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2019年04月21日11:17

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競りを見た

 昨日は新しい体験をしたので書いておこうと思う。
 朝、起きてねこまんまを食べてから魚河岸へ行ってみた。ネットに乗っていた住所は事務所のほうだったらしく、どうしたものかと思っていたが、前から近くにある製氷施設と書かれた大きな施設が気になっていた。どうもそこがくさいと思い、覗いてみると中は見事に魚河岸だった。
 コンクリート張りの床に水がたっぷりと流されていて、中にいる人は基本的に長靴で移動している。入り口に消毒液を張ったたらいが置かれていて、中に入るものは靴を浸けて入るように書いてある。靴を浸けてそうっと入ってみた。吹きさらしの床に大きな鮪がゴロゴロ並べてある。鮪は全体の半分弱ほどを占めていて、残りは色とりどりの魚や貝だった。竜宮城でも近くにあるのかと思うような語句彩色の魚たちがびっしりと並んでいる。
 やがて競りが始まった。
 私は競りがどんなものかテレビでしか知らなかったものだから、どこか隅のほうで私にも売ってもらえるような魚があるかと思っていたが、全くそんなことはないのだとすぐに心得違いに気が付いた。ここは全く観光化されていない、純粋に店屋の人たちが買い付けに来るところで、競りの参加権を持たない人間は指を咥えてみていることしかできない。
 競りを司る人が声を張り上げて参加者と魚をさばいていく。記録を取る係の人はタッチパネルで記録を取っていた。鮪や魚が売れると、勝った人が鉤に引っ掛けて床の上をつるつると引っ張っていく。売る方も買う方も慣れたものだった。1時間ほどで魚はすべてきれいに売れて、競りの場所も片づけてみんな撤収していった。

 私は今売れた青緑の魚が食べてみたくて、その足で近くの市設市場にいってみた。案の定、魚屋に今しがた見た青緑の魚が置かれている。ただ一人で食べるには大きいので店のおじさんに聞いてみると、午後から刺身にして売るという。先に他の買い物を済ませることにした。
 地元スーパーにいってみると、グルクンという赤い鰯ほどの魚があったので買ってみた。それからイオンのダイソーで保冷箱と保冷剤を買い、魚をしまった。昼食を食べてから市場に戻ってみると、先ほどの魚が皮が付いたまま切り身になっておかれていた。iイラブチャーというそうで、500円分買ってみた。青緑の皮が付いたまま切ったので、白い身とのコントラストが大変美しい。おじさんは、この魚は酒飲みのおっさんが買っていくものだといっていた。
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