昨日、1月5日も気温は下がったけどよい天気だった。
で、僕は早朝に出陣した。
いや、仕事じゃなくて映画館になんですけどね。
万国の労働者の皆さん、すみません
まだ正月休みを続けてるんです
カミサンの方は昨日から仕事を開始した。
家でやってる英語塾の生徒さんがうちに朝から来るという。
で、まあ、邪魔をしちゃいけないということで、出かけたわけだ。
目指すは隣町さいたま新都心のMOVIX。
地元浦和にもシネコンはあるんだけどさ。
そこはハリウッドのSFXものとか日本のテレビサイズものとか。 一般受けするのしか掛けないもんで。 どうもイマイチそそられないんだよ。
その点、MOVIXは午前十時の映画祭とかツボを押さえたラインナップを揃えてるんでね。
去年の秋に見逃したこれも朝イチ8:50だけで上映を続けてくれてたのだ。
艦これ劇場版
あっ、脱力しました?
すいませんね。 ヲタクなもので、新春一番にこういうのを大スクリーンで鑑賞すると、今年もやるぜ!という気分が盛り上がるんです。
一航戦の赤城も巨大娘の大和も、あいかわらずかわゆくかつ凛々しかったよ。
えっ、なんで娘たちの名前が連合艦隊の軍艦なのかって。
だって、彼女らはそういう軍艦の化身みたいなものなんだよ。
艦これ(艦隊これくしょん)はほかにもそういう艦娘(かんむす)が満載のアニメなんだ。
いったいなんだそりゃと言われても、そういう世界観が前提になってるんだからしょうがない。
おそらくミリタリーヲタク向けの雑誌「丸」の愛読者なんかは、憤激するか感激するかのどっちかだと思うね。
ああ、サンプルにした「丸」が特集を組んでた長門も陸奥も当然出てくるよ。 こういうの。
ええ、これ以上続けると、大半のマイミクさんに引かれちゃうと思うので、やめとくけど。
僕はなにしろ早起きしたので、席に一番乗りした。
その後、ポツポツとお客が入ってきた。 全員男の一人客。 それぞれ離れたところに座る。
数を数えてみたら全部で七人ぽっち。
荒野の七人か、マグニフィセントセブンか、俺らは!
まあねえ、1月5日といえば、世間様の大半は仕事を始めてるときだし。
時期遅れのアニメを朝から見ようなんて酔狂な者は、そうそうはいないだろうからねえ。
上映開始近くになると、中坊らしきガキのトリオやクァルテットがワイワイしながら入ってきたり、カップル(!)がいちゃいちゃしながら入ってきたりしたので、それなりに席は埋まったけど。
隙間だらけなことおびただしかった。
でもまあ、僕は料金1200円でかわゆい娘てんこ盛り90分を満喫して映画館を出た。
で、浦和に戻った。
カミさんはまだ仕事中だし、昼飯を入れとくかということで、駅前のサイゼリヤに入った。
11時の開店早々だったので、店内はガラ空きだった。
僕は喫煙コーナーに座った。 こっち側の客は僕一人だった。
で、ランチメニューのきのこデミグラスソースハンバーグと赤ワインのデカンタ500mlを頼んだ。
ここのランチセットは野菜サラダの上にポテサラが乗ってる。 しかも、コンソメスープはセルフでお代わり自由で、粗挽き胡椒をふると何杯でも飲める。
それでワンコインなので、コスパがよいんだよ。
で、ハキハキしたウェイトレスさんにオーダーをすませると、さっそく一服したんだけど。
なかなか次の客が来ない、こっちの喫煙スペースの方だけは。
ここはおおよそ2/3のスペースが禁煙席で、残り1/3が喫煙可になっている。
その禁煙コーナーの方には、母子連れや奥さん同士のお客がどんどん案内される。
それがこっちは・・・
さすらいの一匹狼か、木枯し紋次郎か、俺は!
まあ、平日のお昼前だからねえ。 スモーカーの客なんてそうそうはいないだろうからねえ。
それでもほどなくして、僕の前の席に職業年齢不詳な感じのひげ面、ちょっとファンキーなルックスのおっさんが一人座った。
まあ、ハタからみたら俺もああなのかもなと思っていたら。
近くの銀行の店の支店長さんかなんかの風情のスーツにネクタイのおっさんがこれまた一人で座った。
さらにガテン系の元気のいい兄さんが三人連れで来て、俺1番の大盛り、俺も!と注文する。
で、ようやくかっこがついたので、僕は再びゆったりした気持ちになって、ハンバーグ、ワイン、付け合せ、ライス、サラダ、スープのコースを巡回した。
スープは4回お代わりしたし。 これでしめて899円だから安いもんだ。
ほかにも何人かスモーカーがやってきてコーナーの一角を占める。
でも、向こうの禁煙コーナーがほぼ満席状態なのに比べると、隙間だらけ感否めずだった。
これはサイゼの喫煙スペースの存続も長くはないかもしれないと思ったね。
でもまあ、新宿とかの都市部の店では喫煙コーナーも満席が多いし、そういうところまで絶滅するにはまだまだ間があるだろう。
さて、この日の夜。 僕はその新宿に出向いた。
相棒のろまさんと待ち合わせてたんでね。
ろまさんとは今月2日にここ浦和のサイゼと焼き鳥屋で初飲みをしたところだったんだけど。
僕の正月帰省中にもう一回飲もうぜと約束していたので。
夕方6時に待ち合わせたわけだ。
彼は僕と違ってもう仕事に突入してるので、スーツ姿で約束の刻限に現れた。
で、馴染みのチェーン店串八珍に乗り込んだらびっくりした。
ガラ空きだったんだよ。
いや、ここは新宿中央口からすぐで便利だし、なによりお値段が手頃なので、いつ来ても満員御礼状態なんだよ。
で、お断りされるか、入れてもぎゅう詰めのカウンターに通されるのが常なんだけど。
昨日はなにしろガランガランだったので、4人がけのゆったりテーブル席に案内された。
まあ、正月休み明け直後だからねえ。 いきなり飲みに行こうなんていう文字通り酔狂な者はそうそうはいないだろうからねえ。
ということで、映画館やサイゼのときのように映画ネタのダジャレをかましたいんだけど、思いつかないので。 無理くりで一本だけ。
閑古鳥巣の上で!
で、まあ、僕らはゆったりと腰を落ち着けて、ぼんじりとかの焼き鳥やハムカツなどを肴にいいちこの水割りを傾けた。
話題はいつもの通りなんでもあり。
例えば、居酒屋や牛丼チェーンの多角化のことなど。
いや、先日の初飲みの2軒めで浦和の「豊後高田どり」という焼き鳥屋に行ったら、やけに安くてびっくりしたんだけど。
それは白木屋や魚民で有名なモンテローザグループの一派なんだと。
ワタミグループも三代目鳥メロなるチェーン網を広げることに邁進してるし、今や居酒屋チェーン業界では焼き鳥屋がブームなんだそうだ。
さらにすごいのが牛丼業界。 トンカツ屋に進出したかと思えば回転寿司もあるでよお。
こないだろまさんが大宮に仕事で出向いて目の当たりにしたんだと。
松屋と松八とすし松が固まって店を出してるのを。
居酒屋チェーンはニューフェイスの焼き鳥専業店の色を出そうとしてるのか、本体の影がちらつかないようにしている気配を感じるけど。
松屋の方はあっけらかんに直球勝負しているところがすごい。
ろまさんは、店を近隣におけば人材をシフトしやすいからじゃないかと推測してた。 寿司はわからんけど、トンカツの方は素人でも操作できるカツ揚げ機械を導入してるとテレビで紹介されていたそうだ。
それにしても、すし松ってすごいネーミングのセンスだ。
こうしていいちこのボトルを一本空けるまで長っ尻したんだけど、とうとう店内は隙間だらけのままだった。
でも、まあ、飲んで食ってダベッての楽しい3時間ほどを過ごして、代金はお一人3千円そこそこだったので、よかった、よかった、
ということで、朝から夜中まで丸一日楽しんだレジャー代金が映画、ランチ、飲み会合わせて5千円強。
なかなか上出来だと思ったんだけど。
一方で、この隙間3題を経験して思ったことは。
俺はどうも世間一般からずれた生活を送っているらしいということだった。
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