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2020年07月25日09:37

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(転載)中国・チベット女子一人旅−3


9月25日 いよいよ、バスに乗って、チベット文化圏へ!
 朝5時には起床。普段の生活では遅め遅めの人だけど、こういう時は目覚ましなど鳴らずとも、かなり前もって起きる事が出来る。
遅刻というものは低血圧だからでなく、気持ちの問題だという事を自ら証明してしまう。
 何せ今日成都を出れば、次はいよいよ実質上のチベット、なのだ。そしてラサを目指すための第一歩。
次の街、康定は、中国語読みではカンディンというが、ここからはちゃんとチベット語の地名も付いていて、ダルツェンドという別名がある(いや、本来は逆の関係なのだが)。
 バスは成都を出るとハイウェイを疾走した。しかしいつの間にか、かろうじて舗装はしてあるが、走り心地の悪い道になってくる。それと同時に、段々と標高が上がってきているらしい事も分かる。これから向かう康定の標高は、海抜2,500m。もしかしたら、ここで軽く高山病になるかもしれない。高山病だけは、ほとんど全員の人が何らかの症状が出るという。めまい、不眠、息切れ、頭痛、吐き気、ひどい場合は意識不明、それでも放っておくと死に至る場合も、稀に、あるとか聞いている。富士山なら下りれば治るだろうけど、チベットは全体的に標高が高いのだから、成都まで戻るしかない。高山病にかかるかもしれないなんて、初めての経験だった。早起きして寝不足だったのに、緊張していたのか、8時間半のバスの中一睡も出来なかった。あるいはこれが高山病の前兆だったのかもしれない。
 寝不足と緊張感でどきどきしながら、長かったバスを降りる。同じバスだった乗客たちはさっさと散っていくが、成都に降り立った時のような、寒々しい心細さは不思議と無かった。気温は成都よりも大分低かったが。
 さて、メジャー都市成都と違って、ここ康定にはバックパッカー定番の宿など無い。でも、何となく、何とかなるような、根拠の無い淡い期待を抱きながら、とりあえず明日はさっさと次の街へ向かうぞ、と、次のポイント、甘孜行き明日の朝発のバスチケットを早々に購入。
 しかしどこへ行けばよいのか分からず、そのままバスターミナルをうろうろしていると、一人のラマ(本来の意味は微妙に違うが、ここでは以後チベット仏教僧という意味で使います)が、何やら中国語で私に話しかけてきた。うぁ、チベタンに生まれて初めて話しかけられた!しかもラマ僧だ!ラマ僧のいでたちは、写真では何回も見たことがあった。上から下までえんじ色の袈裟を着て、頭を丸めているのだ。生まれて初めて目の前にするモノホンに、動揺して何を言われているのかすぐに分からなかった。しかし何度聞き返しても、「あなたは、イスラム教徒ですか?」と訊いているように聞こえて、「は?」と、必殺「筆談ノート」を差し出す。
そこには「深州」と書いてあった。彼は私を、中国の南の方の田舎から出てきた人だと思ったらしい。私がもう散々言い慣れたフレーズ「我是日本人」と言うと、かなり驚いた様子で、宿は決まっているのか、当てが無いのなら20元で泊まれるところがあるから、いいかい?と、丁寧な調子で私に言った。さらに、筆談ノートに、「彭措 13056451845」(←ここでは少し番号変えてます)と私に書いてよこした。それは、ラマ僧の名前と、携帯番号であった。ラマが携帯?!私はちょっとびっくりしたけど、中国文化の中で生きている彼らだから、考えてみれば不思議ではない。

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