mixiユーザー(id:1750116)

2019年09月23日01:33

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半クラッチ得意ですか?

半クラッチ得意ですか?と聞かれて、
自信満々に「得意です!」と返せる人は少ないのではないかと思います。
得意!と返せるのは、「鬼の半クラ」のホワイトベースの二宮氏くらいかもしれません。

半クラッチが下手だと、運転がすごく下手に見えて、カッコ悪いですし、特にバイクは半クラが下手でエンストすると、転倒のリスクがあり危険です。
16歳から35年間、マニュアル車に乗っている私が、「鬼の半クラ」を超えるコツを書いてみたいと思います。

一般的にマニュアル車の発進方法は(半クラの使い方は)下記の4パターンだと思います。

(1)回転数を上げてからクラッチをつなぐ。
(2)アクセルを開けるのと、クラッチをつなぐのを同時に行う。
(3)アイドリングで半クラでつないでから、アクセルを開ける。(またはアクセルは開けずに、半クラのままや、アイドリングで進む)
(4)アクセルを煽りながら、クラッチをつなぐ。

このどれが正しいかと言うと、全部正しいです。
状況によって、使い分けるのが良いです。

(1)と(2)が最も一般的な発進方法でしょう。
(1)と(2)のどちらが上手に見えるかというと、(2)のほうです。
(2)は半クラで繋がる瞬間を完璧に感じられないと困難なので、自分の車やバイク以外で、すぐに出来る人は、半クラが得意の人と言えると思います。
ただし、上手な人でも、速く発進するためには、(2)より(1)を使います。

超低速で渋滞している時や、なんらかの理由で超低速で進む必要がある時は(3)が適切です。(1)(2)の方法だと普通に発進しますから、超低速で進むのには適していません。(3)を使いこなす人は、渋滞時に超低速で進む時に、クラッチをつないだ後にアクセルをまったく開けずに、アイドリングだけで進む事を多用します。
上手じゃない人は、低速でガコガコ不安定になりますが、そうなる理由は、クラッチをつなぐのが早いか、アクセル操作がラフだからです。アクセルを入れる時、戻す時は、ミリ単位のソフトな操作をしてください。

絶対にエンストしてはいけないケースでは、(1)と(4)が適しています。
特にバイクは、超低速で曲がったり転回する時にエンストすると転倒する可能性がありますから、そういうケースでは(1)か(4)を使うのが適しています。4輪車より、やや高い回転数を保ったほうが良いです。

半クラの上級者かどうかの見極めは、速く走る時の発進時の音でも判断できます。
普通は、クラッチを繋いだ瞬間に一瞬回転が下がりますが、上級者は回転を下げずに発進する事が出来ます。
オートマ車は発進時に回転が落ちる事はないですが、上級者はマニュアルでも、オートマのように回転を落とさずに発進出来るので、無駄のない速い発進が出来ます。

半クラが上手になるポイントは、半クラになった瞬間に、手や足を一瞬とめる事が出来るようになる事です。
時には、クラッチを切る方向に少し戻すのも効果が高いです。
エンストやガコガコは、クラッチを早くつなぎすぎる事が原因の事が多いです。
スタート時や、低い回転数でゆっくり走っている時は、半クラッチのところで一瞬左足を止めて、そこからソフトに繋ぐ必要があります。
ブリッピングを使わないシフトダウン時も、同じ動きが必要です。ブリッピングを使わないシフトダウンは、回転数が高いと半クラッチの時間が長くなってクラッチ盤が減ってしまうので、速度が落ちてからシフトダウンしたほうが良いです。
エンブレをよく効かしたい時や、シフトダウンして素早い加速をしたい時は、ブリッピングを使ってシフトダウンしましょう。

初心者に多い、ブオーンと回転数を上げすぎる恥ずかしい発進をする人は、半クラまでもっていくのが遅かったり、半クラになる瞬間にそこで止める技術がなかったり、アクセルの微妙な開度のコントロールが出来ない事が原因です。



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