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2020年02月15日15:01

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センセイと呼ばれた男

 昨日、某市から企画のご相談をいただくことになり、担当の市議会議員さんとその参謀らしきお二方とお会いした。議員さんからぼくは「センセイ」と呼ばれた。
「私は笹川です。センセイとよ呼ばれるような立派な男ではございません」と堪らず牽制球を投げてみたが、その後も議員は「センセイ」とぼくのことを呼び続けるのであった。
 以前にも「センセイ」と呼ばれた経験がない事もない自分だけれど、あんまり気分のいいものではない。
 ぼくは学校の先生ではないし医師でもない。ましてや政治家でもなければ作家でもない。
 人様の模範となるところがまったく見当たらないばかりか、どことなくヤクザな風体の自分が「センセイ」とは、我ながらバカバカしくて片腹痛くなるのだった。それでも、この議員はぼくのことを「センセイ」と呼べば喜ぶ手合いの男だ、と踏んだのだろ。そんな気のするぼくだった。

 ・・・1時間以上にもわたる議員との打ち合わせ中、どうしたことか「せんせい。せんせい。それはせんせい〜♫」の森昌子さんの懐かしい歌声がが、ぼくの脳裏をヘビロテ状態で鳴り続けていた。
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