のデートはどこにするか場所を決めている時に、
「次のデート、どこにする」
「うん、君の行きたいところでいいよ」
これは【正しくない優しさ】ですね。
【正しい優しさ】の解答例は、
「この間テレビのグルメ番組で見たけど、人気のお店があるんだよ。
それ見ながら、君と行きたいな〜って思ってたんだけど、次のデートでどうかな?」
これなら先生からハナマルが貰えるようですね。
優しいだけの男性というのは、
彼女の行きたいところに行かせてあげたいという優しさを見せてるんですが、
これは女性からすると【超絶つまらない男】に映るそうですね。
なぜかというと『あなたは私と行きたいところはないの?』と
疑問に感じてしまうからなんですね。
それに比べ、正しい優しさを持った男性は、
彼女といない時でも、常に彼女の事を考えて情報収集して、
良い場所があれば提案するという、このちょっとした営業活動に、
女性は胸キュンするんだそうですね。
一見自己中のように見えても、積極的にリードしてくれる方が嬉しいわけですね。
だからといって、女性縛って目隠しをして車に押し込んで、
自分のオススメポイントに連れていったら、これもやはり
警察官に事情を聞かれる事になってしまいますので、気をつけていただきたいですね。
要するに【優しいだけの男性】というのは、
ただ単に【物わかりのいい男性】に過ぎないんですね。
女性はここぞという時に、男性にグイッとリードしてもらいたい願望があるんですね。
物わかりのいい男性というのは、基本イエスしか言わないイエスマンです。
いつもいつも『君の好きなようにしていいよ』と言われると
『えっ、全て私任せ?』と、彼女が全ての責任を負わなければいけなくなります。
彼女が『あのお店に行きたい』と言ったので行ってみたら休みだったりすると
『・・えっ、ここに行きたいと言った私が悪いの?』みたいな空気になっちゃいますからね。
自分の意見を聞いてくれるのは嬉しいですが、
たとえ彼女と意見が対立したとしても、きちんと自分の主張ができて、
自己中ではなく彼女の事も考えた上での発言なら、非常に頼り甲斐を感じるんですね。
結局のところ【正しい優しさ】というのは、
自己中と優しさの中間点にあるという事みたいですね。
微笑亭さん太
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