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2019年06月18日07:58

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人生はローリングストーンズ ジャー・ヒロ

ライク ア ローリングストーンズ・・・(2006年のmixi日記より)

 そう「転がる石のように」、僕は社会のあちこちを見学して回っていた。「一生の仕事」という気持ちとは正反対の気分で、仕事というよりは「社会見学気分」でやってたなあ・・・。ほんと「変な奴」「ありえない奴」です。もしこの支離滅裂な人生の道筋に一貫性を見いだそうとするなら、ただただ「飽くなき好奇心」がその原動力と言えるでしょう。小学校時代、僕は「ゴミ箱の蓋を開けて覗くほど好奇心が強いわね」と知り合いの女の子に言われたことを思い出します。
 もう一つの理由としては、中学校時代に悟ったことにあります。それは「三国志略」という本(古代中国の歴史書のダイジェスト)を読み、次から次と人が現われ、消えていき、その短い人生で(たいてい)愚かしい行為を歴史に刻んでいく、ということに深く感銘を受け、(ああ人生ってなんて下らないんだろう)と感じた。そして(一つのことを一生続けるなんて馬鹿なことをしないで、3年毎に仕事や生きる場を変えていきたいなあ・・・。人の五倍くらいは色々してみたいなあ。そして人生の、もしあるなら、真実を見いだしたいなあ)と思った。
 結局この中学時代の思いが僕の人生を決定したようですね。僕はそんなにませた嫌なガキだった。高校時代から「バイク気違い、車好き」だった僕は、人生で一度はタクシーと大型トラックを運転してみたい、という気持ちがあり、トラックは四トン車でちょっと小さかったけど、その二つの夢は果たしましたね。まあ「一生青春」というより、「一生子供」という方が当たっているかも知れません。でもこれからは「書くこと」を僕の「一生の仕事」にしたいと思っているので、ようやく少し大人になったのでしょう。
 前に「苦労が面白い」と書いたけど、原宿トレンチタウンを閉めた後、三年間(念願の)トラック運転手の仕事をやりました。神奈川生協の配送の仕事です。正直初めの三ヶ月は地獄でした。毎日フラフラになり、肋骨にひびが入り、足の指をつぶし、手の指が剥がれそうになり、それでも頑張って体を無理矢理慣らしました。そして予定の三年間が終わり、そのキツイ仕事(事故で亡くなった人もいた)から解放されたのですが、その感想を一言で言えば「素晴らしい体験」でした。この仕事を無事やり終えたことを誇りにしています。深夜狂ったように走り回った日々ですが、今のこの瞬間でもそんな辛い労働環境で生きている人々の存在を肌に感じます。いつか彼等の人生を描きたいなあとも思っています。「苦しいほど面白い」という悟りをこの仕事で獲得しました。
 短い人生、「引きこもり」なんて贅沢な「人生の無駄」をしないで外に出て、戦ってほしいなあと思っています。

とりかい2006年09月15日 09:17 やばいっ!
素敵な言葉!!
生徒たちに・・・と思ってたことが、ちょっと前のワタシにビンゴすぎて。
今はすごい気楽に、日々過ごしてますが、心身ともに固まってましたもん。(笑)
ヒロさん大好き★
ありがとう!

退会したユーザー2006年09月15日 09:42 私も2トンならたまに仕事で運転します。
私は、実家が設備屋なので、確実に受け継ぐことになりますが・・・
それが親孝行なのか・・・葛藤中かな?いや、もう決まってるかな。
Take it easyでいこうと思います!

ゆうこ犬2006年09月15日 10:51 とても共鳴します!!
(ああ人生ってなんて下らないんだろう)と感じた。そして(一つのことを一生続けるなんて馬鹿なことをしないで、3年毎に仕事や生きる場を変えていきたいなあ・・・。
まさに私もそう思います!私は物欲よりも、経験欲の方がはるかに強いので、これから経験する未知の事々にワクワクがとまりません(^^)

退会したユーザー2006年09月15日 16:20  なるほど〜。なるほど〜。なるほど〜。
 ありがとうございます。

OBA2006年09月16日 00:53 「一生子供」って初めての言葉でした。
うーーん、いっぱい共感する日記です。
ありがとうございます。

(財)ウ冠次郎2006年09月16日 15:21 人生自体がガイダンスですね。。作家さんになるべくしての、、、。凄いっす。。

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コメント

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