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2019年09月18日09:49

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1985年 ジャマイカ旅ー2

24,25日は例のジャレット・パークでクリスマス・ジャム・コンサートがあった。シュガー・マイノット(24日)グレゴリー・アイザックスがトリで、ジャマイカの若手シンガー,DJが多数出演する。期待で胸が膨らんだ。24日の夜、ゲートのオープンは7時だ。(どうせ朝方までやるんだろう。遅く行ったほうがいいや)、とホテルの部屋で休憩した。近くの会場から心地良いサウンドが流れてくる。だんだん気持ちが落ち着かなくなり、8時半頃には部屋を出た。ジャレット・パークは高いコンクリート塀に囲まれたサッカー場だった。会場を見下ろす急斜面や、高い塀のそばの電柱や、大きな立て看板の上に人々がひしめき合っている。ジャマイカでは、いつもお馴染みの光景。貧しい身なりの子供がうるさくつきまとう。塀の外を歩いて、反対側の入り口に行こうとしていると、「そこを左に曲がるんだよ。暗いから足元に気をつけてね!」と余計なことを言う。わずらしくなり、「あっちに行け!」と怒鳴って、追い散らす。後で、可哀想なことをしたと反省。

途中にチケット売り場があり、当日券を買う。10ジャマイカ・ドル(400円弱)。次のコーナーを曲がると入り口ゲートがあった。金網で二重に囲まれている。最初のゲートは金網の間40センチほどの入り口と言うより、むしろスキマ。警官が一方の柱に背中をもたせかけ、警棒を水平に伸ばして詰め掛ける人波を止めていた。足元では傷だらけのシェパードが唸り声を上げる。バイオレンス映画の一シーンに紛れ込んだ感じだ。凶悪な人相のポリスにチケットを見せ、人込みを抜けて中に入る。同じスタイルのゲートを更に二つ通って、やっと会場にたどり着いた!
ジャマイカのコンサートでは、ポリスたちがいつも目につく。ゲート警備のポリス以外にも、会場内で三台のパトカーが待機しているし、ライフルを肩に掛けたポリスがあちこちに立っている。塀の上にもライフルを持った迷彩服の狙撃手がいた!音楽の会場と言うより、革命集会のような緊張した雰囲気。これがレゲエ・フアンにはたまらないのだ。

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