メイク力２０点の女がメイクを習いに行った話をしよう。

　メイクを習いに行った。一対一の個人レッスン45分間タダという、天下の資〇堂ショップが期間限定（すでに期間は終了）で宣伝してたやつだ。私は社会人だが化粧は寝ぼけながら10分以内で済ませてしまうオンナだ。化粧力20点くらいだと思っているが世間の目からしたら10点くらいかもしれない。
　
　というわけでブラック企業勤めの私だが、先日の出張の振休があって近場の資〇堂ショップに初めて行ってきた。
　田舎者の私でさえ驚くほどの田舎だったのだが（半径数キロにコンビニが全く見当たらない）、教えてくれた先生の腕は確かだった。
　女優のきむら〇しのみたいになった（「すごいよねそういうこと普通の顔して言うの、神経がごくぶとだよね」って昔友人のあやさんが私に言ってたの今突然思い出した）

　まず、褒められた点から忘れないように書いておきたい。…そうなの褒められたこともあったのよこんな私でも。

１．持って行ったメイク用品（フェイスパウダー、アイシャドウ2色、口紅2色）のカラーチョイス。ちゃんと自分に合った色を使っていると太鼓判を押される。

２．スノービューティーフェイスパウダーを持ってること。
　これ高いけどオススメだ。私は今年２個セットのやつをリピートした。
３．眉（地毛）の長さ。
４．目の位置と目のバランス。

褒められて悪い気はしないが、今整理してみると化粧力には一つも言及されていないことに気付く。

　次、ダメだった点。

１．朝化粧水も乳液も何もかも使っていなかったこと。
２．下地の前に日焼け止め塗ってないこと
３．ファンデーションを使っていなかったこと。
４．眉毛全然書かないこと。
５．眉山（地毛）の位置 （もうちょっと内より、って言われる）
６．化粧７分で終わらせること
７．ビューラー下手
８．マスカラを持っていないこと
９．クリームタイプのチーク
１０．高級リップを塗られたあとの返した感想が「スカスカする」だったこと（メントール入ってた）。

明らかにダメだしの方が多い。朝化粧水使ってない、って言った時点で驚愕のあまり口のきけなくなった先生にさらに「夜も塗ったか塗ってないかわかんないようなかんじ（寝ぼけてて）」って言い出せない私。
「全くお手入れしてないのにこの水分量（事前に測った。68％くらいだった）をキープできてたのはただ運がいいだけだから塗りなさい」と諭される。

　また「いつも使っている化粧品を見せて」って言われて並べた化粧品の中にファンデーションがないことに気付いた先生が
「ファンデーションは何を？」って聞くものだから
「これだけしか使ってません」
　って言ったら大分間があって
「…ん？」
　聞き返されたものだから
「ファンデーションは使ってません」
　もう一回言ってみた。

「…ん？！」
　本気で二度聞き返される。そんで、少量でいいから使って、肌を守るためだと思って、って懇願される。

ちなみに、私のベースメイク（ビジネス用）は
化粧下地→チーク→粉

先生のメイクは、
化粧水→乳液→日焼け止め→化粧下地→クッションファンデ→粉→チーク 、そしてハイライト（白）とかコンシーラーとか合わせてどうぞ的な。

　…化粧力20点とか言ってごめん。やっぱり10点くらいだった。

その他にも
・眉はまっすぐ書く気持ちで。髪の色とか関係なく何色でも意外とイケるよ。
・チークはヨコに。頬骨の高いとこに乗せて、その後一気に横に。耳まで。
・シミは濃いめのパウダーチークで隠してからコンシーラー。
・アイシャドウは全体→目の上半分→二重の中。
・マスカラは上から2回下から２回。
・口元は口紅の色選び次第で華やかになるよ。

　というわけで、前述のようにワタクシのお顔がきむらよし〇みたいになった…（私の話は１０％くらい聞いてはいはい、って言っておくといいやつです）
　チークとマスカラベースを買って帰りました。
　またおいでと言われたので、また行こうと思う。面白かった。お手入れ頑張りたい。