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2020年06月29日07:08

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キリシタン紀行 森本季子ー160 聖母の騎士社刊

天草・歴史の幻影ー24

一、キリシタンの里・大江
●大江天主堂のミサ
 日曜のミサは朝の六時三十分と九時三十分の二回である。隠れキリシタンの里として知られた大江も今では過疎地である。出席者もわずかなのでは、と思っていたところ、六時過ぎにはかなりの男女が入堂してきた。ミサ前に朝の祈り、神の十戒、教会の掟が唱えられる。ミサが始まる頃には男子約三十名、女子約五十名が着席していた。女性は全員白ベールを着用している。
 聖堂の大部分が畳じきで、入口近くはベンチ席。私は左側ベンチの後方に掛けると、ここは男子席と注意され、右側ベンチに移ると、そこは畳に座れない人々の場所とのこと。訪問会のシスターは右側畳席の前方に座して祈りの先唱をしている。
 ステンドグラスの窓を通して流れ入る早朝のさわやかな空気の中で、ほとんど全員が聖体拝領をした。
 旧大江村住民の九十パーセントが隠れキリシタンだったという。現在高齢の人たちは、両親や祖父母から隠れ時代の生活を直接に聞き、家には当時の遺物も保存されているかもしれない。

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