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2020年01月25日09:13

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「ペット・セメタリー」

原作はスティーブン・キングで、1989年にも映画化されているがそちらは未見だ。
スティーブン・キングらしいホラー作品であった。

かつてボストンので救急セクションに所属していた医師のルイスは、妻の勧めもあり田舎町で学校の医師になることにした。
家族で移住してきた家は広大な敷地の中にあり、その一部は地域住人の「ペットセメタリー(ペットの墓場)」になっていた。
引越し初日、偶然近所の子供たちがペットの埋葬をする場面を目撃した長女のエリーは、ペットセメタリーで隣人の老人ジャドと出会う。
エリーとジャドは親しくなり、家族ぐるみの付き合いになる。

ハロウィンの日、エリーが可愛がっていた飼い猫がチャーチがトラックにはねられて死んでしまう。
死骸を見つけたジャドがルイスに伝えるが、レイチェルはエリーがまだチャーチの死を受け入れられないと思うので、は逃げたことにしようと提案する。
ルイスはジャドに頼み、チャーチをこっそりペットセメタリーに埋葬しようとするが、ジャドはペットセメタリーよりも奥の地にチャーチを埋葬した。
すると翌日、チャーチは生き返って帰宅する。

妻のレイチェルは、子供時代に難病の姉を亡くしていた。
姉が亡くなったのは自分にも責任があると悩み続けていたが、転居した現在の家も、姉の陰におびえるようになってしまった。
チャーチが不思議な復活をしたこともあり、転居しない方がよかったおびえるレイチェルを、ルイスはなぐさめエリーの誕生パーティを大々的に開こうと提案する。
だが誕生パーティの日、今度はエリーがトラックにはねられてしまう。

死者を蘇らせる土地の不思議な力と、レイチェルの子供のころの記憶をうまく組み合わせた演出だ。
終盤はスティーブン・キングらしい追われる者の精神的な緊迫感で、どんどん緊張感が高まっていく。
世界観もよくラストもなかなかの落とし方で、個人的には巧くまとまったホラー映画だと思った。


23.ペット・セメタリー
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