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2019年12月14日18:15

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イッツ・ア・スモールワールド

恥の多い生涯を送っています  相変わらず

例えば、週末にやけにアットホームな内容のスペイン料理の日記をアップした先週にも火曜日はあった。

火曜と言えばこの東宝娘の日だ。

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僕はシニア料金なのでいつでも1200円だけど、総帥と巨乳派は火曜でないと会員割引の1200円にならない。

なので火曜日はTOHOの日、三人してTOHOシネマズ上野に繰り出した。

見たのはこれ。第32回東京国際映画祭出品作品。

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僕らの評価は。。

まあ、悪くはないけどこんなもんだろう。

ハナザーさんの声がきれいだったから許す  という感じだった。

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タイトルからわかるように玉川上水に入水した作家の遺作を原案にした作品だ。

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その太宰の生誕110年を記念するというコマーシャルベースに乗りやすい企画は悪くない。 舞台を「昭和111年」の東京とすることで、メインテーマの「老害」をアピールしようとした狙いも悪くない。

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だがしかし、まあ、こんなもんだろうということで我々の意見は一致した。

それはそれとして、そもそもと僕らはサイゼリヤの反省会でだべった。

肝心の太宰治の原作はどの辺が生かされてるのか。

「恥の多い生涯を送ってきました」というフレーズのほかにどういうところを持ってきているのか。 わからん。

というようなことをダベっているうちに期せずして判明したことがある。

三人とも津軽人の書いた小説を読んでない。

俺らが読んだのは学校の道徳かなんかの教科書に載っていたメロスのみだ。

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どうも三人ともねえ、現代の日本の作家、村上春樹や矢作俊彦には通暁していても、昔の作家にはまったく弱いことが判明したんだよ。

田山花袋? 蒲団の人だよな そうだ蒲団だ 読んだことないけどな

というレベルなのだ。

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そういう日本男児にあるまじき非国民トリオは今週月曜日も映画館に赴いた。

いつものTOHOや新ピカとは違うこういう館。 我々はヒューマンロストと二文字だけ違う似たような名前の映画館のロビーに集結した。

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トラスト? ハトヤマの人が大統領の目を見つめながら発して

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後に信用をロストするに至った言葉だ。

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しかし、映画館の方のヒューマントラストは信用するに足る存在だった。

僕らに掛け値なしの傑作を見せてくれた。


僕が「羅小黒戦記」という中国製アニメの感想日記をアップしたとき、とあるマイミクさんが台湾でヒットしたアニメも話題になっているとコメントしてくれて知った作品だ。

それはこれ。

ちなみに頭にリポビタンDが二本置いてあるのには深い意味はないです。 たまたま浦和駅前で無料で配っていたのをもらって、そのまま会社に持っていっただけなので。

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ひとことで言うとこういう映画だ。

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あるいはこのチラシの下の方にある片淵須直の言葉が表わしているような映画だ。

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もうちっと詳しく解説するとこういう映画。

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そして「羅小黒戦記」を「年下の従兄弟のようだ」と形容した巨乳派の言葉がもっとも端的に本質を突いていると思う。 彼は「幸福路のチー」を鑑賞した直後に呟いた。

本物だ


中身はというと、初代総統が逝去した1975年4月5日に生誕した女性の半生記。

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子供時代、高校時代、大学時代、渡米、結婚、両親や祖母のことなど

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それをフラッシュバックを多用しながら描き切った作品だ。

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この作品で使われた手法だ。

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でも、羅小黒戦記のようにモロに日本のアニメを持ってきているのでなく

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参考にしつつも、自分のものにしている。

それが巨乳派の言った年下の従兄弟でなくて本物という意味だと思う。


もちろん、アニメ最先端の日本の面影はある。

例えばハト小屋で子供たちが歌うのはガッチャマン。 1970年代生まれの台湾の子供たちにタツノコプロが如何に愛されていたのかが垣間見えるシーンだ。

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なんかダメっぽいけど憎めないお父さんはちびまる子ちゃんのひろしを彷彿させる。

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そして日本の誇る映画・アニメ文化の神髄、食卓シーンも満載。

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もっとも僕がつたない経験で知っている限りでは、台湾では外食や持ち帰りが主で、お母さんは料理はあんまりしない。 だからこそ夜市が各地で栄えているそうなんだけど。

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まあ、ちょうどあれだ、ロシアでは一定以上の年齢の婦人はドラム缶化するという法則を無視したフランス映画のようなもので、あげつらうほどのことはない些末なことだ。

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ということで、台湾映画「幸福路のチー」は色鮮やかな傑作だよ。

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僕は実写版では圧倒的に邦画よりも洋画派なんだけど。

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逆にアニメは圧倒的にクールジャパン派だ。

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しかし今年は海外アニメの当たり年だった。

10月にフランスものを見てぶっとんで3回映画館に足を運んで

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11月に中国ものを見て、なかなかやるじゃんと思い

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12月にこれを見て唸らされた。

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実生活でもささやかなグローバル展開があったよ。

マルドメな身にしては5月に仲間と台湾に行き

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11月にはその台湾から来た男子高校生らにホームステイしてもらって

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そのホームステイのホステス役を務めたカミさんはイングリッシュとスパニッシュに身振り手振りにスカイプにワッツアップで国内外の外国の人らと交流して

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もうすぐ4度目のスペインに雄飛する。

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ブレイブブロッサムでダイバーシティー

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まことに世間はグローバルな規模で狭くなってきてる。

It's a Small Worldexclamation


世界はせまい♪  世界は同じ♪ 世界はまるい♪  ただひとつ♪


あれはねえ、昔、何回か行ったけど、鼠ランドの中でもっとも好感の持てるアトラクションだと思うよ。

あちこち回って疲れる。ほとんど青息吐息。

で、ボートで棒になった足を休ませられるひととき。

世界中の女子人形がそこかしこにいてさ。

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天上からこの脳内ソングが降ってくるんだよ。

小さな世界


https://www.youtube.com/watch?v=jrXGMaGsVqE
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