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2019年10月27日21:47

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台風クラブ

多くの人は寝る前になにか一冊軽く読んで眠りにつくのではないかと思う。

僕の場合はどこで寝落ちしてもいいエッセイをそういう用途に供することが多い。

代表的なのはこのJJおじさんの本だ。

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あるいはこういうのや

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気分によってこういうのを選ぶときもある。

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で、今はこれを読みながら寝落ちすることが多い。

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天災は忘れた頃にやってくる

という警句で有名な人だ。

実際、こういう随想はあちこちに出てくる。あんまり警鐘的ではないけど。

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今は天災といえば台風だ。 15号と19号と大雨と千葉のことを枕にふって、ご無事を祈る的なことを書いとかないとアンバイがよくない雰囲気があるような気がする。

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かくいう僕自身、19号が上陸した当日に「ナゾ郷土料理」というおバカそのものの日記を雨戸を閉めきった部屋で書いたんだけど。 さすがにこれをそのまんまアップしたらノーテンキ男、お脳がお天気な奴そのまんまだと思われると察して。 冒頭にディスクレーマー的、エクスキューズ的なことを書き足してからアップした。


そういう時節なので、皆さんには7月の公開以来未だロングラン上映が続いている新海誠の新作をご覧になることをお薦めする。

新海誠ものなので、ヲタクでない健全なる一般市民の方々にも安心してお勧めできる。

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僕自身はこれを封切り直後に池袋でオープンしたシネコンでヲタ仲間と一緒に見た。

で、そのときの日記に

えがったあ、新海誠健在だあ ボーイミーツガールで空と雲と雨と陽光だあ と

まさにノーテンキなことを書き連ねた。

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しかし最近、仲間の総帥に薦められた町山智浩の解説を聞いて瞠目した。

そんな単純なものではなかった。

見る人が見れば、新海誠があの作品を通じてなにを訴えたかったかがわかると。


町山の解説はいつもの通り縦横無尽だった。

まず、天気の子はまさにブレードランナーだと意表を突いてくれる。

あの物質的にはなんでもあるけど人の心は荒廃した世界だと。

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僕は天気の子であの男の子がなんで家出したのか理由をはっきり描かないところに若干不満を持ったのだけど。

町山智浩に言わせれば、そんなのはこのジャンクな食事のときの少年のセリフで一発でわかるということだった。そしてたしかにだった。

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そしてキャッチャー・イン・ザ・ライなどを引用しつつ

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町山が解説で声を大にしたこと、それを聞いた僕も一番腑に落ちたこと、新海誠がこの映画で訴えたかったこと。

それを僕なりに表現すると。「いちご白書」の冒頭にあるひと言だったということだ。

三十歳以上の人間は信用するな

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新海誠はスエーデンのこの少女が国連で訴えたことそのまんまを映画にしていたんだよ。

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地球温暖化をほっといているあなた方大人は私たち子供の未来を今の贅沢と引き換えにしている。 いい加減にしてexclamation

国連にいた各国代表のえらいさん方オタオタ。

(なんにも感じなかった人、子供が何言ってんだと思った人らもいたようだけど)


で、天気の子はまさにそういう世界を描いている。

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僕は初見ではそこまで読み取れなかったんだけど、町山解説ではあれは大人が自分らのエゴを子供に押しつけて子供が反発する物語だと、その象徴が天気なのだと。 ストンと胸に落ちた。

言われてみればたしかに、たしかにだった。

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だからどうしろってんだい、地球温暖化はよくない、それは大人のせいだ、はいはい、そうでしょうよ。 

でも現実には俺ら、私たち一般市民には何もできないexclamation

という声があちこちから聞こえてくるような気がするけど。


大丈夫、あります。


一つは当たり前だけど、選挙を棄権しないで投票所に行くこと。

おいらも今日は埼玉の補選の投票に行ってきたぜ。

まあねえ、自民が勝てない勝負はしないと降りて。 野党相乗りの象徴みたいだった前知事とNHKから国民を守る党の人の一騎打ちってんじゃあ、みなぎる脱力感このうえなかった。

だがしかし、地元のことをこうまで言われちゃあ、投票率アップのために出かけざるを得なかったというのが実体なんだけどね。

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そんなことで選挙はまあ、たいていは困ったケースが多いけど。


ボランティア活動がある。

僕はそれはやってないんだけど。


その代わり、うちとこでは寄付はけっこうやってるよ。


ということで、ここから先はコマーシャルです。

というか、これを書くために天気の子やなんかのことを書いたようなものでね。

いや、実は前々回の「今そこにある危機」や前回の「ようこそ、台湾ボーイズ」という日記を書いたときもどうしようかなと迷ったんだけど。

ちょっと直截すぎるので、もうちっと日をおいてから書こうと思ってたことなんだよ。

うちとこのカミさんが以前から協力している一般社団法人「清川しっぽ村」が台風19号のせいで大変なことになっていてね。

厚木の今の施設から移転せざるを得なくなってしまった。

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そのためにはゼニがいる。

極めて気持ちのよい人たち、善意の塊のような人たちの団体であることは、カミさんが直に会ったり、今回の出来事のあとメールや電話でやりとりしているので保証できます。

今の日本や世界はおかしい、なにか役に立つ行動をしたい、蹶起せねば、でも実際にはなにをしていいかわからんexclamation

という方にはこういう団体があるということを改めて報告します。

https://wannyan.jimdo.com/



で、締めの一曲だけど。 これなんかどうだろう。

いや、前回の日記で紹介したうちとこにホームステイした台湾ボーイズが階段の踊り場に飾ってあるカミさんのビートルズのLPジャケットを指して、クールexclamationと絶賛してくれたこともこれありでね。

The Beats - All You Need Is Love


https://www.youtube.com/watch?v=0zRW-A5aDuU
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