危機感の差

定時後。
書類仕事をちょこっとやっていたら、そばで同じように書類仕事をしていたフィリピンやベトナムの人達の会話が耳に入った。

内容は中コロの事から始まり、自分の国ではどうだとか流石に蝙蝠は自分の国は食べないとか。
そこから話は自分たちの国の状況の話になり、彼らは軒並み海域は中国が幅を利かせて侵略に来ている。彼らは戦争をやりたいのか。自分たちは自分の国に帰れなくなるかもしれない。と言っていた。
日本語での会話だから自分でもわかったのだけどね。

はてさて。
中国に侵略を受けているのは日本も同じ。
これを書いている今も尖閣諸島を始めとする東シナ海には中国海軍の息のかかった船が大量に出張ってきている。
おまけに台湾に対して中国は公式の場で侵略の意を表し、台湾も攻撃を受ければ反撃すると明言している。
その台湾は沖縄の目と鼻の先だ。
にも拘らず、日本人の口から戦争危機について話はほとんど出ない。
これは重要問題をたいして取り上げないマスメディアの影響も大きいが、戦争をどこか他人事に捉えてしまっている節があるのもまた一因だ。

しかしながらこの現状。
日本人と周辺諸国の国の人でこんなに危機感の差があるのだと肌で感じた。