こないだ、ローソンの九州味と仙台味のおにぎりのことを日記にした。
九州味ってのはいくらなんでもアバウトに過ぎる、しかしおにぎり自体は仙台味より上であるとかなんとかのおバカそのものの日記だったのであるが。
ネットで調べてみたら、なんと、両者は西と東の覇者であった。
でもまあ、新参者が手を組んでもシーチキンマヨの鉄壁の牙城はビクとも揺るがないであろう。 なぜなら、古豪はお安いからだ。
かたや税込み150円に対してこなた120円、30円の壁はデカいからね。
そんなことで、今週も悪魔的な都に通勤を続けたよ。
今日の〜 仕事はつらかった〜 あとは焼酎を〜 煽るだけ〜 ♪ ときたもんだ。
実際、梅雨明けからこの方、マジクソあぢぃからね。
仕事から帰ったら速攻でシャワーを浴びて、キンキンに冷やした缶酎ハイを飲む日々だった。 美味かったあ
いっぺんで生き返ったよ。
えっ、すだれの外はまだ明るいじゃないかって? そりゃ、河を渡って東京に通う者の社会的責務として時差出勤の早出早帰りをしてたからね。
でもその甲斐あって、今日はテレワークだった。安全安心の引きこもりが出来た。
ほんとは今週はテレワーク週なんだけどね。ちょっちあって、魔界に出動していた。
まあ、上と下がいれば、おいらはいなくても問題はないんだけど。。
それでは武士の一分が立たない。
平手造酒は武士でござる。一宿一飯の恩義を返さないではすまないのでござる。
バタやんも年はとっても現役だぜとガッツポーズしてみせてるしね。
大利根月夜 田端義夫 (1976-04-18)
https://www.youtube.com/watch?v=uBQlfYe7AGE
そんなことで日中に汗をかいた分、夕方は缶酎ハイで喉を鳴らすことが出来たわけだ。
あのおっさん、いないよりはいた方がいいね感を職場で示すことも出来たしね。
フランス言葉の”raison d'être”ってやつだ。芥川もこう言ってる。
「かう考へて来ると、純文学科のレエゾン・デエトルは、まあ精々便宜的位な所だね」
この曲、こういうキャッチコピーで専門学校のCMに使われたんだぜ。なので、ちょこっとは知ってる人もいるかもしれない。
レーゾンデートル - Eve
https://www.youtube.com/watch?v=ulfY8WQE_HE
そんなことで、コロナコロナでやっとれんと鬱っていても局面は打開できないので。
そういう中でもちょこっとはいいこともあるということをあげてみると。
例えば、おいらはお相撲にはまったく関心はないんだけど。
そうはいってもこの苦労人の優勝はコロナ禍の中の一服の清涼剤だった。
日曜日、仙台の同志に日記のレスを入れてたときにカミさんに呼ばれて居間のテレビでその瞬間を目撃出来たよ。
あるいは、BSプレミアムは相変わらず佳い作品を放映してくれている。
昨日はこれがテレビ欄に載っていたので、カミさんにLINEで写真を送って録画してもらった。
今日は「猿の惑星」だったので、自分で録画を予約した。
フランクリン・J・シャフナーの代表作二本。 僕は水曜と月曜ロードショーで初めて見て痺れた。 引きこもり用にもってこいの巨編二つだ。
はたまたあるいは、コロナ禍で前期制作が中断してしまっていたこの作品の放送が再開された。
これね。
この作品のよいところは居間でカミさんと一緒に鑑賞してもヲタクだなんだ言われないですむ平和的な作りになっているところにある。
同じように釣りのシーンが出てきても、これなんかは鉄砲がバンバンで潜水艦はズドーンでロボットはズキューンなので、夫婦で見るにはまったく適していない。
実際、塩釜の堤防で子供たちとサビキで釣ってきた雑魚の唐揚げは美味かったとか
見える魚は釣れないのよねとか、話が弾んだよ。
もうちっと日常生活のことにすると、今どきはどこでもこれがマナーになっている。
僕が思うに、それがいい面に働いているのがタクシーだ。
それまではヤクタイもない世間話を延々と続ける運ちゃんが多かったからねえ。
話し相手になってやらないと不機嫌になるおっさんまでいた。なので。。
俺になにか用か?こっちはへとへとだから料金払ってクルマに乗ってるんだぜ
という科白は腹にしまって、適当に相槌を打ってたわけだけど。
今は最初に目的地とルートを確認したら後はずーっと無言で最後に料金を伝えるというのがタクシードライバーの掟になっている。
僕がこの数か月で乗ったクルマは皆その線だった。
理髪店でも同様のことが起きているのではないかと思われるけど。
僕が利用しているシルバー料金1000円のご近所の店は元々寡黙な若いマスターと同じく寡黙なおねえさんの二人で切り盛りしているので、実際どうなのかは定かでない。
ちなみにおねえさんの方はこの二人のうちの細い方の人と面影が似ている。
70年代アイドルみたいなキャバスケなかっこうはしてないけどね。
ウォンテッド ピンクレディー
https://www.youtube.com/watch?v=_pBepGy9SY8
駅のエスカレーターのこともある。
あれ、片側を歩く人用に開けとくのが暗黙の掟になってるじゃない。
でも、そんな風習があるのは日本だけなんだってね。
エスカレーターってのは歩きたくない人のためにある。歩きたい人は階段を使う。これが世界標準みたいだ。
しかも、東京では右を歩く人用に開けるのがルールだけど、大阪では左を開けることになっている。 国内不統一、ワヤクチャだ。
成田と関空ではルールが違うのだ。 両方の空港を使って来日してくれてる外国の人におかしいと言われたら、狭いながらも日本では東西で文化が統一されていないのでしょうがないのだと説明しなくてはならないではないか。
しかも、しかも、いつだったか見たクロ現かなんかのNHK番組によると、この日本独自のやり方は全体の効率を下げるんだってね。
交通学ってのがあるじゃない。 そういうのの専門家の人が言ってたんだけど、片側を歩く人用にすると、皆が立ったまま移動するよりも全体のスピードが落ちるんだって。
人と人の摩擦かなんかそういうのが原因らしい。
個々にはいいはずなのが全体で考えると間違ってる、合成の誤謬というやつだ。
で、交通学の学者さんは東京五輪の前にエスカレーターでは歩かないというルールを定着させるべきだと主張したんだけど。
JRだったか地下鉄だったかの人は理屈はわかるけど無理だと言ってた。
ポスター貼ったくらいではダメだし、歩いてる人を注意するなんてとんでもないと。
僕もそりゃそうだよなあと思った。 東京だったら右、大阪だったら左に突っ立ったままでいたら、そこどけ、邪魔だとドつかれる。
それが今はさ、ほかの人と接触したらヤバいってんで、エスカレーターを歩く人がかなり少なくなってきた。
両側とも突っ立ったままでいられるようになるまであと一歩のところまで来てると思う。
最後にプロレスのことがある。
いや、プロレス自体は3密の極のような興行なので、コロナでいいことはなんにもない。
実際、靖国通りだったと思うけど、前を通りかかるたびにどういう店なんだろうと思っていたこの新宿の店も閉店を余儀なくされた。
それがなんでいいことなのかというと、コロナにもめげずに出勤したおかげで仲のよい同僚とプロレス話に花が咲いたということだけなんだけどさ。
わかる人にはわかると思うけど、プロレス話ってツボにハマると盛り上がるんだよ。
そいつは伝説のIWGP決勝戦、6・2蔵前国技館の当時は学生をやっていて、警備員のバイトで会場に潜り込んで、猪木がハルク・ホーガンのアックス・ボンバーをくらってまさかの失神KO敗けを喫したのを目の当たりにしたというプロレス者でね。
僕の方はプロレスファンだったのは小学生の頃、1960年代の昔のことなんだけど、MIXIのおかげで当時の記憶が蘇っているし、その後の新日、全日のことなんかもそこそこには知っている。
最初はアントニオ猪木酒場のことだった。
僕がどんな店かと思ってたんだけど先月末で閉店しちまったらしいなと話の口火を切ったら。 そいつは当然出入りしていたので、闘魂ガールだとか、西口プロレスのアントニオ小猪木だとか、酒場の話題が出るわ出るわ。
さらに新大久保のカンちゃんは健在だから、コロナ騒動が収まったら一緒しましょうぜと誘われた。
カンちゃんって猪木寛治の寛ちゃんか?と聞いたら、違う、日本人で唯一ニューヨークのMSGでメインイベンターになった男、そこでアンドレの脚を折った男だと。
カンちゃんのいいところはそのキラー・カーンが常に店にいることなんだって。
で、お客に関係者が多いのはもちろんだけど、かの尾崎豊なんかもひいきにしていたお店らしい。
皆が集まるのはカンちゃんの人柄にもよるのだろう。
デカくて気のいいおっさんで、現役時代の昔話にも開けっぴろげに興じてくれる。
ただし、と同僚が留意点を申し述べた。
長州力の悪口なんかはウェルカムだけど、猪木のことは微妙なので、アントンハイセルのことなんかはヘタに話題にしない方がいいっす。
で、僕が全日系の店はないの?と聞いたら。
全日と新日に分けて考えるのは実はあんまり意味はないんですけどね、と言いつつ
グレートカブキがやってる店が飯田橋かどこかにあるはずっすよと教えてくれた。
ここね、横に写ってるのはかのスタン・ハンセン。
で、モンゴリアン・ギミックという言葉の響きがお互い妙に笑いのツボにハマってギャハハと笑って。 その手の話に興じた。
まあ、そういう内幕話をここに書くのも野暮なので控えるとして。
プロレスについてはいろんな人がいろんなことを言うけど
長年リング下で見続けてきた自分としては、とそいつが言ったのは
ミスター高橋が激白したことが真実だと思うということだった。
さて、明日もテレワークだ。
そして明後日からは山の日もあるので三連休だ。
三連休の我が家にはちょっとしたイベントがあってね。
息子二人が久方ぶりに帰ってくるんだよ。
2人とも魔界都市に住んで仕事をしているもんでね、この数か月顔を合わせていない。
この記事によると、家族の会食というのはけっこうヤバいようなので。
向こうも遠慮してたし、こっちも魔界の若者との食事はご法度にしてるんだけど。
そうはいってもなにはなくとも夏だ、夏といえば家族の再会が定番だ
でね。
2人とも休日出勤だなんだで日程が合わないので、別々の日に来るようなんだけど。
それもまたよし、楽しみが倍になるでね。
まあ、これがコロナ下のおいらのささやかながらも一番のいいことかもなんだよ。
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