トゥルクマーンという民族は今のトルクメニスタンやウズベキスタンのあたりに居た。彼
らがイスラム教に帰依していった。そこでバグダッドのアッバース朝によろしく頼んます
と挨拶に行く。当時スンニ派王朝のアッバース朝はシーア派革命に手を焼いていた
シーア派勢力のブワイフ朝というのが今のイランからイラク東部にドーンと構えていた。
そこでアッバース朝はトゥルクマーンに対してアイツ等やっちゃってくださいよ、と依頼
する。ようがす!ということでトゥルクマーンがブワイフ朝を攻めて滅ぼしてしまう
アッバース朝大感激でトゥルクマーンにスルタンの称号を与える。これは皇帝の称号に相
当するもの。これによりセルジューク・トルコが誕生した。こうした経緯があるのでイラ
ン人はアラブ人とも仲が悪いがトルコ人とも仲が悪いのであるのだったりするぜええ
さてそのセルジュークさん、次の攻撃目標は現在のトルコの地を支配しているキリスト教
とかいう邪悪な異教徒の国、東ローマであった。ちゅうわけでセルジューク・トルコに攻
められている東ローマは南イタリアに多くの援軍を出すわけに行かなかったわけですわ
てなわけでノルマン人さん達南イタリアでもヒャッハー!する。ロベルト・グイスカルド
はシチリアを弟ルッジェーロに任せてイタリア半島南部でブイブイ言わす。やがて東ロー
マ勢力をイタリア半島から駆逐することに成功した
調子に乗りまくりのロベルトさん。こうなったら東ローマも征服しちゃうぞ!ということ
でアドリア海を越えてバルカン半島にまで攻め込んじゃう。こっちでもヒャッハー!して
いたがローマ教皇からヘルプ!の声が届いたのでイタリアに帰還したのである
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