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2019年04月09日07:43

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携帯電話を持つ北朝鮮市民14人に直電「金正恩委員長をどう思いますか?」−7

文春オンライン 2018年5月

(6)パク・スジョン(16歳・女性・高校生)

 電話をかけると、「ヨボセヨ!」とあどけない声が聞こえてきた。方言もアクセントも、北朝鮮の住民にしてはひどくない。

──核実験とミサイル発射について学校の先生はどんな話をする?

「我が国の誇りだと自慢気におっしゃっています。私自身も、かなり誇りに思っています」

──核開発にかかるお金で北朝鮮の住民1年分の食糧を配給できると言われているけど、食糧事情もよくないのに核実験するのが望ましい?

「私たちの国は弱いから、核を保有していれば強くなるんじゃないでしょうか」

──アメリカとの間でかなりの緊張状態だが、どの程度危機感を感じているのか。

「私たちは怯えないし、戦争が起これば無条件に勝つと思っています。我が国は、軍事力が強いと思うんですけど……」

 外の世界の情報に接することのできない北朝鮮の高校生としては、普通の認識かもしれない。

──金正恩委員長について、親しい友達とどのように話すのか。

「父のような存在だと思います」

──悪く言う人はいない?

「なぜ悪く思うのですか?」

 質問の意味が理解できないようだった。

──金正男氏が海外で暗殺されたことは知っている?

「いま初めて聞きました」

──(事件の概略を簡単に説明し)どう思う?

「過ちをしたら、罰を受けなければならないでしょう。何かが間違っていたから、元首様からそのような命令が下ったのではないでしょうか」

 驚く気配もないのは、公開処刑がよくあるせいかもしれない。

──流行の物や欲しい物は?

「携帯電話です。クラスは30人ですが、5人ほどが持っています」

 この通話は、知人の携帯を借りているのだそうだ。

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