スペインでは朝早く仕事を始める。代わりに午睡をとる。シエスタだ。
というウワサは聞いたことがあるが、それは昔のことのようだ。
かの国に4回赴いたことのある精通者によると、今どきのマドリードやバルセロナの人らがそんなんするわけないやん
ということだそうだ。
そういう昔のスペインの風習を気取っているわけではないが。
電車の混雑緩和に少しでも貢献しようじゃないかということで、うちとこの会社は時差出勤を導入した。 早番と遅番があるので、僕は当然早く出て早く帰る方を選択した。
しかし、浦和発6時台の電車に乗ると、すでに満員だった。ぜんぜんオフピークになってない
なんじゃ、このワーカホリック集団は
しかも明日から時差出勤なので、早く家に帰ってくるよとカミさんに告げたら。
げえっ
という伴忠太みたいな雄たけびをあげやがった。
さらにそんな朝早いのに付き合ってられへん、お弁当のおにぎりはなしやと宣告された。
なので、ローソンおにぎりを買ったわけだが。
自家製に馴れた身にはやけに味付けがしょっぱい。
カレーライスの晩飯どきにそう言ったら、それなら自分で握ればええやんということで、要領を教えてもらった。
冷ご飯をレンジでチンして、わかめやらゆずやらの振りかけをまぶしている間に、鶏唐をレンジでチンして、ご飯につめて、海苔を乗せて、サランラップで巻いて一丁あがり。
で、さっそく実行した。なかなかイケるではないか。
それはいいんだけど。
早帰りして映画館に行ってたのではぜんぜん感染対策になってないやないの
というもっともな意見も開陳されたので。
たまたまその日、メキシコ滞在歴3年の経験を有するスペイン語通のヲタ仲間の巨乳派が貸してくれたDVDを差し出した。
巨乳派曰く この上なく美しい映画である。スペイン語学習中の奥さんに打ってつけ。
そのまんまを伝えたら、カミさんのご機嫌が直った。スール、、南やな、ということで。
と言われても、多くの人はエル・スールのことを知らないと思う。
少なくとも、僕はまったく知らなかった。
しかし、映画好きの人ならこの作品の監督さんの代表作だと言えばピンとくると思う。
僕はフランケンシュタインは嫌いなので見たことはないけど、存在自体は知っている。
スペイン大好き女子のカミさんもエル・スールのことは知らなかった。
どのくらいスペインが好きかというと。
現地に実際に赴くこと4回、マドリードとバルセロナとアンダルシア地方を制覇。さらに次回は未踏のバレンシア地方に行くそうだ。
マドリードにはお友達がいて、スカイプやらワッツアップやらでしょっちゅうお喋りしている。
スペイン語つながりで、ご近所在住のトランぺッターとも知り合いだし。
東京駅で見かけた看板をLINEで送ったら、ヅカは好みでないと言われたけど
テレビドラマのイサベルの大ファンで録画は永久保存版になってるし
こないだは有楽町の映画館でスペイン語つながりのお友達とこれを見て感動していた。
その他あげだしたらキリがないので、僕自身のスペインとのかかわりを多少述べると。
こないだ62になったので。
浦和屈指のスペイン料理屋に家族が集まってお誕生会をやってくれた。
ビールで乾杯して
マッシュルームのアヒージョもイベリコ豚も美味し
メインはもちろんパエリア。
日本が誇るイタ飯チェーン、サイゼリヤでも
埼玉が誇る食品スーパー、ヤオコーでも売っている代表的なスペイン料理だ。
パスタやエスカルゴ(後ろの赤いの)も出てきて、あんまりスペイン的でない感じもしたけど
サイゼでもフランスの蝸牛料理は出てくるし、美味しければなんでもいいのだ。
一方、パエリア的にスペインを代表する映画俳優といえば、アントニオ・バンデラス。
僕はこの傑作を最初に見たときはぶっとんだ。
マカロニ・ウェスタンのテイストを90年代に蘇らせたメキシコの物語でね。
まあ、見てくれよ、スペインの伊達男のマリアッチぶりを
アイ、アイ、アイ、アイ♪
Desperado - Antonio Banderas - Cancion del Mariachi
https://www.youtube.com/watch?v=w5fLGWrHouk
バンデラスはこの映画でもスタローンをばっちり食って存在感を発揮していた。
しかし、最近アマプラでスタちゃんがシュワちゃんやらハリちゃんやらメルちゃんやらその他チャンチャンバラバラな主役級をごっそり集めて作ったこいつを見たら
バンちゃんはなんだか冴えない役回りだった。
腕は立つと言えば立つんだけど、くだらん喋りが過ぎるので傭兵界で干されてる奴でね。
このかつての色男が
これじゃあねえ。
やはりカネを出している奴が強い。
スタローンはマカロニ・ウェスタンばりにファニングで敵をぶっとばしたりして、おいしいところをかっさらってたからね。
そのマカロニ・ウェスタンのロケ地の多くがスペインだったことはこないだの日記に書いたばかりなので割愛するけど。
誰でも知ってるスペインを舞台とする有名なオペラがあるでしょう。
あれを西部劇に翻案した作品がマカロニにあることは指摘しておきたい。 僕ははるか昔、月曜ロードショーで見たっきりなので、どんなシーンがあったかあんまりよく覚えてないけど。
覚えているのはカルメンがティナ・オーモンで
ドン・ホセがフランコ・ネロで
なんの役だったか忘れたけど、クラウス・キンスキーも出ていたことだ。
そのビゼーのカルメンを主題歌にした野球映画は面白かった。
懐かしいと思う人は開いてみて。ビゼーがばっちりBGMになってるから。
がんばれ!ベアーズ - Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=k6FjgoreXFU
僕はこれを今はなき仙台の日乃出会館に入っていた映画館で見た。
テイタム・オニール、りりしくかつかわゆかった。
当時の銀幕は少女スターが花盛りだった。
西のツートップがジョディとテイタム。
東はこの娘かな。
今も勿論、花盛りだ。
ちょっと前まではこの娘が目立っていたけど、こないだ朝ドラで人妻を演っていたので、もう少女とは言えまい。
例えば、この娘なんかどうだろう。
昔、子役で売った娘だ。
すずちゃんとは似たような齢でこの映画で共演して以来、私生活でも仲良しらしいけど。
このアニメの実写版化ドラマが今期放映中で
主役のJKをやっている。 実年齢はともかく女子高生を演じているからには少女スターなのだ。
ちなみにもう一人の主役がこの娘。昔のあいざき進也と柏原芳恵を足して二で割ってもうちっと丸くして愛嬌をつけたような娘でね。 これがまたいいんだ。
いや、実はヲタ仲間の総帥がテレ東が始めた実写版ドラマわゆいJKが花盛りだぞというので金曜にアマプラで見たら、たしかにかわゆいので5話続け見しちゃってさ。
昨日もカミさんが仕事で出かけていたので、おにぎりを握って
ついでにレンジでチンのパスタも用意して、6〜7話を鑑賞した。
ゆるキャン△は山梨のJKがキャンプにハマって、綺麗な景色を見ながら美味しい外飯を楽しむ話でね。
昨日見たのはリンちゃんがソロキャンでスープパスタを楽しむ回だったもんだから。
いやあ、かわいこちゃんはええのお。
とパソに向かってたら、さっきから居間でテレビにくぎ付けになってるカミさんが東京マラソンが大変やでえ、歴史が変わる瞬間やでえ、見なあかんでえと呼びつけるので、この辺でおしまい。
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