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2020年03月29日09:05

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キリシタン紀行 森本季子ー79 聖母の騎士社刊

私の奄美紀行ー43

一、大熊・集落と宣教
 大熊ほど郵便のあて名が簡単な所は珍しい。名瀬市大熊だけで受取人に届く。この集落は名瀬市に合併(1946)前は三方村に属した。名瀬港の北方に湾入した漁港で、大島でただ一つ残っているかつお漁の基地である。人口1100人、うち信者数221人。ニ十%以上が教会人である。日本全国のカトリック者の人口比0・3%に比べて例外的に高い。
 奄美の宣教は既述の如くヨゼフ・ベルナルド・フェリエ師の名瀬上陸(1891・12・31)をもって始まる。名瀬の北方8キロの大熊に早くも師の噂が伝えられた。当時三方村に属した大熊の有識者たちは師の来村を懇請した。フェリエ師来島の翌年、明治25年のことである。文栄二志さん宅で最初の講演会が開かれた時の様子を古老たちが語っている。
 椅子がないので床の間に箱を置いて神父様に腰掛けていただき、 そして座敷にあふれるほどの聴衆に向かって、カトリックの教義を説かれた。(「大熊教会創立85年」)
 という。師の言葉は砂地に水のしみるように聴衆の心に吸収されていった。

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