mixiユーザー(id:1742111)

2019年08月20日20:55

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ビデオテープをDVDにしてくれるネット店舗で古いVHSのテープを3本ほどDVDにしてもらった。で、そのテープにダビングしてあった「風に吹かれて」(1992年にTBSで夜中にやってた資生堂提供のアウトドア番組)を8回分見た。他にもDVDにして保存しておきたいテープはいろいろあるのだが、とりあえずこれだけは絶対に破損したくない貴重なものだったので慌ててDVDにしてもらった。

この番組、とにかく大好きで毎回欠かさず見てたのだが、テープに取って残っているのがこの8回分だけ。ネットの動画サイトでもこの番組が動画で上がっているのを見たことが無いので、かなりマイナーな番組だったのかもしれない。当時個人的にアウトドアのマイブームで(といってもアウトドア系の本や雑誌を見てアウトドアの店に行くというマイブーム。実際にキャンプとかするわけではない)、この番組はそのときの気分にピッタリだったのだ。また回によっては当時の雑誌「オリーブ」的な要素もあり、そこがとても気に入っていた(湯沢京なども出てた)。

というわけで、DVDにしてもらった「風に吹かれて」を見てみたのだが、なんだかどうもシックリ来ない。軽く肩透かしを食らった感じ。どうも違和感しか無いのだ。この違和感は何なんだろうなあとずっと考えていたのだが、いまいちよく分からず。

考えられる要因のひとつとして、この番組を「過去のもの」として自分の中でまだ完全に対象化しきれていないということが考えられる。自分が特別好きだった番組だけに、まだこの番組の提示していた価値観のしっぽみたいなものが自分の中にかすかに生き残っていて、現在の自分への影響が続いている、というのがあるのかもしれない。

あるいは、この番組の価値観が今の自分には全く無くて、共感できる部分がどこにも無い、ということも考えられる。なにせバブル時代の番組なので、現在の価値観とは全く違う。バブルのその後を知ってるだけに、しゃべってる内容が薄く感じられたり、妙に安っぽく見えたりするのも確かだ。共感できるような部分が無くて自分と全く関係の無い世界なので何の引っかかりもなく頭の中をスルーしていくのかもしれない。

あるいは、ずいぶん昔のことなので自分の中でこの番組の印象がどんどん肥大化し、幻想が大きくなって、とんでもなく面白いものだったと思い込んでいただけとか。

あるいはまた、そんな大仰なことではなく、単に今の気分に合ってなかったとか、そういうことなのかもしれない。「気分」というものは大事だ。ひょっとして最も大事なことかもしれない。気分によってすべての見方が変わるものなのだ。

とまあ、理由はどうあれ、イマイチでしたということで。5年後くらいにまた見てみたい。

そんなわけで、他にDVD化したいビデオテープもたくさんあることだし、つぎはどれをDVDにしてもらおうかと思案中。とはいえ、うちのテレビの下には普通にビデオデッキが置いてあり、このまま普通にビデオが見れるので、あえてDVDにしなくても見れることは見れるんだけど、テープが駄目になるのが怖い。でも案外DVDの寿命は物凄く短くて、古いテープより先に駄目になるかもしれない。音楽なんてmp3のデータはUSBメモリの死とともに消えてしまうけど古いレコードはずっと健在だったりするしなあ。
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