mixiユーザー(id:17610207)
2020年07月14日18:54
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フィフスアヴェニューのメアリー
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令和おじさん「コロナ再拡大は東京の問題だ」
緑のタヌキおばさん「Go To キャンペーンとどう整合性をつけるのか。政府の問題だ」
両者一歩も譲らず。
そういう中で今週はテレワーク当番週。僕は散歩に出る以外は家に引きこもっている。
予想はされたことだけど。。
危ないのは歌舞伎町の辺だろ、その類いに近づかないでマスクしてれば街に出てもＯＫ
てな、甘いものじゃないようなんでね、コロナってやつは。
なので、日中は自分の部屋で業務用パソコンとにらめっこしてるんだけど。
それが終わってフリーになったらほいほい遊びに出かけてたんじゃあ、給料取りの仁義に欠けるってえもんだ。
なので、やけに時間があるので。
週末一度の禁をやぶってＭＩＸＩ日記も書けるのだ。
例えば、神田川のこととかね。
いっとき、あの川の畔で仕事をしていたことがある。
高架下を流れるやけに小汚い川だった。
河畔に葡萄屋というカレー屋さんがあって、昼飯どきにちょくちょく行った。コロッケとかハンバーグとかのトッピングが出来るカウンターの店でね。安くて美味かった。
でも、今にして思うとあの葡萄は当て字で、ほんとは武道だったのかもしれない。
なにしろ、すぐそこに天下の武道館が腰をすえている土地柄だからね。
あちこちに武道具屋さんがあった。 おいらはそういうのにはまったく縁がなかったけど、写真の隣にちらっと写ってる餃子の店にはよく寄った。 洋々亭といったな。
とにかく、そのエリアを流れている神田川はおよそ非情緒的で人工的な川だった。
僕はまあそうだろうなと思った。
そもそも、この辺に三畳一間の小さな下宿も銭湯もあるわけない。 住人は億ションの別世界の者たち。 あれはもっと下流の隅田川的下町世界のことだからな。 そう思った。
もちろんこの唄だ。
かぐや姫 − 神田川
https:/
でも、何年か前に盟友ろまさんと中野で呑んで、酔い覚ましにぶらついたときに吃驚したことがある。
中野から神田川の上流沿いを上にあがっていく遊歩道があってさ。昼下がりにそこをのんびり歩いた。 ちょうどお天気もよくて風光明媚でね。 緑こんもりの住宅街の下には小川のせせらぎっていう感じだった。
その気持ちがよい道を歩いていくと橋があって、かぐや姫の神田川の歌碑があった。
ええっ、ここなのかいって感じだったよ。
東宝映画の感じはあの界隈でロケしたんじゃないかな。見てないので断言できないけど。
少なくともメインヴォーカルはこうせつじゃなくて伊勢正やんだと思う。 そうしてみるとけっこうレアなバージョンだと思うよ。
https:/
まあ、喜多条忠があの唄の歌詞を作ったときはもっとずっと下流の方をイメージしていたという説もあるようだし。 そもそも彼が実際に生活していたことのある３畳一間の下宿は神田川沿いじゃなかったようだしで。 はっきりした聖地は不明のようなんだけど。
ことほどさように川の唄ひとつとっても、土地勘のある者にとってはエリアによってイメージが大分変ってくるわけだ。
いわんや、土地勘のない異国を舞台にした唄をや
なにかというと、阿久悠が作詞した「五番街のマリーへ」のことね。
ペドロ＆カプリシャスのヒット曲。マイミクさんにもファンは多い。
まあ、とりあえず聴いてみようじゃないか。
ペドロ＆カプリシャス／五番街のマリーへ
https:/
前回の日記でマイミクさんとこの唄のタイトルは変だよねということが話題になった。
最初は僕が話をふった。
この唄の舞台は明らかにニューヨークだ。だったら、ＭＡＲＹはマリーじゃない。
あっちの人はメアリーかメリーと発音するはずだと。
昔の日本人はちゃんとメリーとしていた。
例えばケンメリのＣＭソングだ。
記念に売り出されたＴシャツのロゴはＭＡＲＹだけど、ちゃんとメリーをタイトルにしている。
ケンとメリー〜愛と風のように〜 スカイライン CM （1972年）
https:/
あるいはこのカタカナ英語丸出しのおっさんもＭＡＲＹをちゃんとメリーと発音して熱唱している。
つのだひろ ♪メリージェーン （歌詞表示)
https:/
しかるに今どきの日本人にはＭＡＲＹをローマ字読みしてマリーだと思っている人が多いのではないか。
その出元は「五番街のマリーへ」、阿久悠ではないか。
そしたら、そのマイミクさんがノッテくれてね。こういうレスをくれた。
「五番街のマリーへ」は発音問題もそうですが、五番街って結構上流階級が住み、高級店が並ぶイメージがあるのですが、そもそもこの二人は若い頃どういう暮らしをしていたのか？
もし今でもマリーが五番街に住んでいるなら、それだけで少なくとも経済的には恵まれているのでは？と思う次第です。
僕はなるほど、こいつあうっかり八兵衛だったと膝を打ったね。
で、こういうレスを返したわけだ。
なるほど、なるほど、五番街はフィフス・アヴェニュー、かのティファニーの本店がある処かあ。 僕はマリーの方に着目しましたが、枕詞の方もおっしゃる通りですね。
あの歌の本来のタイトルはフィフス・アヴェニューのメアリーかあ。
ティファニーのことは多くの人が知っていると思う。
もちろんこの映画が発端だ。
実は僕はこの映画は見たことがないんだけど、トルーマン・カポーティの原作は読んだ。
もちろん原作といっても横文字じゃなくて、新潮文庫だけどね。
小説は話に聞くブレイク・エドワーズのお洒落な映画とは趣が違う。カポーティだけに。
そもそもタイトルのティファニーで朝食を食べるというのは上流階級になるという比喩に過ぎない。 したがって、そんなシーンは登場しない。
しかし映画はそうはいかないので、ヘップバーンが宝石店のウインドウの前でパンをパクつくという珍妙なシーンを出さざるを得なかったわけだ。
まあ、そういうことはあるんだけど、いずれにしてもニューヨーク五番街がマンハッタンきっての高級ブティック街であることには違いない。
ティファニーの他にもカルティエ、シャネル、プラダ、ルイ・ヴィトンｅｔｃ．
東京で言えば銀座、大阪で言えば心斎橋、それをずんとハイソにしたものなのだろう。
しかもそこには大邸宅も並んでいるらしい。通称、百万長者通り (Millionaire's Row)
かの有名なトランプ・タワーだってある。
ねっ、今までと唄のイメージが大分違ってくるでしょう。
五番街で生まれ育ったという唄のヒロインはとんでもない大金持ちのお嬢として聴くべき存在なんだよ。
もちろん、唄は単に五番街としているだけでそこがニューヨークだと指定しているわけではない。 阿久悠は特定の国を指さない無国籍ソングを指向したという説もある。
でも、説明抜きで五番街を出しておいて、ニューヨークのことじゃないよというのはちょっと強弁なのではないかという気はする。
例えば、Ｓ＆Ｇが５９番街橋を唄えば、それは特段の指定がなくとも、ニューヨークのイースト川にかかるクイーンズボロ橋に決まっている。
５９番街橋の歌 The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
https:/
もっと有名なのでは「１０番街の殺人」がある。これもニューヨークのことだ。
この曲を今の世に伝えたのはザ・ベンチャーズなので、当然のことながら歌詞はない。
なので、僕は明るいポップスには似つかわしくない意味深なタイトルだということだけしか知らなかったんだけど。
ググってみたら、これは昔のブロードウェイミュージカルの劇中歌をベンチャーズがカバーして蘇らせたらしい。 しかしｗｉｋｉにはその程度の記述しかなかった。
で、あちこちネットの海をリサーチしたら、こういうブログに行きつくことが出来た。
1936（昭和11）年のブロードウェイ・ミュージカル「On Your Toes」の挿入歌のジャズ・バレエ曲だと知ったのは、ずっと後のことだった。あるタップダンサーがダンス・ホールの踊り子と恋におちる。彼女はやがて嫉妬深いボーイフレンドに射殺される。タップダンサーはその仕返しにボーイフレンドを射殺する、とまあそんな話らしい。このブロードウェイ・ミュージカルはその後もリバイバル上演されており、近年もニューヨーク・シティ・バレエが上演しているようだ。
ストーリーの内容からいって、この「１０番街」はニュー・ヨークの"10th Avenue"を意味するのだろう。行ったことがないからわからないけど10th Avenueってそんなおっかないところなんだろうか？どなたかご教示下さい。
僕も行ったことがないからわからないけど、まあ、Ｎ．Ｙ．ってところは相当物騒な街だということはよく聞くのでそういうことなんだろう。
ということで、一世を風靡したエレキ曲。
Slaughter on 10th Avenue (１０番街の殺人）- The Ventures
https:/
僕は阿久悠は確信犯的にマリーと五番街を選んだんじゃないかと思う。
メアリーやメリーよりもマリーの方がドラマチックな響きがあるし。
新人の高橋まり（現：�盒郷人�子）の名をリスナーにインプットする効果も期待できる。
五番街については物語のリアリティーを重視するのなら、ブロンクスが位置する三番街辺りの方がよかったと思う。 例の「ジョーカー」の階段がある界隈だ。
でも、言葉の響き、リズムが三番街より五番街の方がいいということだったのではないだろうか。
阿久悠が英語やニューヨークに土地勘があったのかどうかは知らないけど、あれだけ言葉にこだわった人が確認しないまま歌詞を書いたとは思えない。
例えば、ジョニィのことがある。
よく知られているように、この女の側の事情を唄った唄が先に出てヒットしたので、それに対する男の側の事情を唄った一種の返し唄として「五番街のマリーへ」は作られた。
有体に言うとマリーはジョニィの二匹目のどじょう狙いだった。
ペドロ&カプリシャス ジョニィへの伝言
https:/
それまでのカタカナ英語では、Johnnyはあくまでジョニーだった。
ジョニー・ウォーカーおじさんで、海を見ていたジョニーで
ジョニー・Ｂ・グッドだった。
Chuck Berry - Johnny B Goode 日本語訳
https:/
それをあえて”Johnny”をジョニィと表記した。
その返し唄の”Mary”をマリーと表記したのが弾みだったとは思えない。
で、多くの人が「五番街のマリーへ」をしみじみと聴いている傍で
いやあ、実はあれはお金持ちのメリーさんのことなんだけどね、てへっ
だったように思う。
ふう、やけにどうでもいいことを長々と考察してしまった。
ついでなので、阿久悠が世に広めたもうひとつの間違いカタカナ英語の唄。
これはもう何回も日記のネタに使ってるんだけど。。
未確認飛行物体（ unidentified flying object）をUFOと表記すること自体は英語圏の国でも行っている。
でも、英語の人らはこれをユーエッフオーと発音するようなんだよ。
これも昔の日本人はきちんと発音していた。
1970年に放送された英国テレビドラマ「UFO」の日本語版タイトルは「謎の円盤ＵＦＯ（ ユー・エフ・オー）」だった。
しかし、オカルト特番などでユーフォーなる勝手英語が使われるようになり。
この歌謡曲の大ヒットで、ＵＦＯといえばユーフォーで決まりになったと思う。
これもペドロ＆カプリシャスと同じで、作詞：阿久悠／作曲：都倉俊一のコンビだ。
それにしても、あの頃のアイドルの衣装と振付け。。凄すぎる。
この画像なんか。。今風に言うと接待を伴う飲食業の人、昔風に言うとキャバスケのおねえさんそのもの。
今どきのアイドル、欅坂やら乃木坂なんてのはこれに比べたらうぶなネンネ、目じゃないというド迫力の昭和のステージを見よ。
UFO ピンクレディー
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緑のタヌキおばさん「Go To キャンペーンとどう整合性をつけるのか。政府の問題だ」
両者一歩も譲らず。
そういう中で今週はテレワーク当番週。僕は散歩に出る以外は家に引きこもっている。
予想はされたことだけど。。
危ないのは歌舞伎町の辺だろ、その類いに近づかないでマスクしてれば街に出てもＯＫ
てな、甘いものじゃないようなんでね、コロナってやつは。
なので、日中は自分の部屋で業務用パソコンとにらめっこしてるんだけど。
それが終わってフリーになったらほいほい遊びに出かけてたんじゃあ、給料取りの仁義に欠けるってえもんだ。
なので、やけに時間があるので。
週末一度の禁をやぶってＭＩＸＩ日記も書けるのだ。
例えば、神田川のこととかね。
いっとき、あの川の畔で仕事をしていたことがある。
高架下を流れるやけに小汚い川だった。
河畔に葡萄屋というカレー屋さんがあって、昼飯どきにちょくちょく行った。コロッケとかハンバーグとかのトッピングが出来るカウンターの店でね。安くて美味かった。
でも、今にして思うとあの葡萄は当て字で、ほんとは武道だったのかもしれない。
なにしろ、すぐそこに天下の武道館が腰をすえている土地柄だからね。
あちこちに武道具屋さんがあった。 おいらはそういうのにはまったく縁がなかったけど、写真の隣にちらっと写ってる餃子の店にはよく寄った。 洋々亭といったな。
とにかく、そのエリアを流れている神田川はおよそ非情緒的で人工的な川だった。
僕はまあそうだろうなと思った。
そもそも、この辺に三畳一間の小さな下宿も銭湯もあるわけない。 住人は億ションの別世界の者たち。 あれはもっと下流の隅田川的下町世界のことだからな。 そう思った。
もちろんこの唄だ。
かぐや姫 − 神田川
https:/
でも、何年か前に盟友ろまさんと中野で呑んで、酔い覚ましにぶらついたときに吃驚したことがある。
中野から神田川の上流沿いを上にあがっていく遊歩道があってさ。昼下がりにそこをのんびり歩いた。 ちょうどお天気もよくて風光明媚でね。 緑こんもりの住宅街の下には小川のせせらぎっていう感じだった。
その気持ちがよい道を歩いていくと橋があって、かぐや姫の神田川の歌碑があった。
ええっ、ここなのかいって感じだったよ。
東宝映画の感じはあの界隈でロケしたんじゃないかな。見てないので断言できないけど。
少なくともメインヴォーカルはこうせつじゃなくて伊勢正やんだと思う。 そうしてみるとけっこうレアなバージョンだと思うよ。
https:/
まあ、喜多条忠があの唄の歌詞を作ったときはもっとずっと下流の方をイメージしていたという説もあるようだし。 そもそも彼が実際に生活していたことのある３畳一間の下宿は神田川沿いじゃなかったようだしで。 はっきりした聖地は不明のようなんだけど。
ことほどさように川の唄ひとつとっても、土地勘のある者にとってはエリアによってイメージが大分変ってくるわけだ。
いわんや、土地勘のない異国を舞台にした唄をや
なにかというと、阿久悠が作詞した「五番街のマリーへ」のことね。
ペドロ＆カプリシャスのヒット曲。マイミクさんにもファンは多い。
まあ、とりあえず聴いてみようじゃないか。
ペドロ＆カプリシャス／五番街のマリーへ
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前回の日記でマイミクさんとこの唄のタイトルは変だよねということが話題になった。
最初は僕が話をふった。
この唄の舞台は明らかにニューヨークだ。だったら、ＭＡＲＹはマリーじゃない。
あっちの人はメアリーかメリーと発音するはずだと。
昔の日本人はちゃんとメリーとしていた。
例えばケンメリのＣＭソングだ。
記念に売り出されたＴシャツのロゴはＭＡＲＹだけど、ちゃんとメリーをタイトルにしている。
ケンとメリー〜愛と風のように〜 スカイライン CM （1972年）
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あるいはこのカタカナ英語丸出しのおっさんもＭＡＲＹをちゃんとメリーと発音して熱唱している。
つのだひろ ♪メリージェーン （歌詞表示)
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しかるに今どきの日本人にはＭＡＲＹをローマ字読みしてマリーだと思っている人が多いのではないか。
その出元は「五番街のマリーへ」、阿久悠ではないか。
そしたら、そのマイミクさんがノッテくれてね。こういうレスをくれた。
「五番街のマリーへ」は発音問題もそうですが、五番街って結構上流階級が住み、高級店が並ぶイメージがあるのですが、そもそもこの二人は若い頃どういう暮らしをしていたのか？
もし今でもマリーが五番街に住んでいるなら、それだけで少なくとも経済的には恵まれているのでは？と思う次第です。
僕はなるほど、こいつあうっかり八兵衛だったと膝を打ったね。
で、こういうレスを返したわけだ。
なるほど、なるほど、五番街はフィフス・アヴェニュー、かのティファニーの本店がある処かあ。 僕はマリーの方に着目しましたが、枕詞の方もおっしゃる通りですね。
あの歌の本来のタイトルはフィフス・アヴェニューのメアリーかあ。
ティファニーのことは多くの人が知っていると思う。
もちろんこの映画が発端だ。
実は僕はこの映画は見たことがないんだけど、トルーマン・カポーティの原作は読んだ。
もちろん原作といっても横文字じゃなくて、新潮文庫だけどね。
小説は話に聞くブレイク・エドワーズのお洒落な映画とは趣が違う。カポーティだけに。
そもそもタイトルのティファニーで朝食を食べるというのは上流階級になるという比喩に過ぎない。 したがって、そんなシーンは登場しない。
しかし映画はそうはいかないので、ヘップバーンが宝石店のウインドウの前でパンをパクつくという珍妙なシーンを出さざるを得なかったわけだ。
まあ、そういうことはあるんだけど、いずれにしてもニューヨーク五番街がマンハッタンきっての高級ブティック街であることには違いない。
ティファニーの他にもカルティエ、シャネル、プラダ、ルイ・ヴィトンｅｔｃ．
東京で言えば銀座、大阪で言えば心斎橋、それをずんとハイソにしたものなのだろう。
しかもそこには大邸宅も並んでいるらしい。通称、百万長者通り (Millionaire's Row)
かの有名なトランプ・タワーだってある。
ねっ、今までと唄のイメージが大分違ってくるでしょう。
五番街で生まれ育ったという唄のヒロインはとんでもない大金持ちのお嬢として聴くべき存在なんだよ。
もちろん、唄は単に五番街としているだけでそこがニューヨークだと指定しているわけではない。 阿久悠は特定の国を指さない無国籍ソングを指向したという説もある。
でも、説明抜きで五番街を出しておいて、ニューヨークのことじゃないよというのはちょっと強弁なのではないかという気はする。
例えば、Ｓ＆Ｇが５９番街橋を唄えば、それは特段の指定がなくとも、ニューヨークのイースト川にかかるクイーンズボロ橋に決まっている。
５９番街橋の歌 The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
https:/
もっと有名なのでは「１０番街の殺人」がある。これもニューヨークのことだ。
この曲を今の世に伝えたのはザ・ベンチャーズなので、当然のことながら歌詞はない。
なので、僕は明るいポップスには似つかわしくない意味深なタイトルだということだけしか知らなかったんだけど。
ググってみたら、これは昔のブロードウェイミュージカルの劇中歌をベンチャーズがカバーして蘇らせたらしい。 しかしｗｉｋｉにはその程度の記述しかなかった。
で、あちこちネットの海をリサーチしたら、こういうブログに行きつくことが出来た。
1936（昭和11）年のブロードウェイ・ミュージカル「On Your Toes」の挿入歌のジャズ・バレエ曲だと知ったのは、ずっと後のことだった。あるタップダンサーがダンス・ホールの踊り子と恋におちる。彼女はやがて嫉妬深いボーイフレンドに射殺される。タップダンサーはその仕返しにボーイフレンドを射殺する、とまあそんな話らしい。このブロードウェイ・ミュージカルはその後もリバイバル上演されており、近年もニューヨーク・シティ・バレエが上演しているようだ。
ストーリーの内容からいって、この「１０番街」はニュー・ヨークの"10th Avenue"を意味するのだろう。行ったことがないからわからないけど10th Avenueってそんなおっかないところなんだろうか？どなたかご教示下さい。
僕も行ったことがないからわからないけど、まあ、Ｎ．Ｙ．ってところは相当物騒な街だということはよく聞くのでそういうことなんだろう。
ということで、一世を風靡したエレキ曲。
Slaughter on 10th Avenue (１０番街の殺人）- The Ventures
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僕は阿久悠は確信犯的にマリーと五番街を選んだんじゃないかと思う。
メアリーやメリーよりもマリーの方がドラマチックな響きがあるし。
新人の高橋まり（現：�盒郷人�子）の名をリスナーにインプットする効果も期待できる。
五番街については物語のリアリティーを重視するのなら、ブロンクスが位置する三番街辺りの方がよかったと思う。 例の「ジョーカー」の階段がある界隈だ。
でも、言葉の響き、リズムが三番街より五番街の方がいいということだったのではないだろうか。
阿久悠が英語やニューヨークに土地勘があったのかどうかは知らないけど、あれだけ言葉にこだわった人が確認しないまま歌詞を書いたとは思えない。
例えば、ジョニィのことがある。
よく知られているように、この女の側の事情を唄った唄が先に出てヒットしたので、それに対する男の側の事情を唄った一種の返し唄として「五番街のマリーへ」は作られた。
有体に言うとマリーはジョニィの二匹目のどじょう狙いだった。
ペドロ&カプリシャス ジョニィへの伝言
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それまでのカタカナ英語では、Johnnyはあくまでジョニーだった。
ジョニー・ウォーカーおじさんで、海を見ていたジョニーで
ジョニー・Ｂ・グッドだった。
Chuck Berry - Johnny B Goode 日本語訳
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それをあえて”Johnny”をジョニィと表記した。
その返し唄の”Mary”をマリーと表記したのが弾みだったとは思えない。
で、多くの人が「五番街のマリーへ」をしみじみと聴いている傍で
いやあ、実はあれはお金持ちのメリーさんのことなんだけどね、てへっ
だったように思う。
ふう、やけにどうでもいいことを長々と考察してしまった。
ついでなので、阿久悠が世に広めたもうひとつの間違いカタカナ英語の唄。
これはもう何回も日記のネタに使ってるんだけど。。
未確認飛行物体（ unidentified flying object）をUFOと表記すること自体は英語圏の国でも行っている。
でも、英語の人らはこれをユーエッフオーと発音するようなんだよ。
これも昔の日本人はきちんと発音していた。
1970年に放送された英国テレビドラマ「UFO」の日本語版タイトルは「謎の円盤ＵＦＯ（ ユー・エフ・オー）」だった。
しかし、オカルト特番などでユーフォーなる勝手英語が使われるようになり。
この歌謡曲の大ヒットで、ＵＦＯといえばユーフォーで決まりになったと思う。
これもペドロ＆カプリシャスと同じで、作詞：阿久悠／作曲：都倉俊一のコンビだ。
それにしても、あの頃のアイドルの衣装と振付け。。凄すぎる。
この画像なんか。。今風に言うと接待を伴う飲食業の人、昔風に言うとキャバスケのおねえさんそのもの。
今どきのアイドル、欅坂やら乃木坂なんてのはこれに比べたらうぶなネンネ、目じゃないというド迫力の昭和のステージを見よ。
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