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2018年04月18日05:02

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あしびきの山のあなたにすむ人は待たでや秋の月をみるらん 三条院御歌

あしびきの山のあなたにすむ人は待たでや秋の月をみるらん
 三条院御歌
 題しらず
 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 382

「月の出る山の向こう側に住んでいる人は、待つことなく秋の月を見ることであろうか。」『新日本古典文学大系 11』p.122

後葉集 秋上[寂超(藤原為経(ふじわらのためつね 生没年未詳)が藤原顕輔の『詞花集』の選歌を難じて撰]。
続詞花集・秋上[藤原清輔による私撰集。『詞花集』に継ぐ第七勅撰集となるところを、下命者である二条天皇(1143−1165)の崩御に遭い実現しなかった]。
参考「おそく出づる月にもあるかなあしひきの山のあなたも惜しむべらない」(古今 雑上 読人しらず)。
「月前に志を言う」の歌。

三条院(さんじょういん 976-1017)第67代天皇。冷泉天皇第二皇子。母は摂政太政大臣藤原兼家長女・贈皇太后超子。花山天皇異母弟。
後拾遺集初出。新古今二首。勅撰入集八首。
小倉百人一首 68 「心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな」
http://goo.gl/VvXJLf
https://goo.gl/z4tV4a

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