月曜に緊急事態宣言が全面解除ということは何日も前から既定路線になっていた。
結論が先にありきじゃ専門家会議の意味ないじゃん、神奈川と北海道は一番大事だとしていた指数がメルクマールの0.5以下に収まってないんだから「総合判断」以前のことだろうと思わないでもない今日この頃ではあるが。
いわゆる民意も自粛は疲れた、いいかげんにしてくれという方が大勢の感じだし、このままじゃ経済が持たない、政権も持たないという事情もわかる。
だがしかし、宣言が解除されようが、3密、濃厚接触ご法度のことは変わりがないので、今週は自宅でテレワークなのだ。
いやあ、それにしても、惜しかった。 クビの差だった。
桜花賞と同じパターン、スマイルカナが先行逃げ切りで全体を引っ張り
我らがウインマリリンは中盤から好位置をキープ
内側から2番手につけてカナをサシて
このままいけるかと思いきや、最後の最後に外側から猛然と突っ込んできた大本命にクビの差で抜かれてしまった。 デアリングタクトは桜花賞に続いて無敗のままクラシックレースを連取。
日曜の午後3時40分にオークスが府中で開催されてね。
僕は名前の語呂がいいので、ウインマリリンを応援したんだよ。
オークス(優駿牝馬)というのはサラブレッドの娘の祭典。3歳馬しか出走できないウマ娘にとってワン&オンリーな夢の祭典なのだ。
前回の日記で紹介した史上最強の牝馬ウォッカみたいに翌週開催のダービー(東京優駿)を選ぶ馬(というか馬主)もたまにいるけど、普通は女子はオークスに出る。
今回もそういうチャンスをものにした乙女たち18頭が華麗なレースを展開してくれたよ。 ウーマンズハート(女心)なんていう名前の馬も出たりしてね。
もうまさにこんな感じ。
AMV 走れウマ娘
https://www.youtube.com/watch?v=cj7hQ_cHL9U
競馬で特定の馬を応援するということは馬券を買うということだ。
僕はウインマリリンの単勝に3千円突っ込んだ。
オッズは7番人気の28.5倍。当たれば9万円近い。 アチョー
だったよ。
ちなみにウインマリリンを軸、デアリングファクトを抑えにして勝負した長男は今回も10万円ゲットしたそうだ。
前回、マリリンが出走した重賞フローラステークスでは24万円ゲット。
なんじゃ、そりゃあ
コロナ給付金の3倍を超えてるではないか。
やることなすこと策略通りってそんな。。お前は椿三十郎なのかあ
そんなことで手に汗握る2分24秒を過ごせた。
無観客とはいえ開催にこぎつけた関係者の尽力は並々ならぬものがあったと思う。
これで3千円ならお安いものと言える。
そして、御年9歳になられた我が家のまりん姫はますますご健勝だ。
鬼に逢っては鬼を斬り、仏に逢っては仏を斬る
人がパソコンを使おうとしたらその席を占拠し
新聞を読もうとしたらその上に座る
そのまりんが最近お気に入りにしているのはこのポンポンみたいなの。
カミさんのコートについてた飾りで、毛玉を鼻先につけられるとむしゃぶりつく。
最初にカミさんがこれでまりんと遊んだときのこと。こんな声が飛んだ。
こらっ、まりん、そんな猪木みたいに寝っ転がってばっかりやあかん
普通、ネコは玩具が振られると宙を飛ぶ。
しかし、うちとこのまりんは寝っ転がったままポンポンが近くに来るのを待って、むしゃぶりつくんだよ。
そのときから僕らは姫のことをアントニオ・まりんと呼ぶようになったのだ。
アントニオというのはスペイン、イタリア、ポルトガルなどラテン系の言葉の国々によくみられる男名前。
マッチョ系の印象がある。
なぜかというと、プロレス界で多く見受けられるからだ。少なくとも僕は有名レスラーを三人知ってる。
一人はアントニオ・ロッカ。 裸足のドロップキッカー。
ウソ八百漫画の「ジャイアント台風」では人非人として描かれて、最後は落ち目になって孤独死したことにされちまったが。
実際はマジソン・スクエア・ガーデンの帝王としてN.Y.に君臨した。 漫画に頭にきたのかどうかはわからないが、現役での来日はなかったスーパースターだ。 必殺の決め技はアルゼンチン・バックブリーカー。
もう一人はグレート・アントニオ。 神宮外苑で満員のバスを3台、鎖で引っ張るデモンストレーションをやって日本で人気者になったが
それにカチンときたカール・ゴッチにボコボコにされたので、レスラーとしての実力はたいしたことはなかったのかもしれない。
後年、ゴッチの弟子にものされた。
そのアントニオ猪木だけど。 出だしは冴えない紹介になってしまった。
プロレス好きの職場の同僚によると、ハルク・ホーガンにブックになかった突発事故のKOをくらって病院に担ぎ込まれたときのこと。 借金大王だったもんだから、ちょうどよいということで、そのまま病院から外国にトンズラしたなんていうこともあったそうで、実際に困った人の面は大分あったみたいだけど。
そうはいっても全盛期の体の鍛え上げ方、技の切れ味が天下一品だったのは間違いない。
特にゴッチ直伝のジャーマン・スープレックス・ホールド。
この雑誌で紹介されたようにストロング小林戦はファンの語り草になっているそうだ。
その貴重な映像があるよ。
アントニオ猪木の必殺技ジャーマン・スープレックス・ホールド
https://www.youtube.com/watch?v=M0HLtGiRSB8
よく知られているようにこの「燃える闘魂」の人は少年期にブラジルに渡って苦労していたところを力道山に見いだされて来日し、アントニオを名乗るようになった。
しかし、リキドー師匠には同期のジャイアント馬場に比べて冷遇された。 アントニオというリングネームは先輩の豊登のアイディアだったそうで、師匠は「死神酋長」にしようとしていたというのだからひでえ話だ。
そのブラジル音楽の第一人者がアントニオ・カルロス・ジョビン。
ボサノヴァの父だ。 実際、雰囲気のある佳い曲がいっぱい。
僕は中でも「イパネマの娘」が大好きだけど、あれはスタン・ゲッツのイメージが強いので、今回はこっちにする。
Antonio Carlos Jobim - Agua De Beber おいしい水 (1963)
https://www.youtube.com/watch?v=CnBZoIBi9TY
一方、日本のギタリストがなんでアントニオを名乗ることになったのかは知らないが。。
師匠の古賀政男のこの曲はこの人のギターの調べが引き立てなかったら、あそこまで大ヒットはしなかったと思う。
影を慕いて 藤山一郎 【ギター】アントニオ古賀
https://www.youtube.com/watch?v=GNJwoEFI_wo
ギターといえばメキシコのマリアッチを演らせたらピカイチなのがロンゲのスパニッシュ、アントニオ・バンデラスだ。
僕がダントツに好きなのは「デスペラード」だけど、そのかっこいいOPは何回も日記に使ってるので。
今回は監督がデスペラードと同じロドリゲスで、共演も同じサルマ・ハエックのこっちのOPを。 やっぱりマリアッチぶりが決まってるよ。
Once Upon a Time in Mexico [Guitar Intro] - Antonio Banderas
https://www.youtube.com/watch?v=dstluwm1Cjs
スペインといえばアントニオ・ガウディが設計したこの未完の建造物の威容には圧倒されるらしい。 写真だとよくわからんけど、実際に目の当たりにしたカミさんが言ってる。
そしてスペインにガウディあらばイタリアにもアントニオ名前のアーティストがいる。
アントニオ・ビヴァルディといえばイ・ムジチ。
僕は独身寮時代の休日の昼下がり、東ハトのビスケットをかじり、マテウスのロゼをすすりながら
イ・ムジチの「四季」を聴くと桃源郷を彷徨う気分になったものだ。
それから何代か後の合奏団で卓越したヴァイオリンの技巧を披露したバンマスの人もアントニオだ。
アントニオ・アンセルミ。残念ながら、先年急逝してしまったが。
イ・ムジチ合奏団/ヴィヴァルディ「四季」
https://www.youtube.com/watch?v=QwgT_yLxNyg
僕は楽器のことはよくわからないけど、多くのヴァイオリニストにとって至高の存在はストラディバリウスだという話はよく聞く。
演奏旅行に出かける際は飛行機の隣の席のチケットも取って、愛器を傍らに置くとかね。
その名器の製作者もイタリアのアントニオだ。アントニオ・ストラディバリ。
なので、僕は高橋一生が声をアテた聖蹟桜ヶ丘っぽい坂の多い街の中学生がバイオリン職人を目指してイタリアに修業に出るという物語には納得した。
最後はそのエンディングテーマ。
Whisper of the Heart - 耳をすませば - Country Roads - Japanese
https://www.youtube.com/watch?v=ispeh2bW1AQ
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