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2017年05月27日12:50

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東京的な飲み物

こないだ、またしても60代の会に誘われて懇親会にゲスト参加してきた。

西成はあいりん地区、旧地名釜ヶ崎のディープな居酒屋に行ってから1か月かそこら。

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やけに元気な先輩方なんだよ。

今回はサムギョプサルの専門店だった。

知ってるかな、韓国の代表的な焼肉料理だそうで、肉は豚だけを使う。

焼いた豚肉をタレにつけて、キムチや刻みネギと一緒にサニーレタスっぽい葉っぱに包んで食べる。 なかなか美味だったよ。

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お値段は飲み食い放題で3千円ぽっきり。 

それもこういっちゃなんだけど、東京の方でよく見かけるチェーン店の焼き肉食い放題みたいなのとはまったく違う。 

豚とはいえ、ごついのに柔らかくて脂の乗った上等肉だからねえ。

しかもアルコール飲み放題付きだから、コスパは抜群だった。


で、肉をパクつきながら生ビールをグビグビ飲んでるときに、一人のおっさんが言った。

「東京ではホッピーちゅうのが流行ってるようやけど、飲む気にならんなあ」

そしたら周りの大阪のおっさんらも一斉にうなずいた。

僕はう〜んと唸ったね。

たしかに東京にいたときはしょっちゅうホッピーを飲んでたんだけど。

大阪に来てからはまったく視野に入ってこない。

だって、ホッピーって飲み物は安いのが最大のメリットなんでさ。 ノミホー千円がざらの土地では存在価値が激減してしまうんだよ。

といっても、ご存じない方もおられると思うので簡単に説明すると。

ホッピーというのは、ビールみたいな色の炭酸飲料。 これで焼酎を割って飲む。

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ホッピーは白(実際は黄色)と黒がある。 で、注文すると、焼酎が入ったジョッキとホッピーのボトルが運ばれてくる。 で、ホッピーをジョッキに注ぐわけだけど、だいたい半分は残る。 で、ジョッキを干すと、「なかみ」を注文する。 なかみというのは焼酎のことね。 で、残ったホッピーをまた注いで飲むわけだ。

値段的には最初のセットが400円前後で、なかみが100円から200円くらい。

これでジョッキ2杯飲めるので、生ビールなどより大分安くすむ。

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なので、酒場放浪記の人なんかがしょっちゅう飲んでみせるわけだ。

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実際、新宿とか新橋はもちろんだけど、今どきは銀座でも六本木でもどこでも大衆的な居酒屋に行くと、だいたいはこの飲料を備えている。

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で、僕やろまさんは愛飲してるんだけど。

正直言って、さほど美味いわけじゃないんでね。 ほかの酒がお安く飲める大阪では注文する発想の外にいってしまうんだよ。

僕らがこのまがい物ビール的な飲料に親しむようになったのはいつ頃からだったかなあ。

この10年かそこらじゃないかと思う。

たぶん、この女の人が父上の経営するホッピービバレッジの役員になって、新機軸の戦略を打ち出し始めたころと相前後する時期だったと思う。

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ちなみにホッピーで割る焼酎はキンミヤということで相場が決まっている。

無味無臭のアルコールそのものみたいな銘柄だ。

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この焼酎という酒も一昔前は縁がなかった。

少なくとも学生時代は飲んだことがなかった。 ビールで乾杯したあとは熱燗を飲む。 2軒目ではウイスキーを飲む。 そういうのがパターンだった。

日本酒といっても銘柄もわからない怪しげなのが多かったし、ウィスキーはサントリーホワイトが主流だったけど。

焼酎というものは、すねかじりのセイガクなんかが手を出すべきものではなくて、もっとこうの人らが呷るものという印象があった。

そういうイメージの形成には、僕らが子供の頃に一世を風靡したこのフォークソングがかなり影響してたんじゃないかと思う。

きょうの 仕事は つらかった〜 あとは 焼酎を あおるだけ〜 ♪

山谷ブルース 岡林信康


https://www.youtube.com/watch?v=yuPyhdzyGlI

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この歌、僕が中学高校の頃もまだまだラジオでよく流れてたからね。

ただ、レコードを手に取ってみたことはなかった。

今チェックしてみて初めて知った。 こういうジャケットだったんだね。

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まあ、山谷という街もかつては東京を象徴する存在だったと思う。

現に昭和40年前後の東京を舞台にする朝ドラでは、出稼ぎに出てきた父ちゃんがここの簡易宿泊所に寝泊まりして建設現場で働いていた。

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山谷ブルースと並んでインパクトがあった作品は、ここを舞台にした漫画だった。 

いわずとしれた「あしたのジョー」。

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今でもこのエリアにはいろんなモニュメントがあるそうだ。

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で、YouTubeでこれのパロディをみつけたよ。

誰だか知らないけど、映像が歌に絶妙にフィットしてるんでさ。

あしたのジョーファンもそうでない人も一回開いてみて。

ハードロック 山谷ブルース


https://www.youtube.com/watch?v=CuyX6EUtybc


この山谷ブルースという曲は、歌詞、旋律ともに多くの人の琴線に触れる作品のようで、いろんなカヴァーが存在する。

この艶歌の人のなんか聴かせるよ。

山谷ブルース 八代亜紀


https://www.youtube.com/watch?v=90VR9jriD4k


最後にもう一曲。まったく違うロックンロールバージョン。

山谷ブルース  ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
 

https://www.youtube.com/watch?v=DHWMIcnl9N8
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