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2017年11月26日15:20

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必死のパッチなお誕生会

またしても東京に出張が入ったので、帰省している。

おいおい、またかよと言われそうだけど、まあ、せっかく出張が入ったからには、土日を家で過ごすのは当たり前。 しかも、今回はカミさんから外呑み禁止令が発っせられてた。 僕だけでなく息子二人にも週末は家にいるべしという戒厳令が布告されていた。

もうすぐ自分の誕生日である。誰も企画してくれないから自分でレストランを予約した。

なので、なにがなんでも集合すべしexclamation


で、まあ、例によって金曜の晩に新幹線に乗った。車中食は定番の幕の内、850円也。

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で、自宅に着いたんだけど。 カミさん、風邪を引いちゃっててねえ。 ゴホゴホが止まらない。

なんでも、まず長男がやられて看病してるうちに移されたんだと。 その長男は木曜一日休んだんだけど。 今日はゴホゴホしながら出勤したんだと。 しかも仕事が押してるので今晩は徹夜になるんだと。 なんちゅうブラックな職場だ。

でも、とにかく明日のお誕生会は断固としてやる。 なので、今晩は早く寝る。 あったかくしたいからまりんはわたしのとこに来てもらうわよ、だと。

そんなこといっても、まりんはたぶん俺んとこに来るぜと言いながら、厚型テレビの上でくつろいでいた姫の喉もとをいらいまわしたら。 うにゃんと手をはねのけられて、ぷいっと背を向かれてしまった。

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この姫は利口というか、自分の立ち位置を心得ているというかで、カミさんが2階の寝室に引き上げると、僕には目もくれずにとことこと後をついていっちまった。


しょうがないので、一人で寝床でマンガを読んでたら、次男が呑みから帰ってきた。

僕 「おかんが風邪でダウンしてるぞ」

次男 「まあ、大丈夫だべ。明日はキャンセルするとは一言も出てないから」


で、当日の早朝、徹夜明けの長男が帰ってきた。

長男 「死ぬー」

僕  「おつかれー。今晩は大丈夫なのか」

長男 「まあ、これから寝とけば大丈夫だべ」


その話し声を聞きつけてまりんが2階から降りてきた。

「ご飯、あげてちょうだーい」とカミさんの声も降りてくる。で、まりんにご飯をあげて、台所にたまってたお皿を洗浄機にかたして、お土産に買ってきた大阪名物を摘んだ。

最近、地元で評判の呼吸チョコ、なかなかイケたよ。

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カミさんの方は回復が捗々しくないので、英語の仕事はお休みして、昼間は寝床で静養するという。 まりんはご飯とトイレを終えると、律儀に2階に戻って、カミさんの寝床に潜り込んだ。

で、僕はマイミクさんのmixi日記にコメントを入れたり、小説読んだり、冷凍炒飯を食べたりなんだりしてたら、次男が起き出してきた。

僕 「今日は一家揃ってお祖母ちゃんのとこに行く予定だったけど、俺ら二人だけで行こうと思う。 クルマだしてくれよ」

次男 「OK。晩までやることないしな」

で、僕らは恒例のご機嫌伺いに行った。 おふくろさんは孫に会うのは久しぶりだったので喜んでくれたよ。


行き帰りのクルマの中では、いつものバカ話に花が咲いた。

僕 「このカーステで流れてるの、アニソンにしちゃ聴いたことない。誰の歌?」

次男 「パフューム。なので一般の歌だ」

僕 「ああ、彼女らステージはいいんだけど、歌だけだと区別がつかん」

次男 「今どきはオッサンでもだれでも知ってるヒット曲ってなくなってるからな」

僕 「今でも一番人気はAKBなのか?」

次男 「たぶん違う。乃木坂あたりかな。でも、そういうメジャーよりユーチューバーとかの方に走ってるのも多いよ」

僕 「なんだそのユーチューバーって」

次男 「YouTubeにアップするJKとかの素人。稼ぐのは月10万はいくらしい」

やっぱね、アニメだけ見てても、流行りには追いついていけないみたいだ。

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そのうちに僕がふと気がついた。

「おかんの誕生日プレゼントは用意してるのか?」

「いかん、まだだった」

「マズいぞ、それ。俺は大阪で買ってきてるけど、なんつっても息子からのが一番だ。兄貴の方はそれどころじゃなさそうだから、お前がポイントゲッターだ」

「だなあ、お菓子でも買うか」

「そりゃだめだ、なんかこうさ、あとに残るものでないと」

「猫モノか、やっぱり」

「だろうな、やっぱり」


で、僕らは帰り道でここの駐車場に入った。

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僕 「ドンキねえ。女子が喜ぶようなの、あるのかなあ」

次男 「猫グッズくらい置いてるだろう」

で、僕らはMEGAドンキホーテの店内をぶらついた。

次男 「最近、ミニ四駆に再びハマってるんだ」

僕 「いまさらレッツ&ゴーかい、俺はこっちの方がいい」

次男 「SIGだな。俺はゲームをやってるのでガンにも詳しい」

僕 「俺はヨルムンガンドでこのタイプを知った」

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てなことで、男子の玩具は豊富なんだけど、肝心の女子的なプレゼント品が見当たらない。 アクセサリー売り場とかはちょっとおいらたちにはねえ。

そのうちに次男が足を止めた。 これがいい。

「これ、猫なのか」 「だろ」 「ふわふわして抱き枕にいいかも」

で、決定したのだった。 この中の茶色いの。 一番猫っぽいということで。

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しかし、家に帰ってきても手持ち無沙汰。 カミさんとまりんと長男は2階で就寝中。 

次男も、俺ももう一眠りするわと2階の自分の部屋に上がっていった。

で、僕は自分の部屋で、アニメを鑑賞して過ごすことにした。

我が第二の故郷、仙台を舞台にした新作。

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出てくる、出てくる、懐かしい風景。 4話から最新の7話まで一気見してしまった。

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ちなみに佳いアニメには猫が登場するという原則通り、これにも猫が出てくる。

このデブ猫。 その名はズンダ。

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そうこうするうちにとうとう6時になった。 レストランの予約は6時半。 2階から家族たちがドヤドヤと降りてくる。 で、皆が身だしなみを整えると、僕らは階段にたたずむまりんに行ってくるよと声をかけて寒空の下に繰り出した。

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といっても風邪っぴきばかりなんでね。 僕らは電話で呼んだタクシーに乗り込んで浦和駅の先の目的地を目指した。

目指す店の名はシェ・デ・ブッチョ。

僕ら男連中は知らない店だけど、カミさんはお友達とランチ会にしょっちゅう使ってる。

浦和では知る人ぞ知るのスペイン料理の名店なんだって。

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マンションの2階に外階段であがる目立たない入口なんだけど。 中に入ったら僕らのテーブル以外はすでに満席。 たしかに人気店なのであろうことがすぐにわかった。 明かりを落とした店内はインティメートなよい雰囲気でねえ。

「壁に飾ってある写真はシェフがスペインに行くたびに撮ってきたものなのよ」

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で、僕らは一番奥のテーブルに案内された。 なにはともあれ、乾杯だ。 今晩は飲み放題だ。 無礼講だ。

僕は赤のデキャンタ、息子らは生のジョッキ、カミさんはカシスソーダかなんかを頼んだ。 で、僕が音頭をとった。 ハッピーバースデイexclamation

ウェイトレスさん(やけにかわいかった)に僕が言った。「今日はこの人の誕生会なんです」 そのかわいいお嬢さんがにこっと笑ってくれる。「おめでとうございます」

で、記念写真をお撮りしますよということで、僕ら4人を写してくれた。

まあ、顔バレはまずいので、それはここには晒せないけど。 こっから先は僕が撮った料理の数々を貼る。 例によってピンボケてるけど、まあ、見てやってよ。

「スペイン料理って案外知らんな」 「パエリヤくらいしか知らん」 「それは最後、どれもすっごく美味しいから期待してね」 「なんたって6千円のフルコースだからな」

で、前菜が来た。 ウェイトレスさんが説明してくれたんだけど、よく覚えてない。 タコとかホタテとかそういうのが6品。

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次にスープっぽいの二皿とパン。

「これ、にんにくが効いてて美味い」 「アヒージョっていうのよ」 「こっちのエスカルゴがまたいい味してるねえ」

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で、サラダが来て、明太子をチーズで焼いたのが来て。

「ビネガーを効かすのがスペイン風と見た」 「俺は明太子が好物だ。これうめえ」

「でも、スペインに明太子なんてあるのか」 「シェフのスペイン風創作料理なのよ」

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よいアンバイのペースで料理が運ばれてくる。

で、アルコールの耐性がないカミさんは烏龍茶に切り替えたけど。 男連中はカクテルをバカスカ注文した。 僕はブラッディマリーのあと、ラムトニックというのを頼んだら、これが美味いので、何回もおかわりした。 

美味い料理に美味い酒。 話も弾んだ。 

「風邪は大丈夫なのか」 「大丈夫、必死のパッチで治したから」

「なんだ、その必死のパッチって」 「知らないの?あなたたちは知ってるでしょ」

「知らん」 「プロ野球の人が使ってるやつだろ」 「阪神の選手が使ってるのはごく最近。大阪では昔からある言葉よ」 

「知らんなあ、こっちじゃまず使わんぞ」 「ウソー」


てな風に宴もたけなわになった頃、僕が思い出した。「プレゼントタイムだ」

長男 「わりい、今回は余裕がなかった」 

カミさん「いいのいいの、風邪で徹夜明けなのに来てくれただけで感謝よ」

で、次男が例のクッション風のポヨポヨ猫をバッグから出して手渡した。

「なにこれ、うわー、でもあったかくてやわらかいわ。ありがとう」

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僕のプレゼントはこれ。 大阪は心斎橋の店で見つけた猫の箸置き。

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たまたま見つけたものなんだけど、カミさんはよく知ってるブランドだそうで、それなりに喜んでもらえた。とにかくなにか猫系のものにしとけば、大ハズレはないんでね。


えっ、カミさんは御歳いくつになるのかって?

そんなレディの歳のことを口にするほど野暮じゃないけど。

ヒントはこの画像です。 戦艦長門の甲板で敬礼したり真ん中に陣取ったりしてる人。

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で、その後も生ハムが来て、豚の角煮みたいのが来て。 ラムトニックとかを飲みながらワイガヤやって。

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仕上げのパエリヤをパクついて、やけに満腹になって。

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そうはいっても、デザートは別腹なので美味しくいただいた。

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なんというか、実に美味しくて楽しいバースデイパーティーだったよ。

ちなみに風邪の二人はどうなったかというと、長男はパーティのあと、夜の街に姿を消した。 これから麻雀なんだと。 おいおい、だよ。 で、今朝方、勝ったぜと言いながら帰ってきた。

カミさんは今朝方はちょっとしんどそうにしてたけど、今はお出かけしてる。 なんでもパルコで全品3割引のバーゲン中なのでいかねば、なんだと。 こっちも、おいおいだ。

なので、僕はまりんと留守番しながら、この日記を書いたのでした。

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