「Re:ゼロから始める異世界生活」という作品がある。
先日、うちとこの会社の若いのが僕のところにやってきてそのことで激白した。
「Re:ゼロから始める異世界生活を知ってますか?」
「誰に向かって口をきいている。知ってるに決まってる、リゼロだろ」
そしたら彼が言った。
「そのリゼロ。昨日あれを19話まで一気見したら、出勤する気持ちが萎えました」
うーむと僕は唸った。たしかにあれはメンタルをやられやすい。
しかし、と僕は続けた。
「19話で止めるのはダークサイド落ちだ。最後まで見れば仕事の活力が湧くよ」
翌日、彼が報告に来た。
「おっしゃる通りでした。昨日、最後の6話を見たら復活しました」
今週はそのリゼロの劇場版スピンアウトを見てきたよ。
行ってきたのはニッポンの映画文化を代表するエリア、日比谷のど真ん中、その名もミッドタウン日比谷の中にあるTOHOシネマズだ。
まあ、中身的には美少女と猫のどっちかが好きな人にはお勧めするというに留めておく。
僕は両方好きなので満足した。若干の不満は一点だけだった。
ネコはイヌと違う。イヌはうれしいときに尻尾をふるらしいけど、ネコが尻尾をふるのは不機嫌なときなのだ
ということぐらいだった。
この会合には総帥、巨乳派という固定メンツとともに久々登場の若も来てくれた。
ガルパンネクタイ、健在。
で、僕らは日比谷シャンティに映画の半券持ってくると割引になりますよ、という東宝娘のCMを無視して
いつものサイゼリヤ、銀座店に赴いた。 で、女給さんにお給仕してもらった。
で、最近発掘したお勧め技、小エビサラダとアーリオオーリオの混ぜこぜなどに舌鼓をうったわけであるが
そういうのばっかり日記に書いてると、なんだこいつは?サイゼのヲタク呑みばっかりじゃないか?まっとうな社会生活を営んでるのか?
というあらぬ誤解を受けかねないので、社会的なことを書きます。
今週は火曜日だけそういうヲタ会合を開いたけど。
ほかは社会的生活をやった。
なにかというと、週末の土日を除くと、一般的な社会人の1週間は月曜から金曜までの5日間で構成されている。
僕はそのうち4日間を呑みにあてた。
火曜のサイゼ呑みだけは非社会的な会合だったけど、ほかの月、水、金はきわめてまっとうな職場呑みだった。
そのうち2回、月と金はこういうところで呑んだ。
しかし、これはまあリーマン的な場所でリーマン同士がリーマン的な話題に花を咲かせたので日記にしようがない。
特筆すべきは水曜の夜だ。 まあ、メンツ的にはリーマンそのものだったんだけど。
赴いたエリアがなかなかのものだった。
ここはねえ、ディープだよ。
一般的に知られている東京のコリアンタウンは新大久保だと思う。 僕も好きな街で職安通りの界隈を彷徨している。
その新大久保と三河島の違いは僕が思うに二つある。
一つは新大久保は飲食街がきっちり区分けして成立していること。
もう一つはその飲食街の売りはあくまで韓国料理であって、焼肉はその中のワンノブゼムなこと。
それが三河島は違うんだよ。
まず、料理屋は普通の住宅街に点在している。
そしてその看板はガチ焼肉なんだよ。
僕は水曜日、職場の同僚とその三河島の住宅街の中でもやけに奥まった一角
昔懐かしいお風呂屋さんの前を通って
この店に入った。
いやあ、美味かったあ。 近頃流行りの無煙ロースターなんていうのでなくて、ケムリもくもく。 そうやって焼いて食ったタンやホルモンやハラミやミノやカルビはどれもこれもなんていうかねえ 美味かったあ
ご同輩、近頃は肉はどうも、魚に目が向くようになりましてねえ、なんて言ってる場合じゃないよ。
肉を食え。肉肉肉、肉を食うんだ肉を。若いうちはとりあえず肉だ。肉を食っていれば、人間は幸せになれるぜ。まあ若造でも老人でも、人生に悩みは尽きないが、しかし美味しい肉を食えばそんな悩みはすべて解決するのさ。 by貝木泥舟
ということで焼き肉です。
焼き肉といえば大阪は鶴橋が全国的に有名だけど、東京にも名店はあるよ。
例えば浅草のここ。
あくまで肉中心に攻めるのがポイントなので、アルコールを摂取したければ、歩いてすぐのホッピー通りで二軒目に入れる。
映画にも名シーンがある。これだ。
この映画の主役は千葉ちゃんだった。
そういう中でワキに回った文太兄ィ。 出所した兄ィが安宿で弟分たちに焼き肉をふるまわれる。 弟分たち、うつむいたまま。 兄ィがお前らも喰わんか?と言って、ハッと気がつく。
このうらぶれ感は並みじゃなかったよ。
一方、アニメはさっきチラ出しした花物語の焼き肉屋シーンが並みじゃなかった。
この二人がやけに高級そうな焼き肉屋で向き合うシーン。
そこで焼き肉名言炸裂。
紙の漫画ではやっぱこれだ。よつばちゃんが一番好きなのはタン。
こういうのもあった。
で、もちろん、これもあるわけだけど。
焼き肉をボッチで楽しむためには、こういう達観とタフネスさが必要とされると思う。
僕はそういう強靭な精神は持ち合わせていないので、焼き肉は常にワイガヤで楽しんできた。
子供らが小さかったときはこういうように家でも楽しんだ。
その家族団らん用焼き肉ということではこのCMが画期的だったと思う。
なにしろこういう映画まで制作されたほどなんだから。
ただし、このミス焼き肉のタレはベジタリアンであることをカミングアウトしたので、エバラCMは降板やむなきに至ったそうだ。
その浅茅陽子といえば「雲のじゅうたん」だ。
僕はこの朝ドラは見てなかったんだけど、後年、モデルの人が秋田県にゆかりのある人だったことを知った。
営業仕事で角館の旅館に泊まったら、そこが雲のじゅうたんの写真を階段のあちこちに飾っていたんでね。
あれは忘れもしない1996年のセプテンバーのことだ。
なんで忘れないかというと、一泊した翌朝、ウインブルドンの準決勝で伊達公子が女王シュテフィ・グラフと激突する中継を部下の女の人と二人で旅館のロビーのテレビで観戦したからだ。
接待ゴルフがあったので、途中でテレビを消して出かけざるをえなかったけど。
ということで、焼き肉はそのときどきの思い出と交叉している。
なので、実は焼き肉のことを日記のテーマにするのはこれが2回目だ。
締めはその「焼き肉慕情」という日記をアップしたとき、マイミクさんから教えてもらった歌。
ヨーデル食べ放題
https://www.youtube.com/watch?v=0V2sTlmI8-w
ログインしてコメントを確認・投稿する