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2018年03月18日08:32

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18歳(浪人時代)の日記 1963年(昭和38年) ジャー・ヒロ

 4月19日(金)雨 ☂

 今日は6:30分に起きて、朝ゴハンも食べず、一路駿台へ向って進み、55分たらずで着いたが、もう教室には四分の三から五分の四位のところまでいっぱいなのにはおどろいた。授業は別にどうということもないし、へんてつもなかった。孤独というのは楽しい事もあるが、味気なく感ずるのは常である。今日から俺は生まれて初めて定期をつかった。変な気がしたが、やはり便利である。雨が降った、きのうはあんなによい天気だったのに。今日もまたヒロセにあった。あいつが本腰を入れてやりだすのはいつの事だろう。とかなんとかいって、もうやっているのかもしれないが。来年は仲間全部で合格パーティでもやりたいものだ。



 4月20日(土)晴 晴れ

 第一回目の試験があり、今日は大分自分の実力を知り、ガックリした。まず俺の一番得意であるべき数学がまるで出来なかったのである。俺はこの一学期間数学を完全にマスターしなければ!

 あんまり頭がばさばさでどうもさっぱりしないので、今日はbarberへ行って、GIガリにしてもらった。帰りに写真屋へより、コレクトールと印画紙を買って、夜武村の為引き伸ばしを行った。

 今日は何だか調子が悪い。のどがいたく、体はへんで、又化学の時間には頭にきた。俺のすわるべき席がなかったのである。しょうがなく、割り当て以外の所に座った。そこは黒板から100mもはなれているかと思わせるようなへんぴな所で、ガックリきた。・・・・あんな光景をみると、浪人のわびしさが身にしみる。今日で3日目少しはなれた。帰りにヒロセに会う。


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