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2020年04月29日12:50

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死線を越えて 賀川豊彦ー1

死線を越えて:賀川豊彦著」を読む 2017年5月8日

 北海道新聞の日曜版にある、本と旅する、で知ったこの本、昨日とうとう読み果(おお)せた。400万部売れたという大正時代のベストセラーというが、くどいまでの人物描写や、聞いたことのない言葉使いや、耳慣れない哲学的、神学的言葉の数々、そして挫折の連続を克明に描いたこの自伝的小説を読み通すのは、いささか大変なことだった。(著者には失礼だが)

 そしてこの読みづらい、暗い、そして悲惨な運命を歩む一人の若者の物語がどうして大正時代の人々の心を鷲掴みにしたのか、不思議でもあった。彼の苦悩の人生の中心には父親との不和とキリスト教に惹かれながらも、何をすればよいのか分からないという不安、煩悶があり、まるで夢遊病者のように日々を送り、ついには実家に火をつけてしまい、ボヤで済んだが、父親から精神病院に「送る」と宣言されるまで追いつめられる。

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