WBCについて、あまり言う人がいないので言っとく。

WBCについて、野球ファンが肯定的に捉えるとして、その真の理由とは。

(商業主義だ、みたいな小市民的な話は、いい。ハナからアマ大会じゃないんだから当たり前でしょw)

イチローさんがかつて、相手に失礼と取られかねない発言(今後何十年先もカナワンと思わせるくらいの圧倒的な勝利が欲しい、的な)をした理由も、同じ。
(聞いてないけど、絶対そうw)

サッカーのワールドカップを思い出してみて欲しい。
オリンピックを上回る世界最高の大会。その舞台で勝利すること、その栄誉の高さははかり知れない。
けど、初めからそうだったワケじゃない。第一回大会の参加国は13カ国に過ぎなかった。
長い歴史を経た上での、今がある。

WBCについて肯定的な野球ファンは、WBCにもそうなって欲しいと、密かに思っているのだ。※
100年後...日本は第一回、第二回大会を征した伝説の国。そして100年を経てなお、常に優勝候補に挙がる強豪国。
アメリカと日本は、サッカーにおけるイングランドとブラジルの様な存在。「母国vs.王国」として、その対決はいつも盛り上がる...
...妄想しただけでイッちゃいそうだw
そうなるためには歴史が必要だ。今はナンダカンダ言われても気にせず、淡々と、大会に、歴史とステータスが積み重なっていくのを見守るしかない。

※なぜ「密かに」かというと、いい大人が公言するには、100年とか壮大な夢過ぎるし、そこを差し引いても、冷静に考えると無理かなァ、と思えてしまうから。
野球には、サッカーほどの普遍性は無い。ルールはスゲー細かいし、道具もフィールドも特別なのが要る。楽しく思えるまでにカネがかかるのだ。
だから、100年の歴史を持ちつつも、特に発展途上国においては、ほとんど流行ってない。

第二回大会の決勝のとき、心臓バクバクし過ぎて、鼻血吹き出して死ぬんじゃないかと思った。カワイイ子と初××する時でさえ、あんな興奮はしたことがない。
強豪国におけるサッカーがしばしばそうである様に、日本における野球もまた、生活文化に深く根ざし、国民性を遺憾無く表現する。問題は、それで実際に強いの？であるが、実際強いのだ。そして世界一美しい。ワールドカップの決勝とは、それを証明出来る唯一の舞台。
そういうものだから、あの興奮は、他のものでは代え難い。ブラジル人にとってのサッカーの様に、日本にもそういうの、欲しいなぁと、思ったっていいじゃないさ
|ω・`)