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2020年02月18日20:23

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奥高尾&北高尾 登山記

12月12日、前の職場の同僚で山仲間のA氏と秩父方面の山に行く予定が、天気予報は雨(秩父は雪)。ただ、日中の早い時刻で雨が止む見込みであったため、場所を近場に変更し、奥高尾→北高尾を歩くことにした。

北高尾は「高尾アルプス」とも呼ばれる、アップダウンの激しい健脚コースで、個人的に行くのは平成27年10月以来、3年2ヶ月ぶりである。今回は、奥高尾も北高尾も、歩くのは西側の一部、ということになる。

ちなみに、北高尾を端から端まで歩くには、高尾駅から八王子城跡までのバスに乗る必要があるが、そのバスは土日祝日しかない。この日は水曜日。どっちにしろ、北高尾の全コースを歩くことはできないし、そもそも北高尾は眺望が乏しいので、鍛錬には向いているが、ファン・ハイキング向きのコースではない。

2018年12月12日、旅す。

8時前に自宅を出発。ところが、駅に向かうまでの間で、杖を忘れたことに気付く。俺のような肥満体は、杖無しに山に登ることは非常に難しい。とはいえ、自宅に杖を取りに戻っていたら、確実に電車に乗り遅れる。歩きながらLINEでA氏に「杖、忘れた。1本貸して」と伝えたところ、了承してもらえたので、そのまま駅に向かった。

8:17、東府中駅発の京王線に乗る。9:12、高尾駅発のバスに乗り、小仏バス停(標高290m)に到着。杖を借りて、まずはここから景信山の山頂を目指して登り始める。

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途中、水場があった。小仏バス停から景信山へのコースは複数あるが、このコースで登るのは初めて、のはず。

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標高を上げて行くと、なんと積雪あり。先日に降った初雪の積雪である。平地では積雪にはならなかったが、奥高尾は山だけに雪が残っている。尤も、おそらく午後には溶けたであろうが。

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景信山山頂に到着。標高727m。平日で、朝の時間帯で、悪天候で眺望は真っ白であるため、他にハイカーがいない。人っ子1人いない静かな景信山の山頂というのも初めてだ。寒いので、湯を沸かし、インスタント味噌汁を作って飲み、休憩する。味噌を溶かすマドラーになるものを持っていなかったので、魚肉ソーセージでかき回して溶かした。

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奥高尾を西へと進み、堂所山(どうどころやま)へと向かう。堂所山へは木々の根が張る急な坂道を登り詰めて行く。縦走して陣馬山まで行く時は、この急な坂道は上らずに堂所山の山頂をスルーし、巻き道を使うのが通常である。

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堂所山山頂に到着。標高731m=この日の最高峰。記念撮影をし、昼食休憩を取る。ここから先、山道は奥高尾から「北高尾山稜」へと繋がる。3年2ヶ月前とは逆方向で北高尾山稜を進む。

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関場峠(標高546m)を通過。

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地図には「611m」と載っているポイントを通過。実際には、ここが三本松山の山頂(標高611m)のようだが、山頂碑は東に少し離れたところにあり、この611mポイントには道標がある。この道標の後ろ側が、「夕やけ小やけふれあいの里」の近くまで続くバリ道となっており、「ここがそうだ」と入口を見つけたのだが、A氏に提案したところ、寒くて早く温泉に入りたいこともあって、無難に下山しようということになり、今回は避けた。

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三本松山の山頂碑を通過。

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大嵐山の山頂(標高583m)を通過。この後、野猿の群れに遭った。この北高尾山稜は、事実上、ハイカーの多い奥高尾山稜の隣の尾根でありながら、獣に遭遇するほどに山深い。尤も、この日は平日ということもあり、奥高尾では1組のハイカーとすれ違ったのみだったが。

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黒ドッケ山頂(標高621m)に到着。ここで少し休憩を取る。人が多い奥高尾と違って、野趣に溢れる北高尾には巻き道が乏しいため、1つ1つの山頂を経るのために、その都度アップダウンを繰り返した。この黒ドッケ山頂から「夕やけ小やけふれあいの里」へと下る。この道は、北高尾山稜におけるほぼ唯一の一般エスケープルートで、俺自身、歩くのは初めて。

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道標も整備されている。この道標によれば、北高尾から北に向かって下りるこのエスケープルートを、「夕やけ小やけふれあいの道」というらしい。

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「夕やけ小やけふれあいの里」に到着。標高254m。田舎体験ができるレクリエーション施設、といった感じか。

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ふれあいの里には「おおるりの家」なる宿泊施設があり、日帰り入浴(500円)ができる。バスの時刻に合わせて入湯することにする。

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「おおるりの家」の入浴施設。天然温泉ではないが、柚子風呂で温まった。

この日の入浴施設は平日で空いていたが、地元在住の入湯客に聞いたところによると、土日には結構混むとのこと。黒ドッケからの下山道を歩くハイカーも少ないだろうに?と思ったら、陣馬山から下山してバスで高尾駅に戻るハイカーが、途中下車して寄るのだという。

風呂から出て、宮の下バス停からバスに乗り、高尾駅に到着。この日の山行は終了となった。

この日は早い時刻に雨は止み、その後、断続的に晴れ間も見えたものの、基本、曇り空でガスが立ち込むという登山に向かない天候が終始した。それでも、足慣れた近場において、こういう静かな山歩きをするというのも悪くはないものだ。

YAMAP計測で、活動時間は9:39〜15:20の5時間41分。距離10.8km。高低差484m。累積標高差が上り790m、下り821m。そして、その翌日は、群馬県と栃木県の境の山へと登ったのであった。

以上です。次回は「仙人ヶ岳 登山記」です。
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