西暦300年になった。八王の乱はここからが本番である。司馬倫の専横ぶりを見てこれ
は見過ごせん!と、皇帝の弟である淮南王司馬允が決起する。この人は八王には含まれて
いないが、「王」の称号を持つ者はたくさんいた
まさに司馬一族オールスターによるレッツ殺し合いである。この戦いは司馬允が強く優勢
に進む。宮城側も司馬允ガンバレ!という状態だった。そこで皇帝の旗を司馬允に与えよ
うということになった。つまり錦の御旗である。そうなると司馬倫はテロリスト認定だ
ところがこの旗を渡すために派遣された伏胤は実は司馬倫のスパイだった。伏胤は司馬允
を殺してしまう。思いもよらない事態になって司馬允軍は瓦解する。こうして司馬倫はピ
ンチを脱したのである。そして司馬倫の怒りは皇帝に向かう
もうこうなったら皇帝を廃して俺様自身が皇帝になってやるぜ!ということで、皇帝司馬
衷を脅迫して帝位を禅譲させたのだ。こうして皇帝の座はアホの司馬衷からアホの司馬倫
へと移譲されたのである、めでたしめでたし
とはならないわなそりゃあ。八王の残り五人は各地方に地盤があり兵力もあった。司馬倫
は彼等に金品を与えて懐柔しようとしたものの、あまりの自分勝手な振る舞いから斉王司
馬冏が許さんぞゴルァ!とばかりに挙兵し、その他の王にも決起を促した
これに呼応する者も居たし、むしろ司馬倫側につく者もいた。司馬倫陣営VS反司馬倫陣
営というわけでいよいよ司馬一族を二分する大決戦の始まりだ!盛り上がってまいりまし
たああ!という感じである。血みどろの戦いはますますエスカレートしていくのだ
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