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2020年09月16日18:47

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エビは尻尾まで

今日の昼間はこういうのを見た。

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なんで、平日の真っ昼間に温泉編なのかというと、今週はテレワークだからだ。

今や、なるべく通勤電車やオフィス街に出張らないようにするのは国民の義務である。

そして、昼休み休憩にテレビでアマプラを見るのは労働者の権利なのだ。


昼食にはエビのスパゲッティをいただいた。

さすがはコープさん、看板に偽りなし。 レンジでチンのインスタント物とは思えないクリーミーな仕上がり。 パルメザンチーズをたっぷりかけると、ますますいけた。

ほんとは一緒に生ビールかワインをグビグビやりたいところだったけど、勤務中の身ゆえ、ノンアルで我慢せざるを得なかったのが口惜しい。

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元来、僕はエビ好きだ。

こないだは久方ぶりにカミさんと一緒に近所の回転寿司に出向いた。

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そして、エンガワやらつぶ貝やらの合間合間にエビを三皿食べた。

最初は辛子味噌和えを選んだ。しかし、辛い味噌が効きすぎて肝心のエビの味が殺されていたので

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江戸前の伝統芸を賞味しなおして

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最後は握りの外道を頬張った。美味かった。

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これらのエビをいただくときは尻尾まで食べきるのが僕の流儀だ。

寿司だけではない。

近所の居酒屋さんのワンコイン弁当のエビフライもそうした。

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そのエビフライを作らせたら天下一品の店が中野にある。

カウンターだけのちっさい店。 住宅街の中にポツンとある地元の人しか知らない洋食兼呑み屋さんでね。 盟友のろまさんが行きつけにしているので、僕も一緒させてもらうことが多い。

そこの元力士兼元行司のオーナーシェフの料理の腕は半端ない。

僕はそこに行くと必ずエビフライをいただくことにしている。 抜群のお味だよ。 タルタルソースよし、ウスターソースもまたよし。 もちろん尻尾まできれいにいただく。

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このエビフライのことを名古屋の人はエビフリャーというらしいね。

まあ、大阪の人が実際に「けつね」というのを聞いたことがないのと同じで、都市伝説の類いかもしれないけど。

A.B.フラーという名前の外国人(たしか英国人)が名古屋の奇習にてんてこ舞いさせられる姿を描いたギャグマンガはけっこう面白かった。

系としては「右曲がりのダンディー」、ということは江口寿史を源とする作品だった。

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僕がいつからエビ好きなのか。原点に関する記憶はない。

例えば、幼少期は苦手にしていた牛肉の美味さに目覚めた瞬間は覚えている。八王子の刑務所前の坂沿いにあったロッジ風のレストランで食べたバター炒めがやけに美味く感じたのが出発点だった。

茨城県東海村の旅館の泊りなし昼食のみ定食でいただいたなめたけ汁が美味かったので、なめこというものに開眼した。

水戸の百貨店伊勢甚の食堂で餃子というものはこんなに美味いものなのかと悟った。 

お袋さんの揚げてくれた棒状のドーナッツ、マヨネーズは味の元etc.

食の開眼の記憶はいろいろ残っているんだけど。 というか、カミさんにその話をすると、あんた、異常やでえと言われるんだけど。

エビに関してはそういう明確な瞬間を覚えていない。 とにかく物心ついたときにはすでに好物になっていた。


なので、八王子から東海村に引っ越すときの送別会でも天丼をご馳走になった。 父母と弟が先に引っ越して、僕は小4の1学期が終わるまでは祖父母の家に居候して八王子に居続けたんでね。 そこの隣には叔父さん家族も住んでいて、いとこの姉弟とも大の仲良しだったものだから、皆で街中のレストランに繰り出したんだよ。

で、メニューは大好物だった天丼で決まりだったわけだ。

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ただし、エビラーなら問題はないが。

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エビラはあんまりいただけなかった。

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もっとも、僕はこの東宝映画は見ていないんだけどね。理由は簡単で、親が映画館に連れてってくれなかったからだ。

しかし、少年雑誌に載ったコミカライズは読んだ。八王子の畳部屋に寝っ転がって読んだことを妙に覚えている。

南海の島の秘密基地の近くの海の底にゴジラが眠っている。で、基地の悪者が開発したエビラと戦ってやっつける。モスラがどうして絡んできたのかは覚えてないけど、概ねそういう話だったと思う。

で、巨大エビって、なんだか安易な発想の怪獣だなあと子供心に思った。 もうちっとこう、キングギドラみたいな斬新な造形物でないとねえ。

大人になってから思ったのは、南海の孤島を舞台にしたのは、大都市のミニチュアセットは金と時間を食うので、経費と時間節減の苦肉の策だったんだろうということだ。

いずれにしろ、しょぼい。見てもいないのにこきおろすのもなんなんだけど。

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一方、同じエビ、というかたぶんザリガニをモデルにしたこの星人には興奮した。

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子供の頃、リアルタイムで見たときは単純に地球を侵略する悪い宇宙忍者だったけど。

バルタン星人が初めて登場する「侵略者を撃て!」の脚本を書いた千束北男が日経新聞文化蘭に寄稿した随想によると。

「故郷の星が核爆発で住めなくなり、宇宙難民になった彼らが地球にやってくる。 最初は地球人との共生を試みるが、それを断られたので攻めてくる。」

という設定だったそうだ。

そして地球の味方ウルトラマンに虐殺されるんだから、悲劇的な移民だったとしかいいようがない。

そのバルタンという名前の由来は、千束北男によるとこういうことだった。

「名前は戦争の火薬庫であるバルカン半島に由来するが、宣伝部の案でシルヴィ・バルタンから名付けたことに決めた。」

この宣伝部案はこういう形で結実した。

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僕はこのフレンチポップスの女神が好きでね。特に好きなのがこのナンバーだ。

見てみる?フランスのアメリカザリガニ踊り。

Sylvie Vartan - Irrésistiblement (1968) [あなたのとりこ]


https://www.youtube.com/watch?v=caCz3sVkqzI


いや、食べる方のエビの話だった。

2年ちょい前の大阪単身赴任時代は近所のスーパーで買ってきたエビを殻ごとフライパンで焼いて、殻ごと尻尾まで食べるのが休日の楽しみだった。

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そして、その大阪を去るときは義理の母と妹家族に梅田の天ぷら屋さんで送別会を開いてもらった。 目の前で揚げた海老天に抹茶塩をふっていただく。 美味かった。


それより大分前の若かりし頃、渋谷で仕事をしていた時代は職場の仲間たちとレッドロブスターにときどき行った。

ただ、エビ好きとしてはエビ料理のチェーンでは、渋谷の前の大阪時代に賞味した中納言の方が上かなと思った。 あのときもその後、義理のご縁を結ぶことになる母上と妹御と一緒したんだった。

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これはそのときどきのシチュエーションがまったく違っていたことに加えて。 東西の専門店がかたやロブスター、こなた伊勢海老を使っている食材の違いに起因しているところも大きいと思う。 

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それよりもっと前の学生時代、ハンバーガーチェーンの創成期にはマクドナルドの方が総合的にかなり上だと思ったけれど、ロッテリアもエビバーガーがあるのでたまに寄った。

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世界的にもエビは食材として重宝されている。といっても、僕が知る限りでだけど。

例えば、スペインを代表する料理であるパエリアだ。

ヤオコーでもサイゼリヤでもエビはセンターの位置にある。なんでイタ飯屋のメニューにスペイン料理があるのかはナゾであるが。

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浦和の誇る本格スペイン料理店のパエリアでもエビは主役だ。

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うちのカミさんの得意料理アヒージョにもエビは欠かせない。

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イタリア人もエビ好きだ 

と思う。 小エビたっぷり野菜サラダはサイゼリヤの看板メニューの一つなので。

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中華料理ではエビチリが定番メニューだ。

その他の料理でも横浜で仕事をしていた頃、周富徳の店にときどき行った。

そこのエビマヨがやけに美味しかったんでね。

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現地を体験したことのある国についていうと、

エビでタイを釣るという言葉があるが、そのタイはエビ料理大国といえる。

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とにかく、トムヤムクンでもなんでもたいていの料理にエビが入っている。

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ガイドさんに尋ねたら、実際にエビ好きの人が多いんだって。

なので、甲殻類にアレルギーのある人はあらかじめレストランにその旨を伝えて料理のチョイスを相談した方がよい。

そうしないと、魔のエビ責めをくらうことになるので。


エビ責めということでは今はどうかわからないけれど、僕がプロレスを愛好していた時代、この技は決まったらギブ必至の究極の決め技だった。

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しかし、この逆エビ固めをなんで英語ではボストンクラブというのかナゾだった。

それでこの際、確認しとこうとチェックしてみたら、こういうことだった。

フォール技であるエビ固め(ボストンクラブ)を裏返したような形になるためリバース・ボストンクラブと呼ばれる。ただし、現在はエビ固めをボストンクラブと呼ぶことは少なく、ボストンクラブという名称は逆エビ固めを指すことがほとんどである。 Wiki

なるほど、本来のボストンクラブは相手をエビのように丸めてフォールする技であったのか。 おおむねこういう感じであろう(やや不正確)。

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プロレスということでは、本職のプロレスラーが出演した本格格闘映画がある。

この英国のエビ映画はギャグのない面白みに欠ける作品だったようであるが。

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その配給会社に所属していた人が日本ではもっと優れた作品を作れると企画を立てた。

それが日本三大おバカ監督の一人である河崎実の劇場用長編作品デビューにつながったのだから。 まさにエビでイカを釣るだ。

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そのエビ釣りが盛んなのがお隣の台湾だ。僕は台北の四林夜市で目の当たりにした。

日本でいうと、夜店の金魚すくいみたいな感じでさ。

エビ釣りの店が夜市の入り口にあったんだよ。

金魚すくいと違うのは釣ったエビはその場で串焼きにしてもらって食べることだ。

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我が日本でも釣ったエビをきちんと食べる習慣はある。それも釣り堀でなくて自然の河口だ。 こないだアマプラで見た。

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画面がちょっと暗くて見えないかもしれないので原作を貼るとこういうの。

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この「放課後ていぼう日誌」はJKたちが釣果をさばいて調理して食べるところまできっちり描いているところが優れている。

バケツの中に一日置いて泥を吐かせた手長エビの素揚げは美味しそうだったよ。

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日本のJKはかわゆい、エビちゃんもきれいだ。

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その日本古来、といっても江戸時代くらいからの美風が蕎麦屋の昼呑みだ。

いつだったか何年か前、ろまさんと浦和の蕎麦屋で埼玉の銘酒神亀をいっぺえやりながら、玉子焼きやらなんやらの蕎麦屋特有の肴をつっついていたとき。

ろまさんが「天抜きはできる?」とお店のおねえさんに聞いたら。

おねえさん、にっこり微笑んで、はいと頷いてくれた。

出てきたのは蕎麦のおつゆの中に海老天だけがたゆっている代物だった。

僕はそのとき初めて知ったんだけど、天抜きっていうのは天婦羅蕎麦の天婦羅抜きじゃなくて蕎麦抜きのことを言うんだね。

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まったく、蕎麦屋でも寿司屋でも鰻屋でもどこでも。

通を気取るのに覚えなくちゃならねえこたあ山ほどあるってこった。

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まあ、おいらは粋なきっぷとは真逆の小市民的な土地柄、世田谷生まれのしがない者なので、今さら江戸っ子ごっこでもないんだけどね。

そんなことで、明日の昼はカミさんが浦和PARCOで買ってきたエビ味ってやつをいただくことにしよう。

カルディで見つけたというので、日本でないどこかアジアのものなのだろう。

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そういうエビ好きの菓子といやあ、こいつで決まりだ。

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そのテーマソングが誰でも知ってるこいつだぜ。


https://www.youtube.com/watch?v=sIHIkGxraNs
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