mixiユーザー(id:17610207)

2017年01月01日19:45

287 view

ニワトリ便り

マイミクの皆さん、明けましておめでとうございます。

こちら浦和はうららかな日差しのさす正月日和だったよ。

で、今朝は明け方に猫のまりんが布団に潜り込んできたので、今年最初の賀詞の挨拶をした。

そのあと、長男が朝帰りしてきたので、玄関を開けてやってあけおめを交わした。

そしたらカミサンも起きだしてきたので、同じく挨拶を交わした。

次男の方は僕が寝てる間に帰ってきて自分の部屋で爆睡中。


そこで、来るべきものが来た。 年賀状だ。 郵便ポストを見たら、束が放り込まれてた。

いや、実はねえ、僕はなんにも手配をしてなかったんだよ。

飲み納めを続けたりmixiにダラダラ日記を書いたりしてるうちに大晦日になって、紅白見ながら年越し天ぷら蕎麦を食べたりなんだりしてるうちに除夜の鐘になっちゃってねえ。

賀状は来たものだけ返す!の開き直り作戦を決め込むことにしちゃったんだよ。

これを毎年やってると、たぶん多くの知人から見捨てられるんだろうけど、去年は元旦に届くようにしたので、まあいいかあということで。。。

で、せっせと賀状を書いたのが今日一番の仕事だった。


もらった賀状は当たり前だけどニワトリの絵柄をあしらったものが多かった。

僕も自分の賀状がまっさらじゃかっこがつかないので、ロフトで買ってきた赤いニワトリのスタンプをポンポン押しまくった。

酉年といっても戌年みたいに犬全般を指すんじゃなくて、ニワトリだけが干支の動物なんだよね。

で、新年最初の日記はこのニワトリで、自分にまつわることをつらつら書いてみたい。


僕の場合は、まずこのキャラが思いつく。

ピヨたん

フォト  フォト

いや、新年早々すいませんあせあせ(飛び散る汗)

大半の方はご存じないだろうけど、去年放送された「えとたま」ていうアニメに出てくるキャラの一人でね。 総帥、巨乳派というヲタ仲間の間ではけっこう流行ったんだよ。

特に巨乳派は先月KBSでやってた再放送で再びハマってたので、困ったもんだ。


もちっとマジメな関係としては、去年はこのニワトリ画が得意な絵師の展覧会に振り回された。

伊藤若冲

フォト  フォト

僕はかねてからこの人の画に惹かれていてねえ。

上野の美術館で集大成みたいな展覧会をやるっていうから、喜び勇んで相棒のろまさんを誘って出かけてみたら。

1時間半待ちだと。 で、見送らざるをざるを得なかった。

そのときはGWの最中だったのでしょうがないかと思ったんだけど。

後日カミサンが友達と平日に出掛けてみたら、なんと3時間待ちであきらめざるを得なかった。

なんじゃ、こりゃあ!だったよ。


で、僕はあきらめたんだけど。

ろまさんは展覧会の最終日だったかに休みを取って、長蛇の列に並んで若冲を鑑賞した。 

疲れたけど、やっぱりよかったということだった。 

美術館で買ってきた豪華な作品集を見せてもらいながら、展覧会の模様を聞いたのがアメ横ガード下の焼き鳥屋「勇」の端っこのテーブル席だった。

フォト  フォト


焼き鳥ということでは、ろまさんとは新宿を中心にいろんな店を探訪してきてる。

中でも思い出横丁(旧のしょんべん横丁)は焼き鳥専業のちっさな店のメッカといえよう。

昔はスズメを出す店もあったようだけど、今どきは焼き鳥といったら鶏だ。

フォト  フォト


チキンカツという鶏料理もある。

ろまさんとは社会人駆け出し時代の独身寮仲間でね。

寮は兵庫の阪急沿線にあった。 で、日曜になると(当時土曜は休みじゃなかった)、仲間で繰り出す隣町のレストランのチキンカツ定食が昼飯のご馳走だった。

アトランタっていうお店なんだけど、今はもうないんだろうなあ。

定食にはお皿に盛ったライスとお味噌汁がつく昔ながらの洋食屋さんでね。 

キャベツにかけようとしてソースを頼んだら、うちは自家製のドレッシングを使ってるのでソースはかけないでくれと断られちゃった思い出がある。

そこのチキンカツがやわらかくてさくさくしててねえ。 ピカイチだった。


当時を過ごした関西、少なくとも大阪にはメニューにビーフカレーという表示がない店が多い。

かの地ではカレーの具は牛肉に決まってるので、単なるカレーライスといえばビーフカレーを指すからだ。

でも、たしか本場インドでは牛は聖なる生き物で食するなんてもってのほかのはずだから、かの国のお客さんが来た時のためにビーフカレーとちゃんと表示してあげた方がよいと思う。

同じように東京では、カレーライスの具は豚の方が一般的だと思うけど。

こっちはイスラム教徒の人にとってはまさに噴飯なので、やっぱりポークカレーときちんと表示するのが人の道だと思う。

で、そのカレーだけど。

僕とろまさんは東京の九段下で一緒に仕事をしてた時期が長かった。

で、職場の仲間内で一番の人気店がアジャンタだった。

インド人がやってる本格カリーの店でね。

僕らが若いころは九段下のグランドパレスホテルの裏っかわにあったので、仕事の合間のランチに行く人が多かった。

その後、麹町に移転しちゃったんだけど、ファンが多くて、メンバーを募ってタクシーで昼飯を食いにかけつけるなんてことをしてた。 

日テレが隣なんで、タレントさんを見掛ける機会が多いなんていう余禄もあったし。

で、僕はこの店でタンドリーチキンなる料理を初めて口にした。 たしかナンもそうだったと思う。 

フォト  フォト


から揚げ、フライドチキン、チキン南蛮、チキンハンバーグに手羽先、鳥刺し。。。

ほかにもいろいろ鶏料理はあるし、それにまつわる思い出も多いけど、キリがないので最後に鍋のことなど。

京都にいたときに職場の近くにあったので忘年会なんかで使ったのが鶏の水炊き専門の鳥初。

こんな感じで古都ならではの風情だったよ。

フォト  フォト


もっと古い江戸の昔には軍鶏鍋の五鉄があった。

といっても、これは例によって池波正太郎の世界なんだけど。

鬼平犯科帳ね。 あれの中で長谷川平蔵がひいきにする店なんだ。

池波師はねえ、とにかく花のお江戸の食事風景を描かせたら天下一品。

で、五鉄の軍鶏鍋も実に美味しそうなんだよ。

僕はテレビドラマの方は見たことがないんだけど、やっぱりいい感じで登場してたみたいだ。

フォト  フォト


と、鶏というと、どうしても食い物の方にばかり話が寄りがちになっちゃうので、音楽も一つ。

昨日の紅白は秋元軍団とジャニーズ軍団と演歌軍団の三つ巴バラエティショーみたいな感じで、いつも以上にダメダメだったけど。

中で気を吐いたのがピコ太郎。  と、X JAPANとTHE YELLOW MONKEY。

ヨシキのドラムはいかしてたし、イエモンの久しぶりのステージもよかった。

あと、ゆずの二人組も片方の頭髪が薄くなってたけど(カミサン言)、なかなか聞かせてた。

そのゆずと同じ頃にメジャーデビューしたのがBUMP OF CHICKEN。

僕はこのバンドをひいきにしていてね。

FMで流れた「スノースマイル」を聴いていいなと思い、後追いで「天体観測」を聴いてますます好きになった。

で、こいつらの新譜がこれまたいいんだ。

前期放映されたアニメ「3月のライオン」のOPとEDをバンプが担当しててね。

どっちもいいんだけど、特にEDがよかった。 

バックに映る主人公は孤独な少年プロ棋士。風景は物語の舞台となる佃島界隈。

こういうアニメをNHKがさくっと放送しちゃうんだから、時代も変わったもんだ。

3月のライオンED  ファイター  BUMP OF CHICKEN



https://www.youtube.com/watch?v=ngKGean1L8Q

フォト  フォト


このバンプ・オブ・チキンというバンド名には、弱者の反撃という意味を込めてあるそうだ。

たしかにチキンというのは、弱者というか臆病者、へなちょこな奴を指す罵声言葉だ。

このチキンという侮り文句が日本に定着したのは、ずいぶん昔のハリウッド映画が由来じゃないかと思う。

理由なき反抗 Rebel Without a Cause。 ジェームズ・ディーンだ。

実は僕はこの映画を見たことはないんだけど、なにしろ有名な作品なのであらかたの筋は知っている。

中でも有名なのがチキンレース。 ジミーとケンカ相手が断崖絶壁に向かって車を走らせる。

先にブレーキを踏んだ方がチキンだという決闘。

フォト  フォト


このチキンレースはその後幾多の作品で取り入れられた。

比較的最近のでは「アカギ」がある。

現代における麻雀漫画界の第一人者福本伸行の代表作。

その冒頭、少年がずぶぬれで雀荘に現れる。 チキンレースで海に墜ちて警察に追われて逃げ込んできたらしい。 そこでは雀ゴロたちが大金を賭けた勝負の真っ最中だった。 サツに割り込まれるのはマズい。 で、少年を卓に入れる。 ところがそいつ、アカギは天性の雀士だった。

という話で、チキンレースを巧く使ったイントロだったよ。

フォト  フォト


まあでも、漫画や映画ではそういう修羅場をいくらでも楽しめるけど。

僕は根っこは平和愛好者だ。

それが最近、日本も海外も威勢のいい声が台頭している気配がどうも濃厚で、なんかちょっとという気分になることが多い。

僕はなにしろチキンなので、ネットで主義主張の声をあげるつもりは毛頭ないけど。

マイミクの皆さんもそこに行きつくまでの方法論ではいろいろ考えが違っても、平和が一番大事という大原則は同じくしていると思う。

ので、新年最初の日記はニワトリじゃないけどカタローニャに住む鳥の歌で締めたい。

偉大なチェリスト、パブロ・カザルスの国連でのスピーチ

鳥たちはピース、ピース、ピースと歌うのです。



https://www.youtube.com/watch?v=3umVAHJNUKE
13 16

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年01月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る