このところ相棒のろまさんとすれ違いが続いている。
こないだの木曜に誘われたんだけど、僕が職場の忘年会だった。 代わりに土曜の昼呑みに誘ったら、あっちが仕事だった。 で、今日はどうだ?と誘われたんだけど、こっちがちょっちあって不成立だった。
まあ、僕らは昔からいつもこんな感じだ。 何月何日何曜日の何時にどこそこで、というような約束はしない。 今日、どう?が原則。
ちょうど子供の頃のあれだ、○○ちゃん、あそぼ
と友達の家の真ん前で声を張り上げるやり方。 約束も何もなしのいきなり。
子供の頃はそれが当たり前だったけど、年を経るにしたがってそういう付き合いが減ってくる。 同じ職場内で今晩どう?は今でもあるけど、そういうんじゃなくて、しかも休日にそれを言い合える仲というのは、いい年こいた大人の中ではそうそうあるもんじゃないと思う。
そのろまさんはこういう男だ。浦和で昼呑みして、僕がハクビシン化したときの写真。
で、当時、お前はいつも黒だ、快傑黒頭巾なのか、っていう日記を書いた。
で、大分冷え込んできた先々週、中野で昼呑みしたときはこういう装束だった。
オールブラックスか、お前は
もっとも、ブラックというのは呑みの世界では一味上のクラスを象徴するラベルなので、呑み会のたびにその心意気を表しているのであれば、できるな、おぬしと言えよう。
古典的なのはジョニ黒。
スコッチだけでなくバーボンでも、ろまさんのこよなく愛する七面鳥の中の最高峰”RYE”はブラックラベルだ。
もっともニッポンの焼酎は赤を黒より上位においてるけど。
ブラック・コーヒーというのもある。 ミルクもシュガーも入れないで珈琲をすすれるようになるのは大人の象徴だ。
そのブラックよりもっとダークだというタイトルのこれは好きだったね。
主人公は中国人の黒(ヘイ)、通り名は黒の死神。
Darker than black Opening 1
https://www.youtube.com/watch?v=379VTZNVbKg
このようにブラックという色はダークサイドを象徴するものとされることも多い。
例えばブラック企業という言葉。
僕は昭和のサラリーマンなので、残業当たり前の世界を通過してきてるけど。
今どきの若いのはもっとすげえよ。うちとこの長男を見てればわかる。
終電で帰れたらいい方で泊り当たり前、休日出勤も当たり前。
俺だって若いころはそうだったと言われるご同輩もいるかもしれないけど、毎日終電ないし泊りとまではいってなかったんじゃないかと思う。 それがここ5〜6年恒常的なんだからねえ。 ほとんどアニメスタジオ並み。
ブラックが凶兆を表すのは海の向こうも同じようで、こういう歴史的事件があった。
あんときは我がニッポンは直截な打撃は少なかったけど、長い目で見ると実は一番ダメージが大きかったのではないかと思う。
というのも85年のプラザ合意で強烈な円高になって、財政は出ないで金融政策にシワが寄った。 で、超低金利が続いて、さすがにそろそろ利上げだという87年にブラックマンデーが勃発して。 そのとき出たのが日本とドイツが世界経済を引っ張れという日独機関車論。 そんな最中に引き締めは出来ない。 で、ドバドバにゆるめてる中でバブルが燃え上がった。
僕はそのど真ん中の渋谷で営業をやってたので実感があるんだけど、あの札束のシンフォニーは凄まじかった。 で、その後どうなったかは推して知るべし
そういうブラックマンデーにちょっとかぶるネタとしては、ブラックスワンと言われてなにを思い出すか、世の人は概ね3種類に分かれると思う。
ひとつめは本筋のバレェの人。
ふたつめはこのハリウッド映画を思い浮かべる人。僕はこれは見てないんだけど、ナタリー・ポートマンは「レオン」でいいなあと思った子なので、オスカーを獲れてよかったと思った。
そしてみっつめがこの本を思い出す人だ。僕自身は読もうかなと思ったんだけど、まあ途中で落ちるだろうと思いなおしてやめちゃったんだけどね。
なんてかたい話になったので話題を変えると。
ブラックコーヒーあらばブラックチョコレートありだ。
ネットを見ると、「健康にも良いビターなブラックチョコの魅力」なんていう記事が目立つけどどうなんだろう。
少なくともガリガリ君の会社はそういう線で売っていこうとはしていないようだ。
赤城乳業 BLACK TV-CM
https://www.youtube.com/watch?v=5kDnMhuVIEU
わるくないでしょう、この脱力感。
脱力感ということでは、僕はつのだじろうという漫画家は肩に力の入った「空手バカ一代」や恐怖ものよりもトキワ荘時代のこっちの方が好きだった。
そのトキワ荘のみんなが仰ぎ見た漫画の神様の方は僕はいったん離れてたんだけど、これが出てきてさすがだなと思った。
あの裏稼業の凄腕仕事師で法外なギャラを取るというキャラクターはいくつもの亜流を生んだ。
なんて、ダラダラ書いてきたけど。 今日はちゃんこ鍋だ。 ヤオコーで1180円のセットがあったんだと。
一昨日、日記であげつらってしまった阿佐ヶ谷の有名ちゃんこ屋みたいな豪華版とはいかないだろうけど。 なにはなくとも冬は鍋だ。
ということで、締めの唄だ唄。
これが流行ったのはチェイスの「黒い炎」が出た頃、僕が中学生だったときで、僕自身はチェイスの方にハマったけど、こっちもそれなりにいい感じだと思った。
なんていうもっともらしい講釈はおいといて。
このナンバーを知らない人はあんまりいないと思うけど、こういう使い方があるなあというYouTubeなので開いてみて。
Santana - Black Magic Woman
https://www.youtube.com/watch?v=HDLLXUaqZxg
これも中学生のとき出た。 スリードッグナイトって、その後あまりウワサを聞かなくなったけど、70年代前半当時はビッグネームだったんだぜ。
Black and White/Three Dog Night
https://www.youtube.com/watch?v=lyMjzzJG8U0
で、ビッグネームといえばこの組み合わせだ。
曲想はブラック&ホワイトと同様だと思う。
やっぱりみんな仲良くするのが一番だぜ、ということで締めの一曲にしたい。
Ebony & Ivory-Stevie Wonder & Sir Paul McCartney
https://www.youtube.com/watch?v=CmALA8miQY8
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