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mixiユーザー(id:17119814)

日記一覧

大砲(47)
2016年04月30日11:52

この頃のヨーロッパの製鉄炉を、日本語では高炉と呼んでいる。これは、ふいごでの送風効果を高めるためには、炉の面積を小さくする必要がある。一方で、木炭燃焼ガスによる還元が効率的に行われるように、気体の対流を良くする必要があり、炉の天井がどんどん

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大砲(46)
2016年04月29日13:26

槍または刀剣が主力だった時代、最適な材料である鋼鉄は実に貴重だった。英語では鉄はアイアンだが、鋼鉄はスティール。つまり別格の扱いなのである。古代ローマでは鋼鉄を生み出す鉄鉱石の産地として、オーストリアのシュタイエルマルクが有名だった。鋼鉄を

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大砲(45)
2016年04月28日10:27

最初期の鉄精錬法、たたら製鉄は鉄鉱石と木炭を炉の中に入れて、木炭を燃やし高温になると、燃焼ガス中の一酸化炭素が酸化鉄の酸素を奪って二酸化炭素になる。そして酸化鉄は還元されるという仕組み。炉の温度が400℃以上で、還元反応が始まるそうである。

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大砲(44)
2016年04月27日08:10

大砲の素材の話で鉄について、錬鉄とか鋳鉄とか出てきたので、ここで鉄についてまとめておきたい。鉄は地球上に存在量が非常に多い。アルミニウムはもっと多いが、イオン化傾向が強すぎて金属として利用するための製錬には、高度な技術が必要である。利用のし

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大砲(43)
2016年04月26日14:10

アメリカは北部の大西洋沿岸と五大湖周辺が一大工業地帯となっている。これに対して、南部は農業中心。南北戦争時も工業力は北。南は兵器については専ら外国頼りだった。イギリスやフランスから兵器を輸入したが、港を襲われるとまずい。そこで沿岸防衛用に作

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大砲(42)
2016年04月25日13:48

1861年、黒人奴隷制度の是非を巡って、北部州と南部州が対立。南部州はアメリカ合衆国から分離独立を宣言、アメリカ連合国となった。これを許さじと、合衆国が連合国へ侵略し、南北戦争が始まった。アメリカではこの戦争は内戦とされているが、真実は合衆

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パックルガン
2016年04月24日12:55

機関銃の発想は大昔からあった。自動的に連続発射する銃があれば、戦いで有利になるのは明白だ。そのため、こうした銃を作る試みはかなり古くからある。現代の機関銃は、弾を撃った時の反動を利用して、次々と弾薬を薬室に送り込む方式だが、これを可能にする

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機関銃
2016年04月23日22:51

金属式カートリッジの登場によって、実用可能になった銃が機関銃だ。弾丸を自動的に連続発射するものだ。一般的には口径が20ミリ以上は砲というので、20ミリ以上のものは機関砲と呼ばれる。機関銃の定義は20ミリ未満の口径の弾丸を、フルオート射できる

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元折れ式
2016年04月22日10:52

銃身の付け根部分が折れ、ここから弾薬を装填するものを元折れ式銃という。狩猟用の銃ではわりと一般的な方式である。多くの国では多数の弾薬を一度に装填できるショットガンは、所持が禁止または制限されている。なので連発式ショットガンは軍または警察機関

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ショットシェルも金属薬莢を使う。金属カートリッジの発明者はフランスのルフォショーだが、同時に彼は金属シェルを使うショットガンも製作している。画像がその写真だ。狩猟用のショットガンに多く見られる、水平二連式のショットガンとなっている。銃身の付

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シェル
2016年04月20日10:07

ショットシェルの口径表現方法は、重さ1ポンド≒454gの鉛球の直径を1ゲージ、1/2ポンドの鉛球の直径を2ゲージ、というふうに表す。12ゲージなら1/12ポンド鉛球の直径ということになる。ただし、410ゲージだけは例外で0.410インチを表

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ショットガン
2016年04月19日12:30

金属式カートリッジの登場は、新しい形の銃を生み出すことになった。そのうちの一つがショットガン、つまり散弾銃である。銃器というのは軍用、つまり人を殺すために作られた道具であるが、ショットガンだけは狩猟用に作られたものである。鳥獣を仕留めるため

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金属式カートリッジ
2016年04月18日09:13

拳銃の話のところでも書いたが、初の金属薬莢式カートリッジは1836年にフランスのルフォーショーによって開発された。これはピンファイア方式というもので、実用性の面ではイマイチなものであった。やがて1847年にリムファイア式が登場する。リムファ

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小銃の進歩はヨーロッパが中心であることは言うまでもないが、1776年の独立以来、アメリカ合衆国が急速に台頭してくる。アメリカは戦争が無くても日常的に銃を必要とした。原住民との戦闘、国境が定まっていないところではメキシコとの争い。そんなわけで

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南北戦争
2016年04月16日13:45

銃と大砲と軍艦の話を、時代を下りつつ進めているが、ともに19世紀の後半になった。この時期に起きた最も大規模な戦争が、アメリカの南北戦争である。4年間に及んだこの戦争は戦史上初の総力戦となった。それまでの戦争というのは、王族や貴族などの支配者

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軍艦史(58)
2016年04月15日09:26

いよいよ蒸気船の登場となってきたわけだが、日本人にとって蒸気船といえば何と言っても「黒船」だろうと思う。アメリカのペリーが黒船で来航したのが1853年のことである。どうも一般的な日本人のイメージって黒船=蒸気船=鉄製というものじゃないかと思

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軍艦史(57)
2016年04月14日08:21

1853年から1856年まで戦われたクリミア戦争は、いくつかの新兵器が登場している。前に書いたペクサン砲もその一つだ。その他にもクリミア戦争では海戦に大きく影響をおよぼす新技術が使われた。その一つは機雷である。クリミア戦争は大国ロシアの膨張

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大砲(41)
2016年04月13日11:49

フランスで開発されたペクサン砲。そのアメリカンバージョンが、ダルグレン砲である。ペクサン砲が製造されたのは1841年からであったが、アメリカは1842年には早くも、ペクサン砲を艦船に搭載している。ちなみに搭載した艦船は、現在世界最古の就航可

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コルトM1855
2016年04月12日07:03

ここまでいくつか小銃について書いてきたが、全て単発式つまり1発ずつ弾を込め直す必要があるものだった。連発可能な銃としては、多銃身のものが作られていたがとてもじゃないが携帯できるようなものではない。拳銃の分野では、サミュエル・コルトがコルト・

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軍艦史(56)
2016年04月11日15:26

最大のライバル、フランスが装甲艦を就役させたとあっては、世界一の海軍国を自認するイギリスとあってはノンビリとしているわけにはいかない。ラ・グロワール竣工の報を得るやただちに装甲艦の建造に着手した。ラ・グロワール竣工が1859年。その2年後の

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大砲(40)
2016年04月10日09:11

ライフル砲の出現は、滑腔砲を時代遅れのものとしていったが、究極の滑腔式カノン砲とも言えるものが、アメリカで開発されたコロンビヤード砲である。1811年に開発されたものであり、分厚い鋳鉄製の大砲で口径18.5センチ、50ポンドの砲弾重量だ。当

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シャープス銃(2)
2016年04月09日09:14

前装式のライフルドマスケットと比べても、シャープス銃は弾速が速く、射程距離で上回っていた。これはフォーリングブロック方式によって、薬室が狭めらているためだった。マスケット銃よりも狭い薬室で同じ量の火薬で撃発するから、燃焼ガスの圧力は高くなる

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シャープス銃(1)
2016年04月08日09:22

前装式のマスケットは、ミニエー銃、エンフィールド銃の登場によって完成型になった。1850年代はこの形式のライフルドマスケットが世界中に広まっていく時期である。やがて1866年のプロイセン−ドイツの戦争で、後装式のドライゼ銃の優秀さが広まると

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軍艦史(55)
2016年04月07日10:53

1854年、フランスで最初の装甲艦が造られた。厚さ110ミリの鉄板と440ミリのオーク板による防御装甲を施されていた。動力として蒸気機関がつけられていたが、それでも速度は数ノットしか出ないというシロモノだった。しかし、フランスはクリミア戦争

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大砲(39)
2016年04月06日13:44

アームストロング砲は、多くの新機軸を盛り込んだ画期的な砲だったが、工作技術が未熟だったことと、欲を出して大型砲まで作ったことで、破綻をきたして消えて行った。お払い箱となったアームストロング砲は、当時南北戦争真っ最中だったアメリカに全て売却さ

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大砲(38)
2016年04月05日07:35

フランスのライット・システム、イギリスのアームストロング砲。どちらもライフル砲である。ライフル砲は砲弾がライフルに食い込むくらい、ギッチギチにきつくなければ意味がない。ライット・システムでは、ライフルに食い込ませるための突起が砲弾についてい

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大砲(37)
2016年04月04日06:53

いっぽうのイギリス。新型大砲の開発にあたったのは、実業家のウィリアム・アームストロング。彼はイギリス陸軍が、クリミア戦争において、野戦砲が重くて運用に困ってるという話を聞き、新型大砲の開発を始めた。当時の大砲はほとんどが青銅製であった。そこ

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エンフィールド銃
2016年04月03日09:38

ミニエー銃は1849年からフランス軍に配備されていった。ミニエー銃はこの時代の、他のどの銃と比べても卓越した性能を持っていた。有効射程距離は最も長かったし、命中精度もダントツだった。弾丸形状を球形→椎の実形に変えた効果は思いのほかあった。更

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軍艦史(54)
2016年04月02日13:37

砲艦は英語ではガンシップ。スピードを活かして、敵船に近づき砲撃をかます。帆船に比べるとずっと高速である、蒸気船にはうってつけの艦種と言える。実際、主力戦列艦よりも早くに蒸気機関化されている。1840年のアヘン戦争でも戦果を挙げている。まだ外

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大砲(36)
2016年04月01日09:42

1854年、フランス陸軍大尉アントワーヌ・エクトール・テゼ・トゥルイユ・ド・ボーリュー(長い!)がライフル砲の研究を行っていた。その成果が小銃のところでも書いた椎の実弾であった。ボーリューが考え出したのは、砲弾を椎の実状にし、砲身に6条のラ

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