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2013年08月22日00:16

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金メダル至上主義結構

■全柔連、新会長に宗岡氏選出…副会長に山下氏
(読売新聞 - 08月21日 18:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2548488

山口香が「嘉納治五郎の理念は人間教育だったのに、それが金メダル至上主義になったのが不祥事の根底にある」みたいなことを言ってたんだけど、

それは違うよ。金メダル至上主義結構。
http://www.brokenmagnum.jp/oldsite/rc/col/index.html
にも書いたけど、
勝ちを狙わないスポーツ競技なんて、面白いわけがない。
負けても悔しくなかったら...つまらなすぎて、やる動機が無いよ。
勝ちを狙わない格闘技なんて、踊りじゃないか。

(いやそれはまぁどうでもよくて、)

「暴力だのセクハラだのの遠因が勝利至上主義だなんて、勝利至上主義に失礼だろ?」
と言いたい。
そこ履き違えると、練習はヌルく、弱くなるだけで、何も得るものがないから。

オランダだのフランスだのは(少なくとも五輪メダル目指すような人達は)
間違いなくメダル至上主義だよ。たぶん。
ただ、ヤツラが試合に勝つために何をしてるか、は、ほぼ純粋に技術論であって、
根性だ精神力だじゃ恐らくないでしょ?ってこと。

要は非合理的な暴力的指導をやめりゃよくて、メダルは狙いませんなんて言わなくてもいいんじゃないんですか?と。

まぁ実際は線引きは難しいと思うけどね。
例えば「甲子園」は、教育の名のもとか何か知らんけど、日程がハードだと思う。
決勝はお互いボロボロで、お涙頂戴みたいな試合、オレ嫌い。
高校でツブれちゃう選手もたくさんいると思う。
しかし一方、あれを乗り越えて来たバケモノみたいな子たちによって、プロ野球も支えられている。
であれば、ハードルは下げるべきじゃない(下げる必要も無い)のかなー、なんて思ったり。
こんな話も聞いたことがある。ある高名な大学野球部の監督さんは、
非科学的、ときに理不尽とさえ思える泥臭いシゴキ(ミスしたらグラウンド10周、だの)を、
あえて課すのだという。
理由は、練習はとにかく苦しくなくちゃいけないから。練習で苦しまないと、試合では笑えないから。
逆に、そのシゴキ程度でネを上げるヤツは、どんな才能やテクニックを持っていたところで、
プロだの行ったって、とてももたないから、なのだそうだ。

でもそこでまた言えること:それは、競技レベルの高いところで、勝ちを目指してるからこそ起こる諸々。
競技レベル落とすと、全部破綻する。
試合見にくる人も無くなるし。選手目指す子もいなくなるし。


しかしアレだなー、
高橋尚子が金を取った時、そのナチュラル感に「あぁ、日本も、根性でスポーツをやる時代は終わったんだな」と思った。
(あと蛇足ながら、彼女はタイプですw)
多分女子の方から先に「日の丸を背負う」的なプレッシャーじゃなく「私が楽しいからやるんです」な人が増えていくんだろうなー、と思ってたら、
鈴木桂治が「メダル取っちゃいました。イェーイ」と言ったのを見たとき、男子にもそういう時代キタ!、もう山下泰裕や斎藤仁の時代...昭和は遠くなりにけりなんだ、と思った...
(井上康生については逆にちょっと○ザコン感があって、あ、この子はメンタルちと弱いかな?と思ったら、案の定...?!)

...もんだけど...そういう観点でいうと、最近の日本柔道男子って...昭和に逆戻りしてない?そもそもが。


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