朝日杯フューチュリティステークス

先週の阪神JFは馬券を買う人なら99％が、枠順の発表前に3強に2頭加えておけばまず当たるだろうと考えた。
さらにそこから、3強がそろって連を外すことはないだろうと考えた人がほんとどだったが、結果はその3強以外の2頭のワンツー。
結果、3連単は86,720円と言う高配当だった。
99％が最初は同じ考えで、その5頭のうちの3頭で決まったのに高配当、競馬と言うものはそういうものだ。

今週の朝日杯FSも似たような人気になっている。
サウジアラビアRCをレコードで勝ったサリオスが2倍前後で断然の一番人気だ。
5番人気のビアンフェまでが単勝10倍を切っており、6番人気のラウダシオンは一気に単勝17.9倍まで跳ね上がる。
今週も、この5頭で決まる確率は高そうだ。

ただし、今週は一番人気のサリオスでほぼ決まりだろう。
前走のサウジアラビアRCはダノンプレミアムのレコードを0.3秒上回ったが、目一杯の競馬ではなく、2着のクラヴァシュドールに並びかけられそうになってからさらにもう一伸びした。
2歳馬戦だけに絶対はないのだが、この馬は1月生まれの早生まれで、他の馬よりも現時点での完成度も高そうだ。
今回はこの馬が本命で仕方がないだろう。

対抗も2番人気のタイセイビジョンにする。
前走の京王杯2歳Sでは、この馬もレースレコードを叩き出している。
しかもスローペースで前残りの展開の中、好位から33.5の上りで他馬を置き去りにした。
上り2位の馬が34.3なので、次元の違う脚を使っている。

3番手は、その京王杯2歳Sで2着だったビアンフェだ。
京王杯は逃げて、普通だったら勝っているレースだった。
タイセイビジョンは前々走の函館2歳Sで負かしており、さらに今開催の阪神は、先週の阪神JFがそうだったように逃げ馬の前残りが目立つ。
絶好の2番枠を引いており、そのまま一気に逃げ切る可能性もある。

4番手はレッドベルジュール。
2戦2勝でどちらも33.8の上りを使っており、上りの速い馬に有利な阪神1600mには合いそうな気もする。
しかしその2戦は、1800mの1.50.7と1600mの1.34.5。
どちらもタイム的には平凡で、今の阪神の高速馬場に対応できるかは未知数だ。
切れ味勝負になっても他馬を圧倒する末脚とは思えず、連下候補にする。

5番手はペールエールか。
レッドベルジュールが勝ったデイリー杯2歳Sで3着。
スローペースで流れたとは言え、好位追走して前2頭が直線失速していることを考えると、まだ見限れない部分もある。
ビアンフェと一緒に速い流れで引っ張り、最後に3着に粘るという可能性はあるだろう。

それ以外では、デイリー杯2、4着のウイングレイテスト、トリプルエース、小倉2歳Sを勝ったマイネルグリットあたりも3着ならあるかもしれないが、手を広げるとトリガミを食らうので今回は5頭でまとめる。


◎サリオス
〇タイセイビジョン
▲ビアンフェ
△レッドベルジュール
×ペールエール


馬券は3連単フォーメーションで、1着◎○、2着◎○▲△、3着は◎○▲△×の18点勝負で、◎からを厚めに買う。


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