mixiユーザー(id:17119814)

2022年01月21日08:44

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腰掛銀の謎(1)

今回のお題はこの図。角換わり腰掛銀でござる。といっても現代風の4八金型ではなく、
オールドファッションな昭和の腰掛銀だ。ご覧の通り双方の玉が入城を済ませている。こ
こは後手番だがここで7三桂と跳ねると完全な先後同型となるが

その形は先手が4五歩と仕掛ける「木村定跡」になる。木村義雄十四世名人が確立した定
跡であるが、完成度が非常に高く定跡の中の定跡とも言われている。そしてその木村定跡
の結論は「先手優勢」であるのだ。なので後手は7三桂は指しづらい

代わりに4三金右や4二金右としてガードを固めて待つ。そうなると仕掛けの権利は先手
だけが持つことになる。だがこのガードがなかなか堅く仕掛けても良くならない。7三桂
と跳ねてない形は桂頭攻めを絡められないので攻めが単純で受けやすいのだ

つーわけで昭和の腰掛銀はここから後手にひたすらガードを固めて待たれると仕掛けづら
く千日手になりやすい、ということで一気に斜陽化し指される頻度が激減した。今回はこ
の局面が本当に千日手になってしまうのか?を最新ソフト様に判定して貰おうという

とりまここでの後手の指し手だよねえ。今回は候補が多そうなので5手まで出した
候補1−4二金右で評価値110(互角)
候補2−6五歩で評価値118(互角)
候補3−7三桂で評価値135(互角)
候補4−4三金右で評価値185(互角)
候補5−1二香で評価値193(互角)
ふむう。ちょっと意外な結果かな?という感じだ。2番目の6五歩ってなんだ?

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