夏休みが続いている。
イメージ的には(あくまでイメージ)ネコとこんな風に暮らす休暇だ。
で、昨日は同じく夏休み中のろまさんとまたしても昼呑みした。
ただし、こっちはネコ当番なので
またしても、浦和に出張ってもらった。
ただし、今回はお互い家のこと(僕の場合はネコのこと)があるので、駅前のここ一軒だけにして軽くやることにした。
さらにお互い呑み過ぎ注意警報が発令されかかっていたので、村上春樹式でいくことにした。
彼の短篇にワインに関する台詞が出てくるんだよ。 ムラカミワールド的なひねくれた主人公が妹の婚約者と食事することになり、相手は俗物の典型で辟易するんだけど表面上つきあわんとならんという展開があり。 そいつが酒が飲めないので練習
しているところだというので、にこやかにこんなことを言うシーンだ。
「まずは白ワインで始めるといいな。大きなグラスに白ワインと氷を入れて、それをペリエで割ってレモンをしぼって飲むんだ。僕はジュースがわりに飲んでるけどさ」
ペリエってフランスの泡の出る水だよね。
似たような炭酸水をサイゼでも出している。
で、ろまさんは元から村上春樹式ワインを愛飲してたんだけど、律儀にドリンクフリー料金を払っていた。
それがふと思って、立川店で炭酸水の料金をウェイトレスさんに尋ねたら。
タダですよーだと。
で、昨日の僕らは炭酸水を自販機でガンガンお代わりして、ペリエかわりに白ワインを割って飲んだわけだ。
で、どんなことをダベッたかというと、例えばアキバのサイゼの酷さについて。
いや、こないだ総帥、巨乳派と三人でTOHOシネマズ上野でこのアウェイ作品を鑑賞したあと
いつものようにサイゼで反省会をしようとしたら、映画館から歩いてすぐの上野店のシャッターが閉まってる。 そして、入り口に臨時休業の貼り紙が。。
申し訳ありません、クーラーが故障しました、だと。 ガビーン
で、隣町の秋葉原に出たんだよ。
幸い、駅からすぐのところにサイゼはあったんだけど。
これが空前絶後に酷かった。
まず、浦和店だったら、こんな具合に完備されている調味品類が
品切れかカスカスのばかりだった。
で、しょうがないので、ウェイトレスさんにワインと一緒に粉チーズもくれと注文したのに。 ぜんぜん持ってこない。
しかも、白ワインを注文したのにウェイターが持ってきたのは赤だった。
出直させてやっと届いた白で乾杯したのはいいけれど。
総帥がグラスに氷を入れ始めた。 「ぬるい」
冷えてない白ワイン。。
なんじゃ、こりゃあ
だったよ。
それに引きかえ、浦和店は清潔だし、サーブもきちんとしていた。
そして、白ワインの炭酸割りでうだうだと2時間以上過ごして。。
アンチョビピザなどをつまんだというのに。
お代はお一人様13百円ほどだった。
某アキバ店のことはなんだかんだいったけど、ぜんぶほんとのことなのでしょうがない。
そういう例外はあるにしても、やはりサイゼリヤは安くて美味いよ。
で、僕はそのサイゼにこういうTシャツを着ていった。
世の中にはTシャツが似合う男と似合わない男の二種類がいて、僕は後者なんだけど。
昨日もあぢふらいだったからねえ。
Tシャツ以外の服は考えつかなかった。
しかも、僕はチャーリー・ブラウンが大好きなんでね。
勉強も運動もダメ、女の子にも持てない。男の哀愁をかみしめながら、一人ベンチでピーナッツバターサンドを食べる。。 たまらん
そんなことで、夏休み最初の土曜の8月10日にろまさんと昼呑みしたときもこいつを着ていった。
そしたら、ろまさんにいい柄じゃないかと褒められた。
で、僕がいやあ、こいつはジョー・クールといって、”第一次大戦の撃墜王”なんかと一緒でスヌーピーが一人芝居をやるときのキャラで。。と説明したら。
ジョー・クールは知らんけど、今日はそのスヌーピーの誕生日だそうだ、そういう日にそのTシャツはピッタリだ、だと。
へえ、スヌーピーの誕生日かあ、ぜんぜん知らんかった。
そういうろまさんはいつもの通りの黒シャツだった。
世の中にはTシャツが似合う男と似合わない男がいるわけだけど、彼は前者に属する。
で、いつもこのサッポロビールっぽいTシャツを着てるんだよ。
で、キンキンに冷えたオリオンビールで乾杯して、泡盛をガンガン呑んだわけだ。
国際通りに本店があって、関東は銀座と浦和にだけ店を出している沖縄料理屋さんでね。
白百合とかナヴィとかニコニコ太郎とかまさひろとか。。
日ごろは見かけない泡盛を中心に攻めた。
肴は海ぶどうとかソーメンの焼いたのとか。 美味かった。
やっぱね、夏はTシャツに限るよ。
自分の記憶に照らすと、このTシャツなるものが日本で流行りだしたのは1970年代になってからではないかと思う。
というのも、僕が小学生だった1960年代はランニングシャツ一枚でその辺を駆け回っていて、半袖シャツを着ていた記憶がないので。 それは東京都八王子でも茨城県東海村でも同様だった。
それが中学に上がった頃から着るようになった気がする。 少なくとも高校生になった頃にはごく当たり前の存在になっていた。
ただ、なにしろ僕は若いころからTシャツは似合わない男だったので、外着にはあまりしなかった。
当時はタバコとライターが必需品だったので、胸ポケットがないと不便だったという実際的な理由もある。
今年の夏休みはタバコと縁が切れてるので、Tシャツを外着にするのに抵抗感が薄れているのかもしれない。
でもこういうわたせせいぞう的な男のように
ヘインズの白を着ることはしない。
それはあのブランドはお高いという実際的な理由のほかに
僕のようなおっさんが着て街に出ると、いやだ、あの人下着でうろうろしてるわというあらぬ誤解を受けかねないからだ。
そりゃ、この人みたいなイケメンだったら、あら、あの白Tヘインズね、とわかってもらえるんだけど、そういう男は中高年にはそんなに多くないと思う。
なので、僕はTシャツはプリント地に限る派なんだけど。
こないだそういうTシャツの魅力的な展示会をやっていた。
あれは上野ーアキバの前の週、これまた総帥、巨乳派と三人で黒テヅカ展を見た日、反省会の店に行く途中の新宿駅構内で、総帥がこういうイベントに案内してくれたんだよ。
それはアニメをプリントしたTシャツたちだった。
それもこういうそそられるけどほんとに着るのはちょっとというありがちなイタシャツではなく。
こういうのだった。
このワンポイントを見て「涼宮ハルヒの憂鬱」を連想する人はそうはいまい。
僕らはすぐにわかったけど。
あるいはこういうの。
このワンポイントを見て「日常」を連想する人もそうはいまい。
僕らはすぐわかったけど。
ということで、Tシャツひとつとっても奥は深いものなのだ。
っていうか、Tシャツのことを書きたかっただけなのにまたしてもやけに長い飲み話のイントロにしてしまったので、お終いにする。
締めはたぶんTシャツが出てくる最初のヒット曲だったのではないかという一曲。
これが流行ったとき僕が高校生だったので、その頃にはTシャツは日本に定着していたという証左の一つにもなろう。
ネイビーブルーのTシャツ♪
キャンディーズ 年下の男の子
https://www.youtube.com/watch?v=Vk-pDph6pEU
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