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2020年01月10日20:49

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初物の味

今日は4時で終いの大宮のセンターでパスポートを受取るために午後休み取って早退した。去年のクリスマスイブにそのセンターを訪れて、マイカードやら謄本やらを添えて申請しておいたんでね。

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で、瞬殺的にパスポートはゲットできたので、やけに早く帰宅したんだけど。金曜は飯なしという夫婦間の約定がある。

で、二人ではま寿司に行くことにした。初寿司だ。

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初物であるからには、おいらは一番の好物のエンガワをお初に注文しよう

と思っていたんだけど。カミさんがお腹の調子がよくないと急遽言い出したので急遽とりやめにした。 で、僕はレンジでチンの吉野家の具を盛った牛丼、カミさんはどん兵衛を食べた。

そういう居間の食事のお供は僕がお正月に録画しといたEテレのこれにした。

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二人とも癒されたなあ。ますむらひろしとネコたちが実にいい感じでね。

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BGMに流れたバッハのゴールドベルク変奏曲そのほかもよかった。

あと、ポップスで唯一流れたこの曲も沁みたよ。

The Beatles - In My Life


https://www.youtube.com/watch?v=ZqpysaAo4BQ


そんなことで、日記の構想が出鼻からくじかれたけど。

初物は馬鹿にしちゃいけない。

江戸時代の人は初物を大事にした。こういう決死の覚悟の科白がある。

女房を質に入れても初鰹

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あるいは初物食いは寿命を伸ばすという言い伝えもある。

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世の中には別の意味の「初物食い」を好む人もいるが、それはまあおいといて。


昭和期においても初物は尊重された。 例えばこれだ。

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いや、亡父はお馬さんが好きでね。金杯はその年の重賞レースの初物。

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なので、1月5日のその日は一家そろって茨城からわざわざ常磐線で上京するのが習わしだった。

で、親父が銀座松屋の裏の辺にある場外馬券売り場で連複を買うのに付き合った。僕と弟も幼い身空で単勝を少しだけ買った。

で、一家して競馬中継のある喫茶店に入った。銀座の裏通りにはいっぱいあった。そこでは馬券を手にしたおっさんらが一喜一憂していた。

そういう非・銀座的な風景が僕のお正月の原風景の一つなんだよ。

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しかし、血は争えないとはよく言ったもんだ。

僕自身は馬から足を洗って久しい。ザッツオーフィニッシュexclamation

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しかし、この正月休みの四日目にやった家族宴会で恋バナしゃべりまくりの主役になって、翌五日の朝に餅食って帰った長男は後楽園の場外馬券売り場に直行したからね。

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そして昭和の人は映画の初物も大事にした。

新春一番に映画館に出向くお約束はなんといってもこれだったらしい。

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それに一富士二鷹三茄子ってえぐらいだ。

松竹映画のOPの富士山は賀正そのものだからね。

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ちなみに、東海道新幹線の車両には窓際席が二つある。AとEだ。新幹線は向きを変えないで逆走するので、Aは常に海席でEは山席。こういう絵のようにどっちものいいとこどりは出来ない。

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で、ネットで検索したところによると、常に最初に埋まるのは山席のEなんだって。

こいつはこの月曜に帰阪したうちとこのおっかさんがそのE席で写した富士山画。

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で、僕自身はどうなのかというと。

その月曜日、今週六日の御用始めは自分の席でローソン珈琲を飲んだ後、年始の挨拶をしたりなんだりでおとなしくしていたけど。

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翌七日には仲間と映画館の初物を味わいに走った。

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七日は火曜日。東宝娘の会員割引の日だ。

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場所は新春にふさわしいお江戸日本橋の映画館。

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そこで掛かっていたのはこれ。

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あっ、引かないで。あせあせ(飛び散る汗)

この絵柄は我々ですら、普通だったらスコープに入ってこない。

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しかし、11月の公開以来誰も予想していなかった異例のロングラン。大の大人も涙にくれるというウワサ。これはもうねえ、見るっきゃないexclamationだったのだよ。

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で、総帥、巨乳派に僕という中年三人組の評価は

充実の1時間だった。

涙ダダ洩れというわけではないが、ほんわかとしてじんとくる。

ヲタ仲間の巨乳派曰く 不思議な味わいのある作品  なんだよ。

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子供用に作られているんだけど、大人も楽しめるし感動できる。子供はもちろん楽しめて感動できる。 そういうアンビバレンツを克服した作品だ。

なので、結論は小学生以下のお子さんやお孫さんと一緒に見たら最高。そういう映画だ。

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で、僕はそういうambivalenzな佳作を共に鑑賞したヲタ仲間との初呑みをやった。

どのくらいヲタクかというと。

真のヲタクはアニメだけでなくてサブカルチャー全般に強い。 で、うちとこの総帥がまさにそういう強者なんだよ。

どういうことかというと、まず僕と巨乳派にかの村西とおるの伝記的作品をこれ、おもしれえぜexclamationと推奨した。

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さらにその作品を紹介した僕の前回の日記で、とあるマイミクさんがそのジャンルだったら末井昭もいるぜとコメントしてくれたその人物にも精通していて。

これを読むとよいとこの文庫本を貸してくれて

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さらに副読本にすると理解が深まるとこれも貸してくれた。

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ダイナマイトexclamation


そういうディープなヲタクを頭にいただく我々のサークルの反省会の定番は新宿でも上野でも池袋でも錦糸町でも阿佐ヶ谷でもどこにでもあるサイゼリヤなんだけど。

日本橋の唯一のネックは界隈にそのサイゼがないことだった。

で、反省会は別のイタ飯屋のここでやった。

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「トリッペリア」(Tripperia)とは、イタリア語で「ホルモン専門のイタリア料理店」という意味だそうだ。

それでもって、モッツーダだからね。

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メインのイタリアンもつ鍋、美味かった。身も心もあったまったよ。

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そんなことで、今年もバリバリ、サブカルしまくるぜえ。
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