SRBMの東風11号、東風15号。MRBMの東風21号。と来ればお次はIRBMの
東風31号と来るってもんじゃあーりませんか。弾道ミサイルもIRBMともなるとかな
り大型となる。さらにICBMともなるともっともっと巨大になる
MRBMの東風2号、IRBMの東風4号、ICBMの東風5号。この3つを比較すると
東風2号−全長20m、直径1.65m、重量32トン
東風4号−全長28m、直径2.25m、重量82トン
東風5号−全長36m、直径3.35m、重量183トン
重量は倍々ゲームで増大しとるわけや。前にも書いた通り全固体式で大型のロケットを作
るのは難しい。さかいにIRBMとなるとなかなかなものがありそうだ。実際の経緯を見
てもかなり苦労しているようだぜ
開発計画は1983年から始まったとされるが、最初の試射が行われたのが1992年。
しかしこれは見事に失敗。その後も実験しては失敗を繰り返した。ようやく成功したのが
1999年のことだったと言われている。それぐらい固体式大型ロケットは難しい
民主国家ならこれぐらい失敗が多いと計画の見直しなんかが入りそうなところだが、この
あたりは独裁国家の強みというところであろうか。どんだけ失敗しようともどんだけカネ
がかかろうともどんだけ人が死のうとも、反対意見は全て抹殺して計画を遂行できる
ようやく実験成功した東風31号は全長13m、直径2.25m、重量42トン。同等性
能の東風4号と比べると大幅にコンパクト化されている。技術の進歩が伺えるところだ
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