先週末には落ちる一方だった原油価格がトランプ砲によって急上昇。まあ急上昇ちゅうて
もまだ28ドル。歴史的安値圏内には変わりないんやけど。トランプ君がサウジとロシア
が日量1000万バレルの減産で合意の見通し、みたいなツイートをしたためだ
でOPECプラス会合がつい先ほど、日本人が眠っている時間帯にあって。そこで日量8
50万バレルの減産で合意した。この減産量だってめったにないレベルの量だ。これで原
油価格は上がるのかな?とオイラなんかは思っていた
ところが23ドル台までナイアガラ状態で一気に急落。な、なんだってー!?という感じ
である。ニュース速報によると、コロちゃんショックによる経済活動停止で失われた原油
需要に遠く及ばないために下がったというのである
まさに「噂で上がって事実で下げる」という相場の格言を地で行ったような展開である。
なんでもコロちゃんショックによる原油需要の減少は日量3500万バレルにも及ぶんだ
そうだ。日量3500万バレルってとんでもない量である
いかに世界経済のダメージがデカイかというのを改めて思い知らされた感じである。現在
の価格だと石油掘っても黒字なのはサウジなどのペルシャ湾岸諸国だけ。ロシアはすでに
赤字である。ロシアよりさらに採掘コストがかかるアメリカ・カナダ・ブラジルなどはも
はや息していないというレベルである
先日ホワイティングというアメリカのシェールオイル企業が潰れたけど、同じような事が
またあるかも。そしてそうした企業の社債をしこたま持ってる日本の金融機関・・・
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