司馬イツに仕えていた司馬雅と許超たちは憤り反乱を計画。八王の一人司馬倫に協力を要
請した。司馬倫は司馬炎の叔父で司馬亮亡き後、司馬一族最長老であり大きな兵力を保有
していた。司馬倫が協力してくれれば成功間違いなしと踏んだわけだな
ところがこの司馬倫はアホだった。そもそも文字の読み書きが出来ないほど頭が悪くて、
過去にさんざん不祥事を起こしてきた問題児でもあった。不祥事を起こすたびにとりなし
てきたのが賈南風。なのでどちらかというと賈南風派と目される人物だった
なんでまたそんなヤツに協力要請するかなーと思うが、それだけ兵力があったのと一族最
長老の座が重いということなのかな。さて司馬倫はアホだが配下に孫秀という狡猾な人物
がいた。この孫秀がこの要請を利用する一計を案ずるのである
この反乱計画を賈南風側に漏らす。そうすれば賈南風は司馬イツを生かしておいては危険
と判断して殺すだろう。そこで皇太子殺害の罪状を着せて賈南風一族を討ってしまえば、
実権は司馬倫のものになるぜというものだった。司馬倫は大いに満足してその案に従う
孫秀の策はまんまと嵌る。賈南風は司馬イツを殺し、その罪状を着せた司馬倫によって討
伐され一族郎党皆殺しとなる。これが西暦300年4月。国をうまく治めていた張華たち
もついでにとばかりに全員殺されてしまった
そして司馬倫は首相に相当する相国の座に就き、好き勝手に政治を動かすようになる。だ
けど文字も読めないようなアホだから実務のほうは孫秀が一手に取り仕切っていた。周囲
もアホの司馬倫を無視して孫秀のもとに集まり物事を決めるようになったというぜ
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