藤原伊織という作家がいた。享年59。通称イオリン。
僕はイオリンが好きでね。
最初に「テロリストのパラソル」を読んでぶっとんだ。なんちゅう破壊力の物語だと。
一方で、「雪が降る」を読んで、こういうのも描く人なんだと新たな感銘を受けた。サラリーマン群像をこんなにも凛々しく描くとはと。
「シリウスの道」は後者のタイプなんだけど、前者のキャラクターも登場したりして、これまた読ませる小説だ。
その中に電通マンを長く続けていたイオリンならではのエピソードが出てくる。
資生堂を担当する広告会社のAEにゴールデンウイークはない。夏のキャンペーンがあるからだ。
それに比べて僕は7連休のGWをとれたのでハッピーなサラリーマンだ。
その後、仕事に復帰したけど、昨日、今日はテレワークで自宅に待機。
そのGWは夫婦とネコの三人でウッドデッキ・ランチを楽しんだ。
最初はマック・ランチ。
翌日は地元スーパーのヤオコーでピザとお寿司を買ってきて賞味した。
ネコのまりんはピザにはそっぽを向いたけど、太陽の下でカリカリを食べて満足してた。
そして、僕らはヒトとしてデザートも楽しんだ。
クリームが入ったなんとかっていうカタカナ名前のお菓子。美味かった。
酒を呑む者は甘い者は好まないケースが多い。しかし、僕は両方とも好む。
左党にして甘党、どこが悪いってんでい、ってなもんでね。
ルノワールのココアのように甘い by血祭血比呂
あの喫茶店のふかふかソファは外回りの疲れを癒すのに最適なんだよね。
しかし、お菓子とココアはさすがに一緒にはやれない。甘すぎる。
紅茶を一緒にすることはあるが
左党にして甘党としては、お菓子はワインとか
ハイボールのアテにすることが多い。
それで十分甘い生活だ。
フェリーニのイタリア映画は見たことがない。
しかし、上流階級の人らがグラサンをかけてばっかりいる映画なことは知っている。
さらに野口五郎の歌なら知っている。今さらだけどこの人、佳いヴォーカリストだね。
甘い生活 野口五郎
https://www.youtube.com/watch?v=7t--F4k-msc
一方、うちのカミさんは台湾のお菓子が好きだ。
サニーヒルズのパイナップルケーキはもちろんのこと。
例えばこのタルトだ。
これはスペインだったかのお菓子なんだけど、カミさんは台湾で味を覚えた。
台北駅の地下街からシーザー パーク台北 (台北凱撒大飯店)に入るところにある小さなケーキ屋さんで売っているんだよ。
なんでそんな細かいことを知ってるかというと、僕も彼女と一緒にそのホテルに泊まったことがあるからだ。勝手知ったる感じでタルトを買ってホテルでお夜食にしたんでね。
1年前だったか、ローソンの台湾ドーナッツが人気になったときも早速入手したし。
台湾カステラもある。マンゴーのジャム付き。
どこでそういう情報を仕入れるのかわからんけれど、カミさんは知っている。
で、浦和伊勢丹に期限限定のショップが出たので買ってきた。
いろいろ試した結果、トーストにすると一番美味いことが判明した。
そして、カステラといえばこれだ。
文明堂 カステラ 初代「文明堂豆劇場」60秒篇
https://www.youtube.com/watch?v=xRNWRJ42H5Y
カステラ1番電話は2番3時のおやつは文明堂♪
子供の頃、白黒テレビで楽しみにして見ていた。もっとも、僕はコグマをコヒツジと思い込んでいたんだけどね。
これはそのクマ印入りの3時のおやつアンパン。
文明堂さいたまあおぞら工房というのがあってね。
「釜だしカステラ」とかそういうのを売ってるんだよ。
こっちはどこのアンパンだったか忘れたけど、トーストするとアンバイがよかった。
気分はもうねえ、シュガーベイビーラブだったよ。
The Rubettes - Sugar Baby Love
https://www.youtube.com/watch?v=X9_0ZKrDY7Q
アンパンと同じく餡子を具に使ったのがどら焼き。
塩釜は榮太楼のなまどらは美味いよ。うちは浦和駅に宮城物産展が出るとたいてい買う。
まあ、写真のこれの具はアンじゃなくてラムレーズンだけど、これも美味い。
そして、宮城県土産の定番菓子が萩の月。こないだ、東京駅でも売ってたんだぜ。
萩の月の具はカスタードクリーム。この洋風の具に和風の装いをこらしたところが菓匠三全のえらいところじゃないかな。
そのクリームを名前にしたブリティッシュ・ロック・バンドが僕は大好きでね。
ベースがジャック・ブルース、ドラムがジンジャー・ベイカー、そしてギターがエリック・クラプトン、
このナンバーが映画「ジョーカー」のラスト、ニューヨークをひっくり返す大暴動のバックに流れたときは、うわーっ、ここで来るかあだったよ。
Cream - White Room ( Farewell Concert 1968)
https://www.youtube.com/watch?v=gXUHb_l-1HU
クリームって、カスタードクリームのクリームでいいんだよな。
Cream 、、合ってる、、と思う。
いや、今日の昼飯どきにカミさんに言われて、ええってなっちゃったばっかりなんでね。
なにかというと、ビートルズ。僕はあれはかぶと虫のことだと思い込んでいた。
それは”BEETLE”。彼らは”The Beatles”。ビートにかけた一種の造語よ。
なんたるちゃ、さんたるちゃ。おいらはこの半世紀、あの4人組をかぶと虫たちだと思い込んでいたんだよ。
そのビートルズでリードギターを担当したのがジョージ・ハリソン。彼がソロになって出したヒット曲がスイートをタイトルに入れていた。
中坊の頃、好きになったよ。 まさか、パクリ唄だとは思わなかったし。 今聴いてもやっぱりいいものはいい。
この映像に出てくる女性はたぶん伝説のパティ・ボイドじゃないかな。
なんで伝説かというと、ジョージと結婚していたんだけど、エリック・クラプトンがかっさらったから。 それでも、ジョージとエリックの間は壊れなかったみたいだから、スーパースターの人間関係ってのは市井の民とはかなり違うものなのだろう。
George Harrison ~ My Sweet Lord (High Quality)
https://www.youtube.com/watch?v=AR4lpQWcT5g
このドーナッツもクリーム入りだった。
ほんとは僕はミスタードーナッツで1番好きな銘柄はオールドファッションドなんだけど、クリーム入りも美味かった。
そして、ミスドとくれば最強の怪異だ。 左党にして甘党なんて比じゃない。
鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
その幼女形の忍野忍だ。彼女はミスドのドーナッツが大好物なんでね。
ところで、うちとこはカエデからとったメープル・シロップが中心なのであんまり食さないけど。
蜂蜜もある。ハニーだ。とくればマドモアゼル・ハニーがいる。
あばしり一家ね。 ハレンチ学園で日本中のPTAを敵に回した永井豪がさらに過激になった記念碑的な作品。 ハニーは菊の助に返り討ちにあう体育教師だ。
ハニーゼリオンもある。それを摂取すると身体がやけにでかくなる。
モグラがなめると、列車をぶっ飛ばして自衛隊の戦車を出動させるような怪獣になる。
モングラー、甘い蜜の恐怖、ウルトラQだ。
んーん、どうもおいらが思いつくスイートネタって、あんまりスイートハニーな感じじゃないなあ。
まるでブラックエレファントだ。
いや、このゾウ型のチョコレート、やけに安かったので買ったんだけど、タイランドっていうわりにはメイドインはインドネシアだったんでね。
美味かったから、どこ産でもいいけど。
最後はもうちっとこうビタースイートな感じで決めたいなあ。
といえば、オールナイトニッポンに決まっている。
ビター・スィート・サンバ ハーブ・アルバート
https://www.youtube.com/watch?v=NDy9UD0YOrw
もう一丁。 これなんかビールとスイートの組み合わせだから、左党で甘党なおいらにフィットしていると思う。
泣かせる味じゃん
サントリー ビール CM 松田聖子 - Sweet Memories カサブランカ&ボクシング編
https://www.youtube.com/watch?v=jYT_YrQn9js
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