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日記一覧

ボブ・マーリイ・メモリアル・フリー・コンサート 9時過ぎに夢のコンサートが終わり、スタッフの後片付けが始まる。素人集団のため、なかなか能率的に仕事がはかどらない。すべての作業が終わったのは、深夜の午前2時を過ぎた頃だった。そしてその終りの頃

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ボブ・マーリイ・メモリアル・フリー・コンサート 2曲目の後半、ボブ・マーリイ・の雄叫びに似た「ヨオーオ、ヨオーオ」と、ルーツロッカーズが唄いだす頃、会場のエネルギーは最高潮となった。イガグリ頭、白ズボンに雪駄履きの肥った中年ヤクザが、興奮し

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ボブ・マーリイ・メモリアル・フリー・コンサート☆次々にバンドが変わり、夕闇が近づく。ボブ・マーリイ・デイにふさわしく、飛び入りの出演希望者が続出。しかしそのどれもが素晴らしい!観客の方も、フリ・コンサートに相応しく、油ぎった太めのヤクザの親

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ボブ・マーリイ・メモリアル・フリー・コンサート 次のToki DokiーClubは釜ヶ崎の青年団の音楽部という雰囲気のバンド。ハチ巻き、ダボシャツ、柄パンのアンチャンやくりくり坊主でセーラー服のゴツイ顔のオジサン兄チャンやらがえらい元気良くてな、前の広

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ボブ・マーリイ・メモリアル・フリー・コンサート そんな光景を横目に見ながら、準備作業はちっとも進まなかった。のんびりスタッフに混じって、イライラしても仕方がないので、心地よい太陽の光を浴びて日光浴を楽しむ。昼間、シャンティ・シャンティの一団

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ボブ・マーリイ・メモリアル・フリー・コンサート 演奏が始まる。的確なビートとうねるベースライン。去年に比べるとテンポが少しゆったりした感じで、シャープなホーン・セクションと渋いカジャの声が絡み合い、レゲエの魅力をたっぷり味合わせてくれた。そ

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☆ 東京から9時間30分。神戸への旅はゆったりとした京都までの鈍行乗り継ぎで始まった。日本の風土を舐めるように、ゆったりと全ての駅と町々に挨拶しながら、忙しい日々から解放され、久しぶりの旨い駅弁にありつくことを楽しみに乗り継いだ汽車(と言い

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 いつの間にか、会場はすっかり闇に包まれていた。海浜公園の休憩所の仮設前ステージ前には7・800人もの観客がひしめき、歓声と熱気と、長い時間待ちわびていた今日のメインゲスト、ルーツロッカーズとカジャ&ジャミングの演奏がいよいよ始まるという興

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気がつくと、太陽が沈みかけていた。カリブ海に面したテラスに座っている自分にやっと気がつく。「ジャー・ラスタファライ」と心のなかで呟いた。真っ赤な太陽が海の彼方へ悠然と沈んでいくのは、華麗な光景だった。石垣に腰掛けたラスタは沈む太陽を眺めなが

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同行のラスタマンが太巻きのスプリッフを器用につくっていた。濃い茶色のガンジャの塊から一部を取り分けた。べっとりして、白い粉もふいて、見るからに効きそうだ。揉みほぐして茎を丁寧にしごくと、白いペーパーに黄金色の葉がパラパラと落ちた。サングラス

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しばらく走って、車はリゾート・ホテルの駐車場に入った。蔦の這う白壁と青いスペイン瓦の洒落た本館と点在する木造のバンガロー。ジャマイカの典型的リゾート・ホテルだ。淡いブルーの制服を着た痩せて背が高いボーイの姿も見えた。「ここも彼が所有している

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ドレッドが運転する車はネグリルの町を通り抜け、人家も疎らな海沿いの道を走った。少しづつ標高が高くなる。眼下に海を望む、高台の雑木林の間を走っていると、赤ん坊をあやしながらウェインがアンディに言った。「この土地は幾らくらいする?アンディ」と。

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翌日の夜、約束のレストランまで何キロも海辺を歩いた。真っ暗闇にかすかに白く浮かぶ波しぶきを頼りに歩いていると、ミステリー・ゾーンに迷い込んだような気分だった。どうにか約束のツリー・ハウス・レストランにたどり着く。八時を少し過ぎた頃、アンディ

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ミニバスは海岸通りをひた走った。真っ白に輝くカリブ海がヤシ林の向こうに悠然と横たわっている。しばらくするとミニバスのスピーカーからフランキー・ポールの派手な声が聞こえだした。途端にドライバーの気合が入り、車がぐんとスピードアップした。(なん

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ネグリルの白昼夢珍しく雨の降った朝、一人のラスタマンが僕の泊まるキングストンの安宿(Mrs、Johnson`s GuestHouse)に姿を現した。朝食を摂ろうと居間に行くと、ショート・ドレッドの男が褐色の肌に雨の雫を光らせて、ソファーにぐったり座っていた。よ

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