mixiユーザー(id:1742111)

2019年11月13日11:35

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頭を使うとカロリーを消費するらしいが(棋士は将棋の試合だけで一日数キロやせるという)、ヘトヘトに疲れているときや具合が物凄く悪いときに難しい本とかややこしい本が読めなくなるのは、脳にそれを読むだけのカロリーの余裕が無いからなのだろうか。吉本隆明は体が弱ってきた晩年に、恋愛小説は全く頭を使わなくて済むから楽でいいので最近は恋愛小説ばかり読んでいる、と語っていた。恋愛小説が楽に読めるのはカロリーを使わない(=頭を使わない)からであるという説はなんだか面白い。たしかにハーレクインロマンスみたいなのは全く頭を使わずに読めそうだし(読んだこと無いけど)。

もし万が一、自分が入院することになったらどの本を持っていこうか、なんてことをたまに考える。以前はカラマーゾフの兄弟を持ち込んで何度か読んでるうちに退院ってことになるだろうなんて思ってたものだが、考えてみれば入院するほど体が弱っているときにカラマーゾフなんて読めるものだろうか。カラマーゾフは過去2回読んだが結構ややこしいし読むのに疲れる。てことは、入院してそんなものは読めないかもしれない。であるならば、何を持っていけばいいのだろうか。読むのにほとんどカロリーを使わない恋愛小説でも持ち込めばいいのかな(よけい読む気にならんと思うが)。

ところで、脳にダイレクトにエネルギーを送り込むには甘いものがいいらしい。そもそも脳だけでなく体力を速攻で補うには糖分がいいらしく、山登りなどでは吸収がいいということで羊羹が選ばれるのはよく知られていること(あとチョコレートも定番だ)。ということは、頭を使うときにも前もって甘いものを取っておけば効率がいいだろう。

で、思い出した。小学生のときに塾で全国模試があって、塾の友達と模試会場まで電車に乗って行ったことがあるのだが、そのうちのひとりが突然駅のキヨスクで板チョコを買い、その場でおもむろにバリバリと食べ始めた。僕はそれを見てかなり驚いたのだが(駅で板チョコを買っていきなり豪快に食いだす小学生というのは珍しいと思う)、その彼はその後、開成中学に合格した。甘いものを食べて脳にエネルギーを送り込み、それで試験に臨めば効率よく脳を使うことが出来るだろう。別にチョコレートのおかげで開成に行ったというわけでもないが、異様に見えたあの行為は実は理に適ったものだったのだ。ということを40年以上経った今ごろになって気付いた自分は、よっぽど脳にチョコレートが足りて無いのだ。
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