ダライ・ラマ法王の祈りmixi日記
2010年01月10日18:06
(チベットNOW@ルンターより)2010年01月09日
法王のブッダガヤでの法話をウエブで聞いていた。
二日目の終わりはジェ・ツォンカパの慈悲の章だった。
講義が終わった時、法王は唐突に「オイ!ツェメーユンテン(真理の祈り)を唱えよう」と提案された。そして
「今も世界中で毎日沢山の人が戦争に巻き込まれ死んでいく。アフガニスタンで、イランで、パキスタンで自爆テロの犠牲になるものがいる。人間が作った苦しみに満ちている。可哀そうに犠牲になるのは主に貧しい人たちばかりだ。
このような人たちに対し、祈りに長けたチベット人が心を清めて祈ることはいいことだろう。
特に、2008年以降チベットでは、可哀そうに、チベット人は長年の圧政に耐え切れず、街に出て平和的抗議を行ったが、それがゆえに多くの人々が殺され、傷つけられた。家族は別たれ、多くの人々が獄につながれた。
チベット全体が傷を負った状態のまま、恐怖の中に置かれている。
「自他伴に破滅に向かうものたちは哀れむべし」と詩句の中にあるように
愛と慈悲、忍耐と正しく広く現実を見る智慧が人の心に本当に生まれるなら、これら人間の作り出した苦しみは自然に消え去るのだ。
このことを思いながら唱えるように」
と唱える前にコメントされた。
ーーーー
関連の二節は以下
特にここに雪の国チベット、仏法と伴なる国に生れし有情たち
悪徳、蛮行、非情なる共産の大群に
喘ぎ打ちのめされし血と涙の流れ
速やかに断たれんがため、愛の力の大群が生れますように
煩悩の魔に惑わされ、その悪行により、
自他伴に破滅に向かうものたちは哀れむべし、
残虐なる者達に、善悪の目を得させるための慈愛、友愛が生れ
吉祥のうちに、すべてが結ばれますように
ログインしてコメントを確認・投稿する